ハルコ（Fuhua）［インタビュー前編］芸術とバレエの世界で生きていた女の子が見つけた新たなる自身の可能性「私自身もバレエをやっていたこともあって、IZ*ONEの優雅な感じのダンスがすごく好きだったんです」ハルコ（Fuhua）インタビュー前編

インタビュー：竹内伸一
撮影：武石早代

あの頃が1番楽しかったかもって思うくらい、中学で始めたダンスは楽しかった

――小さい頃はどんな子どもでした？

ハルコ：
親が言うには、お風呂場でスクワットしていたらしいです。“遠目から見たら長州力みたいに見えた”って（笑）。めっちゃ暴れている子だったみたいです。記憶にはないんですけど。

――活発な子どもだったんですね。

ハルコ：
そうですね。走り回ったりしていました。お兄ちゃんと弟がいるので、その影響も大きいかもしれません（笑）。習い事も水泳やバレエといった運動系が多かったです。習い事はいろいろなことをやりました。その中でダンス系と、絵を描くことが好きになって、その2つに絞っていったという感じです。

――ちなみに、ほかにはどんな習い事をしたんですか？

ハルコ：
そろばんもやりましたし、ピアノもちょっとやりましたし、4～6年生では管弦楽部にも所属していました。

――習い事は自分からやりたいと言って始めたんですか？

ハルコ：
ほとんどは親から（笑）。“お兄ちゃんもやっているから、あなたもやりなさい”みたいな感じでした。兄弟3人でほぼ同じ習い事をやっていましたね。それで、“平泳ぎができるようになったら水泳を辞めてもいい”“3級を取ったらそろばんを辞めてもいい”という感じでした。

――ご両親は、1つのことを長く続けさせようというのではなく、いろいろな経験をさせようという方針だったんですね。

ハルコ：
そうですね。その中で、自分に合ったものが見つかればいいからって。

――それで自分に合っていたのが、バレエと絵だったんですね。何歳くらいから始めて、いつ頃までやっていたんですか？

ハルコ：
バレエは3歳からです。ピアノかバレエのどちらかをやらせるということになって、お兄ちゃんも弟もピアノだったんですけど、私はバレエにしました。中学3年生くらいまでやっていました。最初は、踊っているだけで楽しかったんですけど……長く続けているうちに情が移るというか、先生に辞めるって言ったら悲しむかなって思っちゃって。ダンスもそうですけど、バレエって終わりがないじゃないですか。これができたら極めたみたいなことがないので。親もどこで“辞めていい”って言ったらいいのかわからなかったんだと思います（笑）。中学受験をする頃には、もう“辞めたい辞めたい”って思ってました（笑）。でも全然言い出せなくて、高校受験をする時に“受験があるので”って言い訳をして辞めました（笑）。それから、普通のダンスを始めたんです。小学6年生くらいから、KARAとか、K-POPがすごく流行って、そのダンスに興味を持ったんです。中学の時は“バレエは才能ないし、ダンスがやりたいな”ってずっと思いつつ、バレエをやってました（笑）。

――自分でやりたいと思って始めたダンスは楽しかったですか？

ハルコ：
楽しかったです！　あの頃が1番楽しかったかもって思うくらいです。