りさ（まなみのりさ）×櫻井優衣（FRUITS ZIPPER）［対談］“解散”と“デビュー”の奇跡の邂逅「想いのバトンとして繋いでいけたら」「選んでくださった想いに相応しいグループでいたい」りさ（まなみのりさ）×櫻井優衣（FRUITS ZIPPER）特別対談

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FRUITS ZIPPERは世代問わずファンの方がいてすごく嬉しい（櫻井）

――逆にアイドルをやっていて楽しいこともたくさんあるんじゃないですか？

櫻井：
いっぱいあります。ソロの時もグループの時も共通しているのは、ステージに立った時にお客さんと同じ時間や同じ想いを共有したりするのがすごく楽しいですね。1つひとつ想いが重なる感じがライブだと直で伝わってくるので、それがすごく楽しいし、すごく幸せです。コミュニケーションがいっぱい取れるから、活動期間が長ければ長いほど家族みたいになっていくなって勝手に思ってましたね。

――同時にメンバーとの絆も深まるのでは？

櫻井：
そうですね。メンバーとも、最初は“あ、こんにちは～”みたいなテンションから始まりますけど（笑）、時を経て、ファンと同じように家族みたいになっていくんじゃないかなって思います。

――まなみのりさは、アクターズスクールに通う生徒同士のような感じでしたか？

りさ：
そうですね。小っちゃい頃だったので、もう友達～！っていう距離感から始まって、だけどライバルでもあって。

――“ライバル期間”があったんですね。

りさ：
同年代の友達の中に3人がいて、最終的に3人が受けたオーディションをきっかけに“メンバー”になったんですけど、それまでは個人個人がいろんなオーディションを受けて、落ちたり受かったりという状況でしたからね。

――15年一緒にいると、どういう関係性になっていくんですか？

りさ：
さっき優衣ちゃんが言ってましたけど、ホントに家族みたいな関係性になっていきますし、一緒に過ごす時間っていったら家族より多いし、上京して一緒に住んでいたこともあったので、何も言わなくても空気感で考えてることがわかるようになりました（笑）。なんか“今は触れないでおこう”とか（笑）。

（一同爆笑）

――櫻井さんは、さすがにまだそこまでではない？

櫻井：
それが感じられるようになるのに、普通ならさすがに2ヵ月じゃ難しいかなと思いますけど、なぜかFRUITS ZIPPERはもう感じられるようになりました。ちょっとした動きを見て、“あ、今は触れないでおこう”みたいな（笑）。

――（笑）。一緒にいる時間が短くても、すごく濃密だったのかもしれないですね。

櫻井：
メンバーだけでご飯に行くことが多いからかもしれないですね。

――よく行くお店があるんですか？

櫻井：
アメリカンなカフェにみんなが好きなメニューがあって、それを食べに行って、みんなで今後の仕事の話とか、チームをどうしていきたいかとか、夢とかを話したりしてます。

――青春じゃないですか。

櫻井：
青春ですよね～！

――まなみのりさのメンバーは、一緒にご飯とか行くんですか？

りさ：
あんまり行かないです！（笑）　ご飯行く以上にずっと一緒にいるので（笑）、ライブ終わったあとに“ご飯行こっか？”って言うよりは、スタバの新作だけは3人ともチェックしているので、“新作出たね！　行く？”とかはありますね……優衣ちゃん、今日初めてお目にかかって、めっちゃ可愛いですし、若いなと思って、何を食べてるのか聞きたかったんです（笑）。

櫻井：
そのカフェのお気に入りメニューです（笑）。それ以外にもメンバーの中で流行ってるサラダメインのご飯があって、すごく美味しいんですよ。自分でカスタマイズして食べられるし。

りさ：
好きなサラダを乗せられるってこと？

櫻井：
そうです。選んで自分の好きなサラダを作れるんですよ。それを隙あらば買ってきて食べてます（笑）。

りさ：
私も食べたい！

櫻井：
その店、キャッシュレスなんで気をつけてください（笑）。

りさ：
そこは、まだついていけてるから大丈夫！（笑）

――（笑）。流行りってことでは、FRUITS ZIPPERはTikTokでかなりバズっているじゃないですか。TiKTokはどういう意図で始めたんですか？

櫻井：
初めに曲をいただいた時に、みんなで“SNSで使ってもらえるようにしたいね”って話をして、じゃあTikTokで流行るような振り付けを考えて、みんなで簡単に踊れるようにしよう”ってことで始めたんですけど、それが流行ってびっくりしてます（笑）。

――まさかここまでバズるとは思っていなかった？

櫻井：
最初からこの曲をバズらせたいって想いはあったけど、まさかこんなにバズるとは思ってなかったので、すごくありがたいなと思ってます。

――反響も届いてる？

櫻井：
さすがに反響は感じてますね。TikTokの通知が今までに見たことのない増え方をしてたりとか、SNSもものすごく数字が伸びてたり、駅で中学生くらいの女の子から“櫻井優衣ちゃんですか？”って言われたこともあって、やっぱりTikTokすごいなと思ってびっくりしてます（笑）。

――中学生の心も掴んでるんですね。

櫻井：
FRUITS ZIPPERは世代問わずファンの方がいてくださってすごく嬉しいですね。下は本当に小さい子、例えば5歳の子まで踊ってくれてたり、逆に上は、親戚も入れるともう限りなくいらっしゃるので（笑）。