26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨［インタビュー］アイドル人生のスタート地点「伝説はいっぱいあります」26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨 アイドル人生10年目突入記念特集インタビュー②

ちょっとずつ変わってきて、“仕事だな”って思い始めました

――例えばダンスとかのパフォーマンスの面で努力したことってありますか？

江嶋：
歌はもともと好きだったけど、ダンスは別にそんなウマいとか思ったことなくて。でも、当時の楽曲プロデューサーは、私の歌を評価してくれてたから、レコーディングの時はちゃんと歌わせてもらってました。ステージではマイクを持ってないけど（笑）。

――初めてのレコーディングは、いくつの時だったんですか？

江嶋：
いつだっただろう……14歳くらいだったと思いますよ。

――それは1人でレコーディングブースに入って歌ったんですか？

江嶋：
そうです、そうです。そこから実力社会になってきて、舞台監督さんも来てくれるようになったんです。それまでけっこうゆるーくやってたんですけど、ダンスとか歌を指導する恐い先生たちがいっぱい来て、中3〜高1くらいの時からちょっと変わり始めましたね。でも、やっぱり選挙だけだと、どうしても人気順になっちゃうから、いくら歌やダンスがウマくても上に上がれない子はたくさんいて。仲のいいメンバーの子とかでも、そういう子が何人もいたから、そういう人たちを辞めさせないためにも、ちゃんと実力を見られる人を講師として呼ぼうって。それで新しい先生が来てくれて、そこからはすごかったです。ダンスも突然振りが難しくなるし、もともとそんなにダンスの練習なんてやってなかったから、みんな踊れなくて。“疲れて立てないのなら、もう来なくていい！”みたいなこともありましたね（笑）。

――そこから人気と実力で選抜が変わってきた感じですか？

江嶋：
うん、両方。それからスタッフの意見とか、この子はすごくダンスと歌を頑張ってるからとか、そういう評価もプラスされていきました。周りの環境がちょっとずつ変わってきて、“仕事だな”って思い始めました。1期生のメンバーは今でも本当に仲が良くて、LINEグループがあって、連絡取ってるくらい。みんな今、結婚ラッシュで。当時私くらいの歳だった子が、10年経ってみんな30歳くらいになってる。だから、みんな“結婚します”とか“子どもできました”とか、そういうのもLINEしてますね。私は行けなかったんですけど、この間結婚式で、みんなでその1曲しかない曲を歌ってて（笑）。

――すごい！（笑）　いいですね。

江嶋：
家族ぐるみでも本当に仲良かった。メンバーも仲いいし、家族も仲良くて、今のニジマスみたいな感じですね。みんなでご飯行ったり、誰かが卒業したら、その後に卒業おめでとうってみんなでご飯食べに行ったりとかしてたから。だから、そういうご飯行った時に出たメンバーの意見とかも事務所に提案してましたね。そんな感じでグループの士気が強くなってきた時の総選挙で4位か5位くらいになれて、やっとマイクを持てて。

――それはいくつくらいだったんですか？

江嶋：
高1かな……。半年おきに選挙をやってるから、いつのことだったかわかんないんですよね（笑）。その頃、イベントステージの広さの関係で前列6人じゃないと出られないイベントも増えてきて……だから“やっとなれた！”って感じでしたね。

――そこからはだいたい前列をキープしてた？

江嶋：
そこからは前列メンバーとして頑張らせてもらっていました。

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