Tokyo 7th シスターズ［ライブレポート］圧倒的な輝きを解き放つパフォーマンスで大きな熱狂を生んだ「EPISODE 2053」2ndライブ＜Tokyo 7th シスターズ 2053 2nd Live Brightestar（ブライテスター）＞ライブレポート

取材＆文：塚越淳一

2023年12月16日（土）と17日（日）に行なわれた＜Tokyo 7th シスターズ 2053 2nd Live Brightestar＞。ライブに出演したメンバーは、両日ともに、星影アイ／奈々星アイ（CV：天希かのん）、一ノ瀬マイ（CV：星ノ谷しずく）、朝凪シオネ（CV：山田麻莉奈）、月代ユウ（CV：天野聡美）、タン・シヨン（CV：橘一花）、フラナ・リン（CV：長谷川玲奈）、恋渕カレン（CV：七海こころ）、一ノ瀬ミオリ（CV：小茅楓）の8人。それぞれのユニットに分かれ、キラキラ輝く最高のステージを見せてくれた。

ナナシスのライブで毎回楽しみになる開演前の影ナレ。“偉くなるのも楽じゃないんだねぇ。さぁて、あの子たちの活躍ずっと楽しみにしてたんだ、そろそろ始めよっか”という、とあるキャラクターに似た声が流れ、客席からはちょっとしたざわめきが起こっていた。

■Asterline
キュートなパフォーマンスを全力でお届け

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開演前、紗幕で見えなくなっていたステージ。オープニングムービーは、その紗幕に映し、この日の出演者を紹介していく。開演への期待感が高まっていく会場に「SERENDIPITY（セレンディピティ）」のイントロが流れ紗幕が落ちると、大きな階段のあるステージに立っているのは、もちろんAsterline。

奈々星アイの“最高にキラッキラなライブの始まりだよ！”の第一声から、3人の眩しいパフォーマンスがハジける。満員の観客に、そして2053の単独ライブとして初めて聞いた支配人（ファン）たちの大きな声に、ちょっと感激しているようにも見えた。スカートを大きく弾ませながら踊る3人。中でも大きく揺れていたのは一ノ瀬マイで、その元気溢れるパフォーマンスに、アイドル感たっぷりの朝凪シオネが続く。そして、それを見守るように2人に合わせていく奈々星アイ。3人が横に並んで踊ると、同じ振り付けなのに、それぞれの個性や立ち位置が本当によくわかる。「ミライノート」は、やはり支配人の合いの手が印象的。《燦々ミライノート Ring Ring 未来の音》のシンガロングは最高だった。曲中のセリフパートを、ライブに合わせて“この特別な時間、忘れないでね！”と一ノ瀬マイが語りかけていたのも会場を大いに盛り上げていた。可愛いけどエモい「ミライノート」から、さらにスピードを上げた「Starlight☆Asterism!!!（スターライトアステリズム）」では、3人からリラックスした笑顔が見られるようになり、カッコよくてキラキラしたパフォーマンスを届けていた。

MCでは一ノ瀬マイの超元気な“こんばんはーーー！”から、奈々星アイのいつものキラッキラな挨拶。朝凪シオネは照れながらも一ノ瀬マイに勧められてコール＆レスポンスをする。“好きな動物、何ですかー？”と問いかけると、しっかり朝凪シオネが好きな“ペンギンさん”と返ってきて、それを無邪気に喜んでいた。そこから本人になってのMCでは山田麻莉奈が、キャラでは躊躇していたコール＆レスポンスをやりたい！と言い出し、みんなで声出しをする。さらに2053の挨拶である“にーぜろ”“ごっさんです”のコール＆レスポンスもして楽しんでいた。また、この日の衣装が「O.YA.SU.MI Good night（オヤスミグッドナイト）」のイラストからアレンジしたものだと解説。可愛い衣装に3人はテンションも高く、何度もくるくる回ってお披露目していた。

「TSUBOMI et cetera（ツボミエトセトラ)」は、歌詞に寄り添った振り付けが可愛らしい。キュートな振り付けながら、歌詞にエモさがあるので、3人がそれぞれの想いを込めて歌っているのが強く伝わってきた。そういう意味で、歌割りも絶妙で、蕾だった3人がついに花開くんだなという未来も感じさせてくれた。続く「O.YA.SU.MI Good night」はスモークで覆われたステージの階段に座りながら、3人が代わる代わる歌っていく。2コーラス目からは立ち上がってダンスをしながら歌唱し、まるで雲の上にいるかのような幻想的な演出で楽しませてくれた。Asterlineの最後は、「Reach for the Meteor（リーチフォーザミーティア）」で熱く熱く盛り上がる。3人も最後の力を振り絞り全力でジャンプをして、次のユニットへバトンを繋いだ。

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