月埜ヒスイ（アンスリューム）［アザーカット＆インタビュー］引きこもり生活からアイドルの世界へ「最終的には“アイドルが好き”という気持ちが上回った」 月埜ヒスイ（アンスリューム）『PnR』vol.2アザーカット＆インタビュー2

インタビュー：冬将軍
撮影：鳥居洋介
ヘアメイク：中村留里
スタイリング：馳尾潤子（Jstyles）

このまま死ぬのはマズい。怖かったんですよね、何もしてない自分が

ーーなぜアイドルを始めたんですか？

月埜：
そもそもアイドル自体を、アンスリュームも逃げるように始めたんですよ。ずっと家にいて“まずい……”と思い始めて。周りの友達が働き始めて、“遊びに行った”“旅行に行った”という充実したSNSを見てたら、部屋に引きこもって、ずっとゲームして、YouTubeを観ている自分は何をやってるんだ……って。このまま死ぬのはマズいと。怖かったんですよね、何もしてない自分が。どうするんだ、この先……？　という、今まで持つべき不安が急に、一気に襲って来て……。

ーーそこでアイドルを選らんだ理由は？

月埜：
日本の地下アイドルも好きだったので。あのー、これ、ものすごく動機が不純なんですけど……“地下”アイドルだったら、遊びじゃないけど……習いごとじゃないけど……人として欠けている自分でも、ちょっとお小遣いくらいなら稼げるんじゃないかな、という本当に軽い気持ちで、オーディションをネットで探しまして。今のプロデューサーがもう1つ、アンスリュームのほかにグループを持ってるんですけど、それのオーディションに応募したんです。

ーーPOMEROですよね。

月埜：
そうです。それで“会いましょう”となって、プロデューサーに会ったんです。そしたら、すぐに“やりましょう”と言われて、“わーい”って喜んだんですけど、ママに“大丈夫なの？　そんなわけわからないところ”って言われて。確かにわけわからないし、ウチのプロデューサー、なんか胡散臭いんですよ（笑）。それで反対されてできなかったんです。でも、プロデューサーからずっと連絡が来ていて。“またやりたいと思ったらいつでも連絡して”とか、こっちが連絡しなくても、“どう？　なんか変わった？”って。

ーープロデューサーさん、月埜さんにベタ惚れじゃないですか。

月埜：
はい（笑）。それでめっちゃママを説得して。最終的に説得できたんですけど、もうPOMEROはデビューしてしまったあとで。“じゃあ、新しいグループを作ろう”ということになりました。それがアンスリュームで、つきが1人目のメンバーなんです。

ーーアンスリュームは月埜さんのために作られたグループだったと。でも軽い気持ちとはいえ、地下アイドルは人前に出る職業じゃないですか。ゲームやYouTube三昧の生活からいきなり、よくそこを目指す気持ちになりましたね。

月埜：
それだけアイドルが好きだったんです。高校生の時、人前でしゃべるのも、顔を見られるのも嫌で。醜形恐怖症じゃないですけど、顔に手を当てて隠しながらしゃべるみたいな。そのくらいの歳の女の子たちって、自分の容姿について敏感というか、周りの子たちが自分の顔についても他人の顔についても敏感だったから。自分はそんなふうに思ってなかったのに、一緒にいて話を聞いてたら自分もそういうふうに見られてるのかなって思っちゃって、他人から見られることが嫌になっちゃった。だけど、最終的には“アイドルが好き”という気持ちが上回ったんです。だからやろうという考えになりました。でもデビューして最初の頃は全然笑ってなかったです。まぁ、キャラ的には笑わなくても許されてましたから。

ーー月埜さんをその気にさせた、好きだったアイドルは誰ですか？

月埜：
バンドじゃないもん！（MAXXNAKAYOSHI）が本当に好きで。今も大好きなんです。初めてバンもん！さんと一緒になったのは、新木場（USENSTUDIOCOAST）のいろんなグループが出演するイベントで。小さいステージから大きいステージまでたくさんあって、バンもん！さんは1番大きいメインステージで、ウチらは1番小さい野外のトラックのステージ。だから共演したとは言えないけど、同じイベントに出てるっていうだけで嬉しかったです。それでバンもん！さんのライブを観て、“念願が叶った！　もうアイドル辞めてもいい！”と思いました。辞めなかったですけど（笑）。それで、2020年の11月に2マンライブをやらせていただいて。その時初めて、“ここまでちゃんとアイドルやってきたんだ”って思いましたね。

