山田麻莉奈［Tokyo 7th シスターズ キャストインタビュー］真心を込めて伝えていく愛あふれる成長物語「これからも演じて歌って、元気とパワーをお届けしていけたら」山田麻莉奈（Tokyo 7th シスターズ・朝凪シオネ役）インタビュー

インタビュー：塚越淳一
撮影：河邉有実莉

シオネちゃんと一緒に成長していっている感じが、今は楽しい

ーー『Tokyo 7th シスターズ』の魅力はどこにあると思いますか？

山田：
私は歌が大好きで、普段からよく聴いているんです。同じ事務所に道井悠さん（神城スイ役）がいるのですが、私がナナシスに決まった時に“ナナシスってどんな作品ですか？”と聞いたら“みんなの背中を押してくれる作品だよ”と言っていたんです。そのあと改めて曲を聴いたり、エピソードを見ると、確かに落ち込んだりする時に観ると元気が出るな！と思ったんです。特に私のいるAsterlineは、そういう曲が多いので、そこは魅力だなって思います！

ーー実際にアフレコなどをしてみて、どんなことを感じましたか？

山田：
私は『EPISODE 2053』から参加していますが、Asterlineは、スーパーアイドルのアイちゃん（CV.天希かのん）が、私が演じている朝凪シオネちゃんと一ノ瀬マイちゃん（CV.星ノ谷しずく）を引っ張っていってくれるんです。シオネちゃんは最初、ちょっと自分に対してマイナスな感情を持っているので、成長していくのを1番感じられるんですよね。だから一緒に成長していっている感じが、今は楽しいです。

ーーシオネちゃんは、どんな子ですか？

山田：
オーディションを受けた時から、自分に近いところがあると感じているんです。プロフィールを見た時も“透明になりたい”とあったり、真面目だから考えすぎちゃうし、完璧にやらないと！っていう気持ちを持っていたり、自信がないところもあるんですよね。私も自信が本当になくて、アイちゃんみたいに、失敗してもいいや！の気持ちでいけないんです。ちゃんと考えて一歩を踏み出すし、一歩を踏み出すのに勇気がいるので、共感し過ぎて、昔の自分を見ているようで、苦しかったんですよ（笑）。あと、エピソードを追っていくとわかると思うのですが、私、最初はすごく声を暗めに作っていたんです。こんな子いたっけ？っていうくらい存在感がない感じで声を作っていて。でもアイちゃんやマイちゃんと関わるうちに声が変わってきて、こんなに最初と違っていいのかな？と思ったんです。それをスタッフさんと話した時に“シオネちゃんは、ほかの人と話すのには壁があるかもだけど、2人と話す時はこのくらい明るめでいいんじゃない”ということになったんです。確かに2人といる時は本当にくだけていて、急に寝ちゃったり、膝枕してもらったりとかするんですよね（笑）。それがすごく可愛いです。しかもそういうところも私に近いんですよ。最初は猫みたいに慣れるのに時間がかかるのに、慣れてくるとベタベタしちゃうところがあるので、猫と犬の両面あるみたいなところは、同じだなって思います。

ーーそれにしても、なぜメンバーの奈々星アイが、あの伝説のアイドルである星影アイだと気づかないんですかね（笑）。

山田：
いや、私もそう思います（笑）。星影アイちゃんと3人でステージに立ったりしたんですけどね。眩しすぎて気づかなかったのかな。

ーーちなみに、自分に似ているところがあるのは演じやすいのですか？

山田：
演じやすいです！　オーディションもシオネちゃん一択でした。

ーー演じる時に大事にしている部分となると、話す相手によって変わるところとかですか？

山田：
慣れてくると明るい感じになるのは、もともと自分自身がそうだから、自分から引っ張ってきているところはあるかもしれないです。エピソードで、バイトをしている水族館でお客さんと話すシーンがあるんですけど、そもそもが人見知りなので、2人以外だといつもの感じになってしまうんです。昔ほどではないけど緊張はするので、そのあたりはいつも気をつけて演じています。