リリサ（Fuhua）［インタビュー前編］強い音楽愛が導いたアイドルとしての大いなる目標「1番観に行っているライブ会場は武道館。だからこそ、いつかFuhuaで武道館に立ちたい」リリサ（Fuhua）インタビュー前編

インタビュー：竹内伸一
撮影：武石早代

勉強、スポーツ、音楽……何でも完璧にやりたいタイプだったと思います

――小さい頃はどんな子どもでしたか？

リリサ：
小学校の頃はわりと大人しくて。勉強、スポーツ、音楽……何でも完璧にやりたいタイプだったかなと思います。習い事で音楽とスポーツをやっていましたし、勉強でも、テストは毎回100点を取ろうと思って頑張っていました。けっこう優等生タイプの子どもだったと思います（笑）。でも、中学生になると“おバカ”というか、けっこう抜けているところが出てきた感じで、真面目っていうタイプからは、ちょっと外れていった気がします（笑）。ただ、今でも“真面目な性格だね”って言われることは多いんですけど。

――何でも完璧を目指していたところから、それをしなくなったというのは、何かきっかけがあったんですか？

リリサ：
中学受験をしたんです。そうしたら、周りにできる子がたくさんいて。私がやらなくてもみんなできるからいいかなって、ちょっと遠慮したというか（笑）。勉強もそれなりにして、普通の人に溶け込むようになりました（笑）。

――“自分が頑張らなくても、このクラスは大丈夫だ”みたいな気持ちになったんですか？

リリサ：
そうですね。小学校の頃は学級委員とかもやっていたんですけど、中学の時は、“私がやらなくても、みんなできるからいいかな”みたいに考えるようになりました。

――本来は積極的に前に出る性格ではなかったのかもしれないですね。

リリサ：
“みんなができないっていうなら、私がやるけど”みたいな感じで、空気を読んで生活していたのかもしれないです。

――わりと周りの空気を察して行動するタイプですか？

リリサ：
そうですね。小学生の頃は積極性のあるタイプだったと思いますけど、それも周りを見てそうしていたような気もします。

――スポーツをやっていたそうですが、何をやっていたんですか？

リリサ：
小学校の5年間、サッカーを。始めたのは姉の影響なんですけど、姉が地域のサッカークラブに入っていたので、私も入りました。スポーツは好きで、市のマラソン大会に参加したりもしていました。小学校低学年の頃は、その大会で1位を取るのを目標に、父親と毎晩練習していましたね。

――スポーツでもやはり完璧を求めていたんですね。ちなみにサッカーのポジションは？

リリサ：
最初はフォワードだったんですけど、だんだん下がっていったんですよ。成長に合わせてですかね（笑）。最終的にはディフェンダーをやっていました。

――憧れていた選手はいましたか？

リリサ：
なでしこジャパンがワールドカップで優勝した時期だったので、澤穂希選手を見て練習していました。

――サッカーでも完璧を求めて練習に取り組んでいたんですか？

リリサ：
サッカーはそんなに出来はよくなかったです（笑）。それでも、中学受験の前までは続けていました。