第9回:歌うことの意味|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

第9回:歌うことの意味|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

第9回:歌うことの意味|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

アイドル界のさまざまなトピックを、唯一無二のゲイアイドルだからこその視点で斬り込む連載コラム(隔週土曜日公開)。約半年間の休載を経て、本日より連載再開。その復活第1回目のテーマは“歌”。ミキティーが改めてアイドルが歌うことの意味を語る。

どのアイドルグループに入るかも大事

たまに、アイドルたちから、本当は生歌でやりたいのに、運営の方針でできないっていう声を聞きます。最近のアイドルは若い子も多いから、運営に言われたことがすべてになっている子もいるし、歌わせてもらえないってなると、今の自分じゃ無理なんだって自信を喪失してしまうこともあります。だから、運営も本人にしっかりと説明してあげてほしいです。どうして今は被せなのか、今後どういう風にしていくのかってことを示した上での被せならいいけど、そうじゃないと、自分は歌で勝負できないんだって思っちゃいます。

歌をしっかりと歌いたいなら、どこのアイドルグループに入るのかもすごく大事。でも正直、どういうグループなのかは入るまではわからないから、そこを見極めるのは難しいと思います。ただアイドルになりたい、チヤホヤされたいだけなら、どのグループでもいいと思うけど、生歌で勝負するアイドルになりたいのなら、どのグループに入るのかを見極めなくてはいけません。

私だって、ただアイドルになりたいんだったら、自分でアイドルを作るという考えにはならなかったかもしれません。私がやりたかったことはそうではなくて。ちゃんと歌を歌って、ダンスも踊って、自分の歌詞で曲を届けて、ずっと一緒に生きていくメンバーと活動したかったから、自分で今の二丁魁を作りました。

アイドルとしての覚悟

逆に、“私は歌を歌いたいだけなんです”っていうアイドルに会うこともあるけど、それならアイドルじゃなくて歌手になればよかったのにって思ってしまいます。ファンの方に夢を与えるために、アイドルは歌うだけじゃなくて、踊って、チェキ会をやって、恋愛禁止って言われたらそれも守らなくてはいけない。でも、歌手志向の強い子の中には、ダンスやチェキ会を嫌がる子もいますね。

本当は歌だけをやりたいけど、その夢が叶えられないから、今、敷居が低くなっているアイドルにとりあえずなってみたんでしょう。それで、歌以外のことにやる気を出せないのかもしれないけど、私はそれってどうなのかな?って思っています。

そういうことは、まずアイドルで天下を獲ってから言ってほしい。アイドルで売れて、例えば武道館に立ってから、私は歌で勝負したいんですって言うなら説得力があるじゃないですか。歌だけで勝負したいのなら、まずアイドルで天下を獲る……そのぐらいの強い覚悟を持って活動をしてもらいたいと思います。

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