NEO JAPONISM[ライブレポート]激闘とともに掴み取った光り輝く希望と誇り「夢に向かって逃げずに闘っていくことが、みなさんの明日を生きるための勇気になれば」 NEO JAPONISM<LOVE & FIGHT>ライブレポート
冬将軍
音楽ものかき
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4月18日(日)に恵比寿LIQUIDROOMにてワンマンライブ<LOVE & FIGHT>を開催したNEO JAPONISM。どこまでも貪欲に“闘う”ことを続けている5人が、自身最大規模のワンマンライブとなったこの夜、ステージに描いた景色とは?
NEO JAPONISM<LOVE & FIGHT>恵比寿LIQUIDROOM(2021年4月18日)
“ステージデビューから1年と少しで恵比寿LIQUIDROOMに立てているのは、ほかでもなく日頃から応援してくださるみなさんのおかげで。60人のキャパから始まったNEO JAPONISMのワンマンライブをここまで大きくしてくれたのは、今ここにいるみなさんのおかげです。ありがとうございます。夢に向かって、真剣に……”
ラストの挨拶で、辰巳さやかは涙で言葉を詰まらせた。夢を諦めずに自分を信じて突き進んできたからこそ今がある。だが、その過程には悔しいことも、つらいこともあったと語る。現に昨年はパンデミックにより、グループでの活動が儘ならぬ状況に陥った。無論、それはエンタテインメント全体を襲ったものであったが、“闘う”ことをコンセプトとする彼女たちにとっては、絶対に負けられない苦境であったように思う。
現在も油断ができぬ情勢下、勝ったとか負けたとか、それで片付けられるものではないわけだが、少なくとも彼女たちは負けなかった。アイドルとして、アーティスト、ステージに立つ表現者として多くの人に希望を与え、なによりも1人の人間として、比類なき強さを得たことは間違いない。
“私たちはまだまだ夢の途中で、これから先ももっともっと努力して、もっともっと大きいステージに立ってみんな一緒にいろんな思い出を作りたいので、これからも一緒に闘ってくれたら嬉しいです。私たちをよろしくお願いします”(辰巳さやか)
2021年4月18日、NEO JAPONISM最大規模となる恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブ<LOVE & FIGHT>は、この1年あまりで得た強さを形で証明したライブであったと同時に、夢のために、生きるために、新たな“闘い”へと向かっていく大きな節目の夜になった。
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