小鳥遊るい(©佐賀章広)

小鳥遊るい(#ババババンビ 白色担当)[インタビュー前編]アイドルヲタクという個性「アイドルの成長過程が見れた時は1番テンションが上がる」 #ババババンビ特集「伸びしろだらけの5人の素顔」 小鳥遊るいインタビュー前編

鶴岡 舞

Pop'n'Roll Editor(編集者)

2020.05.30
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いまだ正式なステージデビューを果たせていないにも関わらず、雑誌やWEB、SNSなど、さまざまなメディアを通じた積極的な活動で、アイドルシーンの中で存在感をグイグイ高めている#ババババンビ。今回、Pop’n’Rollでは、そんな“期待の新星”#ババババンビの特集を敢行。ソロインタビューを各メンバー前後編に分けて、延べ10日間に渡ってお届けする。アンカーとしてこの特集を締めくくるのは、熱狂的なアイドルヲタクという経歴を持つ小鳥遊るい。インタビュー前編では、二丁目の魁カミングアウトの好きだと語る小鳥遊が抱く理想のアイドル像や自身のキャラクターについて語ってもらった。

編集協力:竹内伸一

ハロプロさんについては改めて勉強中

――小鳥遊さんはアイドルヲタクだそうですが、ずばりどのグループに通っていたんですか?

小鳥遊:
二丁魁(二丁目の魁カミングアウト)さんです。ずっと好きで、関西からライブに通って、全国ツアーも北海道から沖縄まで全部行きました!(笑) Pop'n'Rollのミキティー(本物)さんの連載(二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」)も読んでます!

――ありがとうございます! ミキティーさんの考え方は素敵ですよね。

小鳥遊:
そうですね。ゲイアイドルってあまりいませんけど、考え方は王道というか、すごくアイドルらしくて。そこが好きですね。でも、小さい頃から女性アイドルが好きだったんです。幼少期に、ミニモニ。さんが『とっとこハム太郎』とコラボしたミニハムずがきっかけだったと思います。ハム太郎を観ていた年齢からずっとアイドルが好きってことですね。メジャーなところから、マイナーなところまで、ホントにいろいろな現場に行ってました。

――二丁魁さんにたどり着いたのはいつぐらいのことなんですか?

小鳥遊:
いつだろう? ずっと存在は知っていたんです。2~3年前にアイドルの対バンライブに初めて1人で行ったんですけど、その時に二丁魁さんが出演していて、ライブの迫力、勢いがすごいなと思って、気になったんです。

――ミキティーさんもハロプロ好きで有名ですが、ミニモニ。からアイドルにハマった小鳥遊さんとはなにか繋がる部分もあったんでしょうか?

小鳥遊:
実は、ハロプロさんについては改めて勉強中なんです。まだ推しが決まっていないんですけど、楽曲がすごくよいのと、歌唱力やパフォーマンスがホントにすごいので、アイドルをやることになってから、改めて映像を観ることが多いんです。

――お披露目記者会見(2020年3月27日)の時にも“ヲタクを経験したからこそ、ファンの気持がわかる”という話をされていましたが、実際、自分がヲタクをしていて、“嬉しい!”と思ったのは、どういう時でしたか?

小鳥遊:
アイドルの成長過程が見れた時ですかね……。同じ曲をやっていても、パフォーマンスって毎回違うじゃないですか。それで“今日のライブはよかったな”みたいに思えた時、そういうパフォーマンスが見られた時は1番テンションが上がるし、嬉しくなります。

――やっぱりレスって嬉しかったりします?

小鳥遊:
ははは(笑)。嬉しいのは嬉しいんですけど、私は、けっこうレスをしないタイプのアイドルさんが推しになることも多くて。なので、どちらとも言えないです(笑)。

――いろいろなアイドルを見てきた小鳥遊さん自身が、これからアイドルとして活動していくにあたって、自分の強みはなんだと思いますか?

小鳥遊:
自分でよく思うのは、私はポジティブというか、メンタルが強くて、あまりへこたれることがないんです。例えば、注意をされたり、マイナスな意見を聞いても、落ち込むことがあまりないですね。そこはよい部分なのかなと思います。だから、今のところ、ずっと楽しく活動できています。

――それはすごく大事なことだと思います。中には、病んでしまうアイドルさんもいると思いますから。

小鳥遊:
自分が好きなアイドルの系統って、アイドルをやってて楽しそうな人なんです。幸せそうにしている姿が好きなので、楽しむことも大事に活動していきたいなって思っています。

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