ーー正真正銘、同じステージに立てたわけですね。ちなみに推しは誰ですか？

月埜：
ななせぐみちゃんっ！　可愛い。私、小さい頃から青や水色が好きで、ななせぐみちゃんは担当カラーが水色なんですけど、青や水色の女の子を目で追っちゃう癖があって。だからというわけでもないんですけどね。可愛いなぁって、大好きですね。2人で写真撮ってもらったんですけど、緊張してめっちゃブレてた（笑）。

ーー想いは伝えられたんですか？

月埜：
あんまりしゃべると自分、気持ち悪くなるなと思って（笑）。頑張って控えめに言ったんですけど……それでも気持ち悪かったと思います（笑）。

本記事は、『PnR』vol.2収録インタビューを再編集した特別版です。

月埜ヒスイ プレミアムグッズ　1月20日（木）まで期間限定販売中！

直筆サイン入り特大A2アクリルパネル
価格：各￥55,000（税込／送料別）
サイズ：A2（440mm×614mm×5mm）／1,700g

直筆サイン入りアクリルキューブ
価格：各￥19,800（税込／送料別）
サイズ：120mm×120mm×20mm／500g

直筆サイン入り特大A2写真パネル
価格：各￥11,000（税込／送料別）
サイズ：A2（440mm×614mm×7mm）

■商品概要
今回のグッズは、惜しくも『PnR』vol.2誌面には掲載されなかったアウトテイク写真を使用したアクリルパネル、アクリルキューブ、パネルをラインアップ。

アクリルを写真に圧着させたアクリルパネルとアクリルキューブは、高級感のあるプレミアムな作品となる。

絵柄は3パターン。すべて月埜ヒスイの直筆サイン入りで、今しか購入できないレアな限定商品。

■受注期間
2021年12月21日（火）〜2022年1月20日（木）23:59まで

■発送時期
本商品は2022年3月中旬以降の発送を予定しております。ご注文いただいたお日にちの順番に応じて配送を開始。地域によって配送状況が異なる場合がございますので、予めご了承ください。また、事前に個別での配送日のご案内や日時指定はお受けできません。

■注意事項
※写真は商品イメージです。実際の商品と多少異なる場合がございます。
※キャンセル不可商品となります。
※お客様の都合によるお届け済みの商品のお取り替え、ご返品はご容赦願います。
※未成年者の場合は親権者の同意を得た上でご購入ください。
※アーティストのサインのみで、お客様の宛名の記入はございません。なお、サインを書き込む位置の指定はできません。
※サインはアーティストが自筆で記入するため、その過程において一部汚れや傷、折れが発生している場合がございます。返品・交換などの対応はいたしかねますので、ご了承ください。
※パネルは素材、印刷、加工の特性上それぞれ仕上がりが異なり、多少のかすれ、インクの写りなどに個体差ございますが、不良品ではございません。
※商品到着時に状態をご確認いただき、運送の上の都合によるキズ・へこみが見られる場合はまずは運送会社にお問い合わせください。

月埜ヒスイ インタビュー全編はこちら！　『PnR』vol.2インフォメーション

発売日：2021年12月21日（水）
仕様：A4判／144ページ（オールカラー）
価格：￥1,980（税込）

■表紙
兒玉遥

■出演
奥津マリリ（フィロソフィーのダンス）
月埜ヒスイ（アンスリューム）
新谷真由（パラディーク）
くりえみ
染谷有香
百瀬りえ（『小悪魔ageha』編集長）

出演者それぞれ20ページ前後のボリュームで、水着やランジェリーを身にまとった撮り下ろし写真とともに、これまでの人生をじっくりと振り返った10,000字を超えるインタビューを掲載。今、大きな輝きを放っている女優、アイドル、グラビアタレント、コスプレイヤーの素顔や生き様を、美しい写真とロングインタビューでお届けする1冊となる。