ミユ（Fuhua）［インタビュー前編］夢を抱いて踏み出した一歩「このオーディションの“孵化”というコンセプトは自分にぴったりだと思った」ミユ（Fuhua）インタビュー前編

インタビュー：竹内伸一
撮影：武石早代

京都にいた頃はちょっとませていたと思います

――メンバー全員でのインタビューで、“引っ込み思案な性格を変えたいと思ってオーディションを受けた”とおっしゃっていましたが、子どもの頃から、どちらかというと内気な性格でしたか？

ミユ：
保育園の頃はめちゃくちゃ大人しい子でした。でも、その後は周りに賑やかな子が多くて……自分はそんなにうるさい子ではなかったと思うんですけど、それほど大人しい子でもなかったと思います（笑）。

――その頃はどんなことに興味がありましたか？

ミユ：
ずっと友達とおままごとをしていました（笑）。

――それが1番の楽しみだったんですか？

ミユ：
そういうわけではなくて……小学2年生から6年生までダンスを習っていたので、それが楽しみだったかもしれません。でも、ちゃんとしたダンスというよりは“ダンスの楽しさを学びましょう”っていうような、ゆる～い感じだったんです。だから、基礎も全然なっていないようなダンスをしていました（笑）。

――“まずはみんなで踊ってみましょう”というような感じだったんですね。

ミユ：
はい。最初は2年生の時に劇団に入ったんです。その劇団も“劇をやってみましょう”っていう感じだったんですけど（笑）。その劇を習っていた何人かで、“ダンスもやってみましょう”ってことになったんです。

――劇団に入ったのは、どんなきっかけだったんですか？

ミユ：
友達に誘われて。

――芝居をしたり踊ったりすることに興味はありました？

ミユ：
ダンスも劇も友達に誘われて始めたので、自分からやろうと思ったことではなくて。それで、やっていくうちに好きになっていったという感じです。

――仲がいい友達に誘われるがままに始めてみたら、意外と楽しかったと。どんなところに面白さを感じていましたか？

ミユ：
仲のいい子と一緒にやっていることが楽しかったんです。あと、発表会が好きでした。気持ちがワクワクして……ステージに立つことが好きでした。

――ステージに魅せられたというのは、根っからのアイドルですね。オーディションではすごく緊張していろいろ失敗もあったと言っていましたけど、ステージに立つ時は緊張しないんですか？

ミユ：
緊張します。

――でも、舞台に立つワクワク感の方が大きい？

ミユ：
そうですね。今もそんな感じですね。

――小学生の頃、ほかに習い事はしましたか？

ミユ：
中学生の頃に、ちょっとだけ“公文”をやっていたくらいです。塾に行ったり、家庭教師に来てもらったりというのはありました。

――小学生の頃は、どんなことにハマりました？

ミユ：
小学5～6年生の頃には、もう周りのみんながメイクとかしていたり、TikTokを撮ったりしていたので、私もやっていました。小学6年生までは京都にいたんですけど、京都にいた頃はちょっとませていたと思います（笑）。中学生になって山梨に引っ越すんですけど、山梨には周りにそういう子がいなかったので、メイクもしなくなりましたし、TikTokを撮ったりもしなくなりました。

――引っ越しをして環境が大きく変わった？

ミユ：
めっちゃ変わりました。山梨でも山の方なので、自然が多くて（笑）。ほかに何もないんです。田んぼと畑と林と森みたいな感じです。移動するのにも車が必要で。友達の家とも距離が離れているので、あんまり遊んだりもしなくて。