【TIFオンライン2020特別対談1】沖口優奈×TIF総合プロデューサー 菊竹龍(後編)「しょうがないからオンラインという考えではなくて、やるなら振り切ってやりたい」

【TIFオンライン2020特別対談1】沖口優奈×TIF総合プロデューサー 菊竹龍(後編)「しょうがないからオンラインという考えではなくて、やるなら振り切ってやりたい」

【TIFオンライン2020特別対談1】沖口優奈×TIF総合プロデューサー 菊竹龍(後編)「しょうがないからオンラインという考えではなくて、やるなら振り切ってやりