アイドル無知なアラフォーV系女子がMIGMA SHELTERに惹かれたワケ|「偶像音楽 斯斯然然」第4回

アイドル無知なアラフォーV系女子がMIGMA SHELTERに惹かれたワケ|「偶像音楽 斯斯然然」第4回

アイドル無知なアラフォーV系女子がMIGMA SHELTERに惹かれたワケ|「偶像音楽 斯斯然然」第4回MIGMA SHELTER、THERE THERE THERES、グーグールル、AqbiRec所属グループの深遠なる音楽性の魅力を紐解く

これは、ロック畑で育ってきた人間がロック視点でアイドルの音楽を好き勝手に語る、ロック好きによるロック好きのためのアイドル深読みコラム連載である(隔週土曜日更新)。

5月6日に、新木場STUDIO COASTで行われた<ギュウ農フェス 春のSP2019>。大トリを務めたMIGMA SHELTERのステージは圧巻だった。

轟音や爆音が迫り来る様を“音の洪水”と表現することもあるが、この日のMIGMA SHELTERが放つサイケデリックトランスのレイヴは少し違っていた。音量や音圧といった表面上のところだけに収まりきらない膨大なサウンドの情報量によって、聴覚と視覚、身体中の感覚すべてが侵食されていく。まるで音の海の奥底へと沈められていくような気分だ。深く、もっと深くへと。

STUDIO COASTのメインフロア天井に吊り下げられた真っ赤な34機の4ウェイフルレンジアンプ付スピーカー、通称“オクタゴンスピーカー”。会場に入れば必ず目入るその存在は、アイドルファンのみならず、多くのロックファンも知っているはず。しかし、あの音を体感した人は少ないだろう。日本最大級のフェス型クラブイベント<ageHa>で使用されるこの怪物音響システムをアイドルのライブにて導入する。そんな前代未聞の試みが、本フェスの大きな目玉でもあった。

昨年もこのイベントの怪物音響を操り、多くのオーディエンスの度肝を抜いたMIGMA SHELTER。今年は余裕と貫禄すらを感じさせるステージだった。サウンドのみならず、パフォーマンスも新体制に移行してまだ2ヵ月足らずとは思えなかった。

アイドルを好きになってよかった——。

そんなMIGMA SHELTERに心奪われたヴィジュアル系ファンの話である。

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