スズナ（Fuhua）［インタビュー前編］真の強さを手に入れた過酷な学生時代を振り返る「腰が疲労骨折になってしまったり……」スズナ（Fuhua）インタビュー前編

インタビュー：竹内伸一
撮影：武石早代

母にずっと騙されていたというのが、記憶に残る古い想い出です（笑）

――小さい頃はどんな子どもでしたか？

スズナ：
母によると、買い物とかに行ってもずっとお母さんのそばにくっついている感じだったそうです。“お菓子が欲しい！”って勝手に走って行っちゃったりすることはまったくない子だったみたいです。

――人見知りだったんですか？

スズナ：
心を開くまでは時間がかかる方だと思います。心を開かないと素が出せなくて。メンバーにはちょくちょく出せていけるようになりました（笑）。

――記憶に残っている1番古い想い出は何ですか？

スズナ：
家では犬と猫を飼っているんですけど、私が生まれる前から家にいた犬がいたんです。それが毛が抜ける犬種で、小さい頃に私にアレルギーが出ちゃったんです。それで家では飼えないんで、おばあちゃんの家に引き取ってもらいました。でも、お母さんがどうしてもまた犬が飼いたくなってしまって、毛が抜けない犬種を飼ったんです。“やっぱり飼いたくなって買った”って言うと、おばあちゃんが怒るから、私には“知り合いの方から譲ってもらった”って言っていたんです。私、小学校の高学年くらいまで、ずっと母の話を信じていて。えっと、小さい頃ずっと騙されていたというのが、記憶に残る古い想い出です（笑）。

――猫の毛は大丈夫なんですか？

スズナ：
今は大丈夫なんですよ。克服しました。

――子どもの頃にハマっていたことはありますか？

スズナ：
鉄棒が好きでした。幼稚園児なのに、空中逆上がりができたんですよ。回っていました。

――趣味の欄に体操とありましたが、幼稚園の頃からやっていたんですか？

スズナ：
幼稚園の頃に“ちびっこ体操クラブ”に入ったんです。6～7年やっていました。でも、バク転とかはできないです（笑）。

――自分からやりたいと思って通い始めたんですか？

スズナ：
幼稚園の頃、入っている子が多かったので、その波に乗って入りました（笑）。でも、小学校に上がってからも続ける子は少なかったので、多分、私がやりたいって言って、お母さんに頼んで続けたんだと思います。

――では、小学生の頃に1番熱中していたのは体操だったんですね。今、アイドルになって、体操が役立っているなと思うことはありますか？

スズナ：
オーディションの時に、やるネタがなくてどうしようとなった時に体操を披露して、“おお、すごい！”って言ってもらっていました。今回のオーディションでは、やらなかったんですけど（笑）。