まなみのりさ【コラム】「15年のあゆみ」第5回（みのり）：広島と東京で活動してきた中で感じたこと まなみのりさコラム「15年のあゆみ」第5回（みのり）

こんにちは！　みのりです！

季節は変わって、秋。冬も間近になってきました。

私たちまなみのりさとしての活動も気づけば残すところ5ヵ月。いよいよ半年を切りました。解散を決めた時も、発表した時も実感がなかったんですが、正直いまもまだ実感はありません。このまま（2023年）4月1日まで変わらないような気もしています。

15年という月日は長いようであっという間で、デビュー当時高校生だった私たちも三十路を越え、正真正銘の大人になっていました。まなみのりさとしての活動を仕事だと思ったことは実はあまりないです！　学生時代から何をするにも必ず側にあったもので、上京という大きな決断だったり、デビューしてからここまでの15年間、私の人生そのものだったような気がします。今回は広島と東京の2拠点で活動してきた中で感じたことを書いていきたいと思います！

私たちはアクターズスクール広島出身で、広島からデビューしたグループです。デビュー当時はご当地アイドルという言葉もあまり浸透していなかったので、自分自身もその感覚はありませんでした。学生をしながらだったのもあり約7年は基本的に広島での活動で、たまに入ってくる東京でのライブに目をキラキラさせていました！　スクールから大きな場所へ羽ばたいていく人たちを見てきた私たちにとって東京は夢の場所でした。

そんな私たちも広島から全国で有名になりたいという夢を追うために大学を卒業した段階で3人で上京。上京したばかりの頃は毎日とにかくライブで、お客さんが10人いるかもわからないようなライブもたくさんありました。会場が大きなホールなのに自分たちの出番になるとお客さんがたくさん出ていって少なくなったライブがあったり。その日の夜、帰宅した時に“もう辞めた方がいいのかな”と活動してきて初めて本気で思ったり、心も身体も疲れ果てていた瞬間を今でも覚えています。上京してからすぐに東京の厳しさを思い知りました。

どんな時でも温かく迎えてくれる広島。“ただいま、おかえり”って言える場所があることは私たちにとってこれまでずっと心の支えでした。東京から13時間近くかけて車で帰ったり、夜行バスに乗ったりもしてたな〜。いろいろな事情でなかなか広島に帰れない時期もこれまでにもちろんあって“広島のことは忘れたんだ”なんて声が聞こえることもあったけど、私たちは15年間、広島を忘れたことはないです！　これだけは自信を持って言えます！　だって広島のまなみのりさだもん！