第12回:ライバル|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

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第12回:ライバル|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

アイドル界のさまざまなトピックを、唯一無二のゲイアイドルだからこその視点で斬り込む連載コラム(隔週土曜日公開)。今回のテーマはライバル。女性アイドルシーンの中で活動しているゲイアイドルが持つライバル観とは?

渡辺淳之介さんからは大事なことをたくさん学んだ

私は振付師でもあるから、パフォーマンスを見ていいなと思うことはたくさんあります。私の振り付け師としての活動は、BiSからスタートしているんです。だから、渡辺淳之介さんからは、大事なことを勝手にたくさん学ばせてもらいました。

渡辺さんのすごさは、絶対に曲がらないところ。どんなに叩かれようが、変わらずに立っているように見せるところがすごいんですよ。自分の見せ方や、アーティストの見せ方が上手すぎる。もしかしたら渡辺さんも悩むことがあるのかもしれないけど、それを表に見せないし、それが本当に上手だと思います。私自身は渡辺さんのやり方を真似しようとは思わないけど、否定的な見方もしません。物議を醸し出すようなことをやっても、音楽をしっかり届けて、人を納得させているし、音楽で人を救うことができているわけだから、本当に素晴らしい人だなって気持ちしかありません。

GANG PARADEのライブを観ると気持ちが持っていかれる

やっぱりWACK所属のアイドルは気になってしまいますね。特にGANG PARADEが好き。ライバルとして意識していたこともありました。ギャンパレはライブを観ると気持ちが持っていかれるんですよね。目が追い付かなくなるようなライブパフォーマンスで、すごくカッコいいなと思います。

私たちがまだほかのグループの動員を気にしていた時に、ギャンパレと静岡での対バンイベントで一緒になったことがあって。その静岡のイベントでは動員が倍ぐらい違ってボロ負けだったんです。でも、パフォーマンスを観たら納得するようなライブをしていたので、“私たちはまだまだこれからだね”って話をしたのを覚えています。

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