26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨[インタビュー]巻き起こる変化を味方に導いた進化論「最初の2年は今のニジマスの基礎作りの期間だった」 26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨 アイドル人生10年目突入記念特集インタビュー⑤
Pop'n'Roll 編集部
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26時のマスカレイドの江嶋綾恵梨アイドル人生10年目突入記念特集インタビューの第5回目となる今回は、これまで歩んできたニジマスストーリーの振り返り。結成当初、メンバーの中で唯一アイドル経験者であった江嶋が“気持ちが先走っていた”と語るように、手探りでスタートした26時のマスカレイドは、どのようにして現在の固い団結感を育んだのか。この3年間での出来事や、スタッフ&メンバーの変化などについて赤裸々に語りながら、終盤には新メンバー・中村果蓮への熱い想いが明らかに!
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編集協力:竹内伸一
【26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨 アイドル人生10年目突入記念特集】
第1回公開日:7月20日(月)
第2回公開日:7月27日(月)
第3回公開日:8月3日(月)
第4回公開日:8月10日(月)
第5回公開日:8月17日(月)
第6回公開予定日:8月24日(月)
“TIFメイン”の時、初めてニジマスがガッと固まった気がします
――上京生活を始めて、ニジマスのお披露目ライブをやるまでの期間というのは、どんな心境でしたか? これまで経験したアイドル活動とは違う新鮮な気持ちはありました?
江嶋:
とにかく早くステージに立ちたいって思っていました。これが最後だと思ってニジマスのオーディションを受けたので、たぶん、“これで成功しないと”って気持ちが先走っていたところもあったと思います。だから来栖(りん)とケンカしちゃったんだと思うんですよ。あの時は必死だったから、今よりもピリついていたんでしょうね。
――それはメンバーに対して?
江嶋:
そうですね。今は、メンバーみんなニジマスが好きだし、目標を持ってやっているけど、当時は漠然としていたんです。それに、アイドル経験のない子でグループを組んだから、何が当たり前なのかわからないんですよね。それで自分とズレを感じて、悩んだ時期でもありました。今は全然ないですけど(笑)。
――メンバーの中で1人だけアイドル活動の経験があったので、意識の差があったんですね。それはどうやって解消したんですか?
江嶋:
“楽屋の使い方はこうした方がいいよね”、“レッスンの時はこういうふうにしようね”、“Twitterの使い方はこうしよう”とか、イチからちょっとずつみんなでルールを作っていったんです。運営と話し合いながら、メンバーと共有していくということを、すごくやりました。
――リーダーは運営から言われたことを、伝達していく役割もありますからね。
江嶋:
そうですね。それも、言われたまま伝えるんじゃなくて、ちゃんと伝わるように自分で考えて。あの時の方が、リーダーっぽいことをやってました、今より(笑)。
――そういうことの積み重ねでほかのメンバーの意識が底上げされたんでしょうね。それで、細かいことを言わなくても大丈夫になったのではないでしょうか。
江嶋:
それに、みんなも一生懸命なのは一緒なんですよ。そういう部分は嬉しかったですね。“えじ、ここはどうしたらいい?”って聞いてくれたり、ダンスを一緒に練習したり。
――“私、リーダーっぽいことをやらなくなったな?”って気づくというか、転機になった出来事ってありました?
江嶋:
タイミングでいうと“TIFメイン”(TIF2017メインステージ争奪LIVE)が終わったくらいですかね。そこに向けて、一致団結したんですよ。みんな、負けず嫌いなんだなってこともわかって。窮地に追いやられた時に、“やっぱりニジマスが好き”っていうメンバーの想いがわかったというか。私はすごく心配性だから、それまで心配ばっかりしてたけど、大丈夫だなって思えたんですよ。それからはあんまりあれこれ言わなくなりました。そうですね、あの時初めてニジマスがガッと固まった気がします。それを経て、ちょっとずつそれぞれの役割が出来てきました。それにテレビとかにちょっと出られるようになったりして、メンバーもしゃべれるようになったんで、私は、あまり深く考えずにやれるようになった気がします。
――では2017年の<TIFメインステージ争奪LIVE>への過程が、今のニジマスの基礎になっているんですね。
江嶋:
それはすごくあると思いますね。あの時の、運営も含めて一致団結している感じって、すごくよかったと思うし、あの時は“泣いて笑って超青春”っていう感じでしたね。今でも“1番想い出深いライブはなんですか?”って聞かれたら、みんな“TIFメイン”って言うくらい、みんなの中でも大きかった出来事だと思います。ファンの方との団結もあったし。それこそ、今、ファンの方は、来栖の制コレ(制コレ18)とか、ぱるちゃん(森みはる)の雑誌『LARME』レギュラーモデルオーディションとか、誰かが何かを始めたら、みんなで応援しようっていう雰囲気になるんですけど、それは“TIFメイン”の時から根付いてきたものだと思います。メンバーも、それぞれのソロ仕事をすごく応援しているし、そういう風潮になったのがすごく嬉しい。メンバーって、ライバルという部分もあるので、“なんであの子だけ!?”みたいに思ってしまうこともあると思うけど、ニジマスは、それぞれの適正に合わせて仕事があることもみんなわかっているので、そういう雰囲気にはならないんですよ。お互いに頑張ってねって思っているし、Twitterもメンバーにイチ早く見てほしいし。そういう雰囲気は、あの時から始まったものだなって思います。最初の2年は、今のニジマスの基礎作りの期間だったんでしょうね。あの頃、運営もけっこうガミガミ怒ってたし、楽屋のマナーとか挨拶は、今は絶対にできていると思います(笑)。
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