天野聡美［Tokyo 7th シスターズ キャストインタビュー］ステージに立つ声優として胸に秘めた情熱と決意「ライブに来てくださった方がナナシスをもっと好きになってくれる手助けができたら」天野聡美（Tokyo 7th シスターズ・月代ユウ役）インタビュー

インタビュー：塚越淳一
撮影：河邉有実莉

突き詰めていって、自分が納得するパフォーマンスを見せたい

ーー『Tokyo 7th シスターズ』というコンテンツの魅力を教えてください。

天野：
私が声優になってすぐの時に4thライブ（＜Tokyo 7th シスターズ 4th Anniversary Live -FES!! AND YOUR LIGHT- in Makuhari Messe＞／2018年）に招待していただいて観に行ったのが『ナナシス』との始まりなんです。声優さんがキャラクターとしてステージに立つライブを観たのも初めてで、それまでは、アニメやゲームで演技をする声優になりたいと思って声優になったので、ステージで自分が歌うことは考えてこなかったんですね。でも、4thライブを見た時に“私もやってみたい！”“そういう未来を切り拓いていきたい”と思ったんです。それまでナナシスには触れてこなかったんですけど、そのライブを観たことでファンになり、すぐにアプリを入れてプレイしました。

ーー“私にはできない”ではなく、“ステージに立ってみたい！”と思ったんですね。

天野：
自分ができるかできないかというより、みなさんが楽しそうだったし、キャラクターと向き合っているのが見えたので、私もやってみたいと思ったんですよね。

ーー歌が得意だから、歌いたい！とかでもなく？

天野：
人前で歌うとかは考えられなくて！　友だちとカラオケに行くのも少し抵抗があるくらいなんですよ（笑）。ダンスもバレエは6年間やっていたけど、ヒップホップなどには触れてこなかったので、ダンスをやる自分も想像できていなかったです。

ーーそうだったんですね。

天野：
で、そこでゲームをやって、たくさんのキャラクターがいて、エピソードもそれぞれにあって、ユニットがたくさんある。だから楽曲も幅広い。『ナナシス』の魅力というと、やっぱり曲の強さなのかなって思っちゃいます。特に私はライブから入ったので。もちろん、エピソードや音ゲーを楽しんでいる方も多いですし、私も音ゲーは好きなんですけど、天希かのんちゃんのレベルを見てから言い淀むようになってしまいまして……。なので、まだまだ私はライトプレイヤーですね（笑）。

ーー『ナナシス』に参加することになるきっかけは、オーディションですか？

天野：
オーディションを受けてみる？と言われて、ぜひやりたいです！と話しました。『ナナシス』のオーディションはキャラクターを自分で選べたんです。最初は、Stella MiNEとAsterlineのキャラクターが対象だったんですけど、月代ユウちゃんだけはないと思っていたんですね。私からは1番遠いキャラクターだと思っていたので。

ーー確かに、ライブのMCでキャラクターから自分に切り替わる時のギャップは、ダントツでした（笑）。

天野：
そうなんですよ。当日は朝凪シオネちゃんを受けていて、その時に“もう少し低い声でできますか？”とディレクションがあり、シオネちゃんのセリフを低く言ったんです。なので、受かったと聞いた時は、低い感じのシオネちゃんとして受かったのかな？と思ったら、まさかのユウちゃんで、すごく驚きました。

ーー月代ユウはどんなキャラクターですか？

天野：
クール担当だとは思うんですけど、クールと言っても幅広いと思うので、マイペースなクールな子です（笑）。星影アイちゃんもマイペースだから2人してマイペースなんですよね。その掛け合いも不思議で面白いんですけど。

ーー若干噛み合ってないですよね（笑）。

天野：
そうなんです！　でもお互いがお互いを見ているし、大切にしていることは伝わってくるんですけどね。あえて合わせる気がお互いないのかな……っていうのは感じました。あとは自分を持っているんですよね。Stella MiNEはカリスマで、トップに立ったアーティストですけど、もともと持っているものもあるとは言え、ユウちゃんのすごいところは努力家なところなんです。突き詰めていって、自分が納得するパフォーマンスを見せたい！という想いを持っているので、そこが魅力だと思っています。

ーー共感するところはありますか？

天野：
強いて言うなら、マイペースなところ？　自分のペースでしかできないので、そこは似ていると思うんですけど、どうなんでしょうかね。私はゲラなので、すぐに笑っちゃうんです。パフォーマンスは笑わずにできるんですけど、MCでアイちゃんがしゃべっているのを聞くと、笑いを堪えるのが大変で（笑）。セリフ量も全然違うので面白くなっちゃうんです。