26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨［インタビュー］絶えず成長を続ける歌姫の探究心「ニジマスは恵まれてるなっていつも思います」26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨 アイドル人生10年目突入記念特集インタビュー⑥

歌の技術的なものを得て、それをニジマスに還元できたらいいな

――ニジマスとしても中村さんが入って、“さあこれから！”っていうところだと思いますが、個人的にも、来年の1月9日で10周年を迎えますよね。多趣味な江嶋さんなので、いろいろな可能性があると思うんですけど、“コレをやりたい！”みたいな明確な目標はありますか？

江嶋：
趣味でいえば、最近、Tumblrでポートフォリオを作ったんですよ。あと最近、早起きをする習慣がつきまして、すごく健康的な生活を送っているんです。朝日を見る生活をしているんですよ（笑）。

――朝日が昇るくらいの時間に起きているんですか？

江嶋：
さすがに、そうではないですけど（笑）。朝日が昇ったなっていうくらいの時間には起きてます。それで、朝の時間に、自分のやりたいことをやっているんですよ。Tumblrも朝の6時とか7時に作ったし……突然、作りたいって思って、Macを開いて始めました（笑）。それは、ファンの人に見てほしいというよりは、写真を資料として整理しておきたいなと思って。そうすれば “こういうことをやっています”って説明しやすいかなと思って（笑）。ニジマスのメンバーとして活動してるけど、自分がやりたいと思っていることに関しては、福岡でマネージャーがいなかった時と同じようにやってもいいんじゃないかなって思うようになって。もちろん、勝手にやるんじゃなくて、ちゃんと確認は取りますよ。でも、自分でやれることは自分でやろうと思って、始めたんです。取材の時なんかに“（Tumblrを）見ましたよ”とか“写真、好きなんですか？”って言われることも増えたし、作ってよかったなと思ってます。

――それは嬉しいですね。

江嶋：
でも、ファンの人も意外とTumblrをやっているんですよ。別に“いいね”の数にこだわってやっているわけではないので、気にしていなかったんですけど、気づいたら“いいね”がついててびっくりしました（笑）。意外とファンの人も見てくれているんだなって。Tumblrには、自分がいいなと思った写真だけ載せています。“キター！”っていうのだけ（笑）。

――これまで撮ってきて、 “キター！”っていう写真はどのくらいあるんですか？

江嶋：
1回の撮影で1枚。メンバーが可愛く写っている写真とか、いい雰囲気で撮れた写真はほかにもあるんですけど、“キター！”っていうのは1回の撮影で1枚あったらラッキーくらいな感じですね。そういうのが撮れると、自分でも“キモッ”ってなるほど“よっしゃ！”って言っちゃいます（笑）。最近は、多重露光にハマってて。この間、箱根に行ったんですけど、めっちゃウマく撮れて、“っしゃぁ‼”って（笑）。“めっちゃ嬉しい、やばい！”って言いました。で、“ほら、ウマくいったんやけど、見て見て！”ってずっと言ってました（笑）。あと、ジップロックをフィルターにしているんです。だから、最近はカメラとジップロックを持ち歩いています（笑）。ご飯を作る時にもジップロックなんて使ったことなかったのに、まさか、お母さんからもらったジップロックがここで活躍するとは（笑）。以前、お母さんからジップロックをもらったんですけど、“何年、保管してたんだ!?”っていう状態だったんです。それが役に立っています（笑）。

――その間、ジップロックを使う料理は1度もしなかったんですね（笑）。

江嶋：
料理はしてますよ！　たまにですけど（笑）。自粛期間中は外食できなかったんで、やってましたし。まぁ、ジップロックは使ってなかったですけど（笑）。

――今はカメラが1番熱いんですね。

江嶋：
でも同じくらいに歌も熱いです。今年は歌のお仕事も多くて、“Cheer song project”もそうだし、(SILENT SIRENのサウンドプロデューサー、ニジマスの楽曲クリエイターでもある)クボナオキさんの“クボラボ”があったり。ニジマスではないところでの歌の活動も盛んになってきて、嬉しいです。

――ソロでの歌の仕事も増えているんですね。

江嶋：
はい、嬉しいです。

――“エジの唄”も進化していますよね。

江嶋：
そうです！　自分の歌も発信しようと思って、ニジマスの曲を作ってくれている方たちにも協力してもらって録ったりしてますね。動画ではピアノ伴奏を弾いてもらったり。

――江嶋さんの“エジの唄”用に音源を作ってもらっているんですか？

江嶋：
そうです。しっかりミックスまでしてくれて。

――グループで歌う時と、ソロで歌う時とではまったく違う感覚？

江嶋：
グループの時は、ソロパートは自分らしく歌いますけど、ユニゾンでは馴染む歌い方というか、みんなと合わせるようにしてます。顔も笑顔の方がいいと思うので、そのへんも違うなと思います。個人で歌っているのはバラードとか、ちょっと強い曲もあるので、ずっと口角を上げて歌うわけではないですから。ニジマスにも「ゼンキンセン」とかありますけど……一緒といえば一緒ですけど、個人の方がより個性を出す、歌の幅を広げるという感じかもしれません。ニジマスでは絶対に歌わないような、声を張り上げる曲や、低い声の曲を歌っているし、ジャンルも幅広くて、アニソンなんかも歌っていて。そこで歌の技術的なものを得て、それをニジマスに還元できたらいいなという意識でやっています。

――選曲はどうやって決めているんですか？

江嶋：
まずはファンの方にリサーチしています。“どういう曲が好きですか？”とか“どういう曲を歌ってほしいですか？”って。でも、結局、自分で決めちゃうかな（笑）。ただ、リサーチすることで、今、こういう曲が流行っているんだなっていうのがわかりますよね。それにいろいろなランキングを見るのが好きなので、そういうのも見て、今の流行を知るようにしていますね。それで「夜を駆ける」を歌ったんですけど、あの曲は、ニジマスでは絶対出さない声色ですね。地声じゃないんです。ニジマスでは、パート的に、基本は地声で張れるところまで張ることが多くて、裏声なんかはあまり使わないので、そういう歌は個人の時に。

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