まなみのりさ［インタビュー］決断と決意の真実――解散への想いを語る「最後の日まで最高を更新し続けて、笑顔で終わります！」まなみのりさ特集『Last Days』インタビューvol.1

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この1年をかけて、私たち以外の推しのグループを見つけてほしい（みのり）

――最後の1年はどんな活動をしていこうと考えているんですか？

みのり：
私たちは15年やってきたので、関わってくださった方、応援してくださった方が15年分いるんです。 だからみんなに1年かけて、ありがとうを伝えにいきたいです。それと、解散しちゃって悲しいっていうんじゃなくて、“まなみのりさは最後までカッコよかった”って思ってもらえるようにしたいなって、3人で話をしています。

――現在話せる具体的な予定はありますか？

りさ：
ツアーをやりたいなって話をしています。コロナ禍になる時って、実はリリイベの真っ最中だったんですよ。でも、コロナが蔓延しちゃって、行けなかったところがあるんです。“また来るね！”と約束したのに果たせていなくて。それが私たちの中ですごく心残りなので、最後の1年で、行けなかったところにも行って、会えなかった人に会いたいと思っています。

まなみ：
コロナ禍もあって、来たくても来れない人がいるんです。15年やっているんで、まみりを知ってくれている人がたくさんいて、だから解散の話を聞いたら“まなみのりさ、なくなっちゃうんだ”って思ってくれると思うんです。そういう人にも、今のまなみのりさを届けたいっていう気持ちがあります。解散をきっかけに“じゃあ、最後に観に行こうかな”って思ってもらえたらあと1年あるので、また観に来てほしいです。できるだけたくさんの人に会いたいです。

――とても素敵なことだと思います。さよならも言わずに、突然解散してしまうグループだっているじゃないですか。

みのり：
そうですよね。3人で話しているのは、今まみりを応援してくれている人たちって、急にまみりがなくなったら、応援するものがなくなって、すごく悲しいと思うんですよ。だから、この1年をかけて、私たち以外の推しのグループを見つけてほしいんです。私たち以外を応援するって、ホントはちょっと寂しいですけど、でも応援する別のグループが見つかれば、悲しみはちょっと減るんじゃないかなって……

――ファンに対して、そういう気持ちを持てるのはすごいことだと思いますよ。

みのり：
15年続けてきたから、解散するなんて思っていた人っていないと思うんですよ。もう居て当たり前みたいな感じで、いつでも観に行けるし、いつもそばにいてくれるよねって思ってもらえているグループだったから、いなくなることでのファンの方のダメージって、長くやってきた分、大きいと思うんです。こんなこと言うグループ、いないかもしれないですけど、この1年で私たちも観つつ、ほかのグループとか音楽を見つけてもらえれば。やっぱり推しがいるって、励みになると思うんです。 “明日からも仕事、頑張れます！”みたいなことを言ってもらうことが多かったので。だから、“最後まで私たちだけ観ていて！”なんて言わないです……もちろん、観ていてほしいんですけど、私たちだけとは言いません。

まなみ：
やっぱり、みんなが幸せであることが1番なんで。その気持ちがすごく強いです。私たちがいなくなってしまうことで、悲しい気持ちになる方もいるのは理解しているつもりなんですけど、楽曲や想い出は残りますし、みんなが落ち込んだままなのはすごく悲しいので、みんなが幸せであってほしいというところから、新しい推しを見つけてほしいよねっていう話を3人でしたんですよ。

りさ：
“まなみのりさに救われた！”って言ってくださる方がたくさんいたので、それを思うと……今回の決断で、最後まで考えたのは、やっぱりファンのみんなの存在だったんです。今まで支えてくれた人たちを、悲しませるような発表をしてしまうけど、落ち込んだままじゃなくて、最後の1年は、前向きになれるものにしたいと思っています。それは言葉なのか、ライブなのかはわからないですけど、私たちがファンのみんなを前向きな気持ちにさせてあげなくちゃって、勝手かもしれないけど、すごく思っています。2人（まなみ、みのり）も言ってたけど、最後はやっぱりみんなには幸せになってほしいんですよね。ファンの人たちは、私たちにたくさん幸せをくれたので、最後の1年は私たちが幸せにしてあげたいです。恩返ししなくちゃって思ってますね。

――アイドルが本来持つ儚さ、永遠に続くものではないという事実が、現実に存在する中で、残されたファンが、ここで終わりじゃないというような、そんな未来を見られるようになるための1年になりそうですね。

みのり：
そうですね。解散という決断をしたことに対して、3人とも後悔はなくて、前向きな決断なので、笑顔でみんなで楽しくやり切ったって言える1年にしたい。だから、今まで以上に最後の1年は楽しみたいなっていう気持ちです。

――最後に、改めてファンに向けてメッセージをいただけますか？

まなみ：
私たちは15年という長い濃い歴史を、ファンのみんなとともに歩んできました。その中でまなみのりさというものを、みんなと一緒に作り上げてきたんです。これってホントに奇跡みたいなことで。今のまみりはすごくカッコよくて、自画自賛かもしれないけど、大好きなんです。きっとみんなも同じ気持ちでいてくれてるよね。模索したり苦しい時期もあったけど、今こう思えるのはみんなのおかげです。私たちを認めて、そして認めさせてくれてありがとう。この1年もまだまだ成長したいし、なによりみんなとたくさん笑い合いたいです！　こんな状況だけど、できるだけたくさんの人に会いたいです。溢れんばかりの感謝、あと1年全力で届けさせてください！

みのり：
15年間活動してきて、やりたいことをたくさんやらせてもらえました。ファンのみんなには心配かけたこともあったし、発表してから解散するまで1年あるって、ファンのみんな的には“どういう気持ちで過ごせばいいんだよ”って思うかもしれないですよね。でも、最後はみんなと一緒に笑って楽しい1年にしたい。これが私たちからの最後のわがままです。悲しい気持ちもあるかもしれないけど、最後の1年はできるだけ笑顔で過ごしたいです！　来年の4月1日が、今までのまなみのりさで1番すごいっていうものにしたいし、解散するのはもったいないなと思ってもらえるようなライブにしたいです。もちろん、最後まで好きになってくれる人も増やしたい。最後の最後の日まで最高を更新し続けて、笑顔で終わります！

りさ：
15年間、たくさんの出会いと別れをくり返してきました。みんなのことが大切で、この出会いは私にとって一生の宝物です。楽しい時もつらい時もあったけど、ひたすら前を向いてここまで来ました。もちろん15年目も進化し続けていこうと思っているので、今のまなみのりさを観てほしいです。そして、この1年でみんなに感謝の気持ちを伝えたい。“まなみのりさのライブに来ると、すごく楽しいんだよね”とか“癒されるんだよね”とか、ファンのみんなの言葉にたくさん救われてきました。解散を発表して驚かせてしまったことは心苦しいけど、最後までまみりのライブは楽しくてみんなが笑顔になれる空間でありたい。私たちはファンのみんなに“見つけてもらえてよかった”って心から思っています。だからみんなに“見つけてよかった”って思ってもらえるように、最後の1年、歌を届けていきたいです。

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まなみのりさライヴ＜君だけに伝えたいことがある＞

【DAY1東京】
日時：4月15日（金）Open18:00／Start18:30
会場：初台Doors（東京都渋谷区本町1-2-1）
チケット：￥3,500

【DAY2広島】
日時：4月17日（日）Open14:30／Start15:00
会場：SIX ONE Live STAR（広島県広島市中区流川町8-20 エイトビル1F）
チケット：￥3,500