天希かのん［Tokyo 7th シスターズ キャストインタビュー］キャラクターとともに描く光り輝く未来「アイちゃんとはお互いに背中を押しあって、この先も一緒に前へ進んでいけたら」天希かのん（Tokyo 7th シスターズ・星影アイ／奈々星アイ役）インタビュー

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みんなでアイちゃんを作っています

ーーその中で、キャラクターの体現としてもリアルなステージに立つと思うのですが、そういう時はどのような感覚なのですか？

天希：
もともと私は演劇をしていたので、舞台みたいな気持ちなんです。声だけで表現するのと全身を使って表現するのは、そこまで変わらなくて。ただ声の演技ではイラストに頼っている表現を、ステージではアイちゃんに追いつけるように身体作りをしよう！というところは頑張っています（笑）。いつも声だけでやっているものを全身に伝播させているという感覚で、舞台に近いのかな。

ーーたとえば台本がない場合ってあるのですか？

天希：
台本がないことは、ナナシスさんではないです。かなり細部まで作り込まれているので、ライブの煽りで何か言いたい時は、確認させていただいています。リハで言ってみて、何も言われなかったら本番でもやる、みたいな（笑）。1stライブでは、Asterlineで“キラキラの光、もっと見せて”というセリフがあったんですけど、そのあとにアイちゃんなら“ありがとう”って言いたいなと思って。リハで言ってみたら、直してほしいとは言われなかったので、これはいいということだな！って。

ーーそれって、この子ならこう言うだろうっていうのが勝手に出てくるってことですよね。

天希：
やりたいなって想いから自然と出てくるんですよね。でも、キャラクターを1人で作っているわけではなく、私たちは最後の声を入れるところをやっているだけなので、脚本家さんがセリフを提案するように、私もライブでこういうことを言ってもいいですか？って提案するみたいな感じで、みんなでアイちゃんを作っているんです。

ーー今は、声優さんもリアルライブに出演したりするので、ダンスを覚えたり歌を覚えたり、身体を作ったりで大変だと思います。トレーニングもしますよね？

天希：
これは100問100答で書いたんですけど、ライブのセットリスト案をいただいた時、今の私には無理だ！　鍛えないと！って思ったんです（笑）。で、速攻でランニングマシンを買いまして、ナナシスなので時速7キロにして、Stella MiNEとAsterlineは両方ライブでは5曲歌うので、セトリ順で曲を流して、自分のパートを軽く口ずさみながら走っていました。なので、けっこう体力は安定してきましたね（笑）。

ーーあと、クラシックバレエをやっていたとのことですが、ダンス自体はどうでしたか？

天希：
ダンスはやったことがないので、ライブに向けてのレッスンで練習をしました。ダンスを指導してくださった先生には、細かく相談をさせていただきましたね。Stella MiNEは特にカッコいい感じなので、バレエが出てしまうとちょっと違うというか。しなやかさはいいのですが、柔らかではないので、キメたいところをキメるコツとか、この時はどっちを見ていたらいいかとか、重心をどっちに置いた方が移動しやすいですか？とか、すごく相談させていただきました。

ーー天希さんは、2つのユニットに所属しているから大変ですよね。

天希：
でも本当に楽しいんです！　役者冥利に尽きるというか。アイちゃんはしゃべる時は変わらないんですけど、歌う時は全然違うパフォーマンスをするので、それをやらせていただけることが嬉しくて。ライブの時は、纏う雰囲気から変えようと思って、頑張っています！

ーーライブのレッスンでは、2つのユニットごとに練習していたんですよね？

天希：
レッスンのスケジュールをめちゃめちゃ頑張って組んでくださって。私はAsterlineをやったあと、1時間休んでStella MiNEとか。そういう日もありました。その1時間の休憩中に、先生に質問しに行ったりもできたので、むしろありがたかったです。

ーーユニットごとで練習の雰囲気も違うのですか？

天希：
どちらもメンバーはほわほわしているので、和やかな感じでした。天野聡美ちゃんもほわほわしているので。ライブの最後に全員で歌った「Along the way」は本人での歌唱だったんですけど、そこでユウちゃんではない、聡美ちゃんの歌い方が見られるんです。実は自分で歌うと聡美ちゃんの方が高いんですよね。普段とは逆なので、自分的には面白かったです。雰囲気が違うのはRoots.さんですかね。あそこは陽キャだと聡美ちゃんから聞いています（笑）。ですので、聡美ちゃんはStella MiNEにいる時とRoots.さんにいる時で、雰囲気が違うかもしれません。

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