小鳥遊るい(©佐賀章広)

小鳥遊るい(#ババババンビ 白色担当)[インタビュー後編]未来に掲げる理想像「つらい時は支えになれるような存在になりたい」 #ババババンビ特集「伸びしろだらけの5人の素顔」 小鳥遊るい インタビュー後編

鶴岡 舞

Pop'n'Roll Editor(編集者)

2020.05.31
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#ババババンビ特集の小鳥遊るいソロインタビュー後編では、関西から夜行バスで通っていたというデビュー前のレッスン時代の苦労やアイドルヲタクなら思わず共感してしまうエピソード、今後のアイドル活動への決意などについて話を聞いた。“バンビの頭脳”とも呼ばれる小鳥遊るいのキャラクターを紐解いたインタビューと合わせて、彼女を最も近くで見ている“#ババババンビのメンバーが語る小鳥遊るいの推しポイント”もお届けする。

編集協力:竹内伸一

歌って踊ることって、ホントに大変

――現在、新型コロナウィルスの影響で世の中全体が逆境に立っていますが、それを踏まえて、これまでに自分が経験した逆境を乗り越えたエピソードを教えてください。

小鳥遊:
私、人生であまり逆境に立ったことがないというか……。他人から見たらしんどいなという状況だったとしても、自分ではあんまりそう感じたことがなくて。“たくましい”ってよく言われます(笑)。そう言われることが多いってことは、これまでの人生では逆境がなかったのかもしれません(笑)。

――#ババババンビになる前は、東京で就活をしていたんですよね?

小鳥遊:
就活といっても、わりと初期の段階でバンビに決まったので。書類を出して、何社か面接を受けたところでした。そんな時にゼロイチファミリアと所属についてお話をしてて “やりたいな”って思ったんです。でも、母とかに相談したら“何言ってるの?”みたいな反応で。“ちゃんと就活しなさい”って言われてたけど、“でもやりたいから、こっちにしよう”ってパッと切り換えちゃったんですよね(笑)。だから、そこも逆境ではなかったかな(笑)。強いて言うなら、1番大変だったのは卒論とバンビのデビューのためのレッスンとアルバイトが重なっていた時期かも。

――その時のことを詳しく聞いてもいいですか?

小鳥遊:
関西から夜行バスでレッスンに通ってたんです。しかも、(運賃が)安めの“4列シート”のバスで(笑)。月に10本以上はそれに乗ってました。でも、その時も今は頑張る時だなって思って、めちゃめちゃしんどいとは感じてなかったです。

――これまではアイドルを見ている側でしたが、実際に始めてみてギャップはありましたか?

小鳥遊:
歌って踊ることって、ホントに大変なんだなって(笑)。もちろん、大変だろうなとは思っていたんですけどね。バンビでも、振付は覚えた段階だと、もうみんな顔が必死なんですよ(笑)。それを自然にニコニコしながらできるのが、すごいなと思いました。

――踊るのに精一杯になっちゃう?

小鳥遊:
そうですね。ちょっとは慣れてきましたけど、最初の頃はもう(笑)。

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