りさ（まなみのりさ）×櫻井優衣（FRUITS ZIPPER）［対談］“解散”と“デビュー”の奇跡の邂逅「想いのバトンとして繋いでいけたら」「選んでくださった想いに相応しいグループでいたい」 りさ（まなみのりさ）×櫻井優衣（FRUITS ZIPPER）特別対談

編集協力：村田誠二

3人一緒に成長してきました（りさ）

――今回は、対バンライブイベントを間近に控えたお2人にご登場いただきました。

櫻井優衣：
緊張してます（笑）。

りさ：
私も（笑）。今まで、アイドル同士1対1の対談ってなかったので。グループ同士の対談はあったんですけど、1対1は15年目で初です（笑）。

――そうなんですね（笑）。おふたりは完全に初対面ですか？

2人：
そうですね！

りさ：
ただ（櫻井は）今までアイドルさんをいろいろやられてたと思うので、何度か共演はしてるんです。

櫻井：
そうなんです。同じイベントに出演させていただいたことはあるんですけど、入り時間とかが全然違くて、お会いすることができなかったので、お名前だけずっと眺めてました（笑）。だからお会いできて嬉しいです。何年ぶりの、って感じで。

りさ：
そうそう！　楽しみにしてました。

――櫻井さんは、芸能活動は何年になるんですか？

櫻井：
9年目ですね。

――FRUITS ZIPPERは活動が始まってちょうど2ヵ月経ちましたけど、いかがですか？　

櫻井：
コロナの影響もあって、お披露目の予定が最初4月10日だったのが24日に延期になっちゃったり、はじめは不安な気持ちばっかりでしたけど、デビューさせていただいてからいろんな方に支えていただいて、いいスタートが切れてるなって少しホッとしてます。

――手応えはどうですか？

櫻井：
まだこれからだなって思いますけど、スタートとしてありがたいことがたくさんあって、目まぐるしい日々を過ごさせていただいているので、FRUITS ZIPPERはすごく幸せ者だなって思ってます。

――順調なんですね。りささんは、デビュー当時を振り返ってみていかがですか？

りさ：
CDが出せることがただただ嬉しかったですね！　小学生の頃からアクターズスクール広島に通っていて、2007年の高校生の時に3人でオーディションに受かったんです。やっとデビューできるんだって、本当に嬉しかった。でも当時って、アイドルブームがちょうどなかった時期で、“アイドルって何？”みたいな……アイドルって言っただけで、ちょっと白い目で見られるようなところもあったので、苦しい時もありました。初めてのインストアライブは広島の片隅で、5人くらいのお客さんの前で歌ったり。メンバーのお母さんたちとファンの方数人みたいな。

――広島に根付いたグループでしたから。

りさ：
そうですね。広島出身で地元で活動させていただいてましたから。広島に育ててもらったから、今のまなみのりさがいます。

――そういう意味で、2組はスタート地点から違いがあるんですね。

りさ：
3人で一緒に成長してきて思うのは、優衣ちゃんは……優衣ちゃんって言っていいのかな（笑）……アイドルをいろいろ経験してきた中で、新しい場所に入っていくのは大変なこともあったんじゃないかなって。

櫻井：
大変です（笑）。