26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨［インタビュー］巻き起こる変化を味方に導いた進化論「最初の2年は今のニジマスの基礎作りの期間だった」26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨 アイドル人生10年目突入記念特集インタビュー⑤

今までのニジマスを壊すことなく、“プラス100”くらいになっている

――ニジマスの初お披露目の時に披露したのが「B dash!」「ハローハロー」「GoWay」の3曲で、先日の新メンバー加入のお披露目ライブでも「B dash!」から始めましたけど、これは意図したものだったんですか？

江嶋：
“始まりはこの曲だよね”っていう気持ちがみんなの中にあったんです。新体制になった時に、いろいろ考えたんですけど、最近は月イチでライブができればいい方なので、アップテンポで始まり感がある曲にしたいなと。そうなるとやっぱり「B dash!」だよねってことで。「GoWay」は、（中村）果蓮がニジマスのオーディション合宿で練習していた曲で、私たちもダンスが難しくて泣きながら覚えた曲なので、絶対に入れようってことで、この2曲をやったんです。「GoWay」は、当時、先生が“この曲は、今は踊れなくていい”って言ったんですよ。“踊れなくていいから頑張ってついてきなさい。みんなが成長して踊れるようになったらすごいものになるから”って言われて、みんな号泣です。“そんなの、無理だよ～”って（笑）。ダンス経験があったメンバーって1～2人しかいかなったから。当時の私たちには“レベル100”くらいに感じました。ニジマスにとって最初の試練だったかも。

――今回、メンバーが加わるという初めての状況になりましたが、実際、いかがですか？　ニチョマス（『26時“ちょい前”のマスカレイド』）で来栖さんが手紙を読んでいて、それがメンバー全員の想いだと話していましたけど。

江嶋：
本当にあの手紙のとおりです。

――最初の段階から中村さんを気になっていたんですか？

江嶋：
目をつけていました。“あの子はニジマスっぽいね”ってなったんですよ。どこが優れているとかではなくて、違和感がなかったんです。“なんで？”って聞かれると、説明できないんですけど、みんなが思っているニジマスっぽさ、ニジマスのイメージを持っていたというか。実際今は“前からいたでしょ”っていう感じです（笑）。オーディションを見ていくうちに、歌が上手な子やポテンシャルが高い子もたくさんいたから、“どうしよう？”って迷うこともあったんですけど、みんなどこかで“果蓮、いいよね”って思っていて。肝が据わっていて物怖じしないし、お披露目ライブの時も“緊張します”って言ってたけど、全然そんなふうに見えないし、今日もテレビの収録で一緒だったんですけど、全然緊張してなくて“楽しかったで～す！　お腹すきました～”って言ってました（笑）。

――逸材ですね（笑）。

江嶋：
ほんとに逸材！　思っていたとおりというか、それを超えてきた感じですね。ダンスも歌も1日に5～6曲覚えないといけないんですけど、全然ついてくるし、次にやった時には、ちゃんと踊れてるんです。すごく努力しているんだと思うんですけど、勘がいいんだろうなって思います。いや、ほんとにニジマスっぽいんですよねえ（笑）。アー写を見ても、全然違和感がなくて、逆に怖いです（笑）。

――怖いくらいに馴染んでいると。

江嶋：
いろいろな関係者の方からもよく言われます、「馴染み過ぎじゃない？」って。友達からも、「全然違和感ないね」って言われました（笑）。オーディションの時にみんなが感じていたことは、間違っていなかったってことですよね。

――最初に感じた4人の直感が当たっていたということですよね？

江嶋：
最初は新しいメンバーを入れるのは嫌だなって思うこともあったけど、今は入れて良かったなって思います、これはマジで。そういえば、「君は青のままで」のレコーディングをした時、サビのユニゾンが5人だと全然違うなって思ったんですよ。ひとり増えただけなのに、聴いてみるともう圧倒的な感じがして。それに、果蓮は、声もニジマスっぽくて。他のメンバーとは違う声なのに、クセがない歌い方ができるというか……もうニジマスっぽいんです（笑）。しかもけっこう難しい曲でも歌えるんですよ。

――初披露の時も堂々と歌っていましたよ。

江嶋：
そう、すごいんです（笑）。ユニゾンの感じが4人の時とは全然違うし、立ち位置も5人になって、きれいにハマるから……なかなかライブができない状況ですけど、生で観てほしいですね。

――1人加わったことが、“プラス1”ではなくて、何倍にもなっているんですね。

江嶋：
今までのニジマスを壊すことなく、“プラス100”くらいになっていると思います。もう、ほんとにすごい……なんだか、絶賛してますね（笑）。

――ちなみに果蓮さんは、楽屋ではどんな感じなんですか？

江嶋：
もう、ふっつうに馴染んでます（笑）。“ふっつう”です（笑）。最年少だけど、そんな感じもしなくて、落ち着いているんですよ。

――そこもニジマスに違和感がなく溶け込んでいる理由なんでしょうね。

江嶋：
そうですね、テンション感もちょうどいいんだと思いますね。“ギャーン”でも“ズーン”でもなくて……とにかく、一緒にいて本当に違和感がない（笑）。“やっぱり果蓮でよかったね”って4人でよく話してます。

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インフォメーション

配信シングル「君は青のままで」
2020年7月29日配信スタート　作詞・作曲・編曲：koma'n
日本テレビ系「バズリズム02」8月エンディングテーマ
日本テレビ系「バゲット」8月エンディングテーマ