=LOVE、わーすた、CYNHN、NEO JAPONISM…… 2020年夏を盛り上げる攻めに攻めた曲8選|「偶像音楽 斯斯然然」第37回

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=LOVE、わーすた、CYNHN、NEO JAPONISM…… 2020年夏を盛り上げる攻めに攻めた曲8選|「偶像音楽 斯斯然然」第37回

これはロックバンドの制作&マネジメントを長年経験してきた人間が、ロック視点でアイドルの音楽を好き勝手に語る、ロック好きによるロック好きのためのアイドル深読みコラム連載である(隔週土曜日更新)。

Ringwanderung「es」 緻密で綿密な鍵盤ロック

7月23日に新木場COASTで行なわれた<アイドル甲子園>にて初めて知ったのが、このRingwanderung(リングワンデルング)。たまたま耳に入った緻密なサウンドプロダクトに誘われるがまま、トレーラーのステージに見入ってしまった。

es/Ringwanderung ライブ映像

鍵盤を軸とした計算高いトラックにダンサブルなリズム。ポストロックだったり変拍子を用いてマニアライクな方向へ持っていくことは多かれど、綿密に練りながらも耳障りよく聴きやすい品のよさでまとめ上げている手腕は見事。全員がちゃんと歌えるし、軍服風の衣装やコンテンポラリー的なステージングも印象的で、どこか近未来を感じさせる不思議なグループカラーも面白い。調べれば、新興の芸能事務所による初のアイドルグループとのこと。2019年11月始動。この記事がアップされる翌日16日に初となる楽曲配信が開始される。なんとも今後が楽しみなグループである。

=LOVE「CAMEO」 得体の知れない異国風ハウス

最後は思わぬところから知った指原莉乃プロデュースの=LOVE「CAMEO」。この連載でよく触れているのがK-POPの話題で。先日“K-POPとJ-POPの違い”について書いたところ、おかげさまでいろんなところから反応をいただいて嬉しい限り。その中で“=LOVEの新曲どうですか?”と言われたのだが、申し訳ないけど=LOVEに関しては、存在と何曲か聴いたことある程度で、熱心に追っているわけでもなく。それで初めてちゃんと聴いたんだけど。

“え? こんなマニアックなことやってるの?”

=LOVE(イコールラブ) / CAMEO DANCE&LIP ver.【MV full】

確かにK-POPを意識してるところもありつつのJ-POP。80s’ハウス、当時のアニメのエンディングテーマなどによく用いられていた、得体の知れない中華っぽいオリエンタル風味、謎の中毒性をバシバシ感じる。“K-POPとJ-POPの違い”でも触れたK-POPさを感じるメロディと言葉の置き方を冒頭から感じるわけで、語尾の猫撫で声っぽい上げ方、アガりきらずにテンションをぬらっと躱していくようなアンニュイなサビも秀逸。これだけでもハイクオリティな完成度を誇っている楽曲になっているわけだが、Cメロの歌い上げがしっかり入ることによって、日本のアイドルグループとしてのポップさを高らかに示している。

MVの仕上がりもカッコ可愛くて素敵。とくにDANCE&LIP ver.はビジュアル面含めて何度も観てしまう。まだグループのアイデンティティが〜、とかそこまで掘れてはいないのだが、今後も要チェックしていきたい。

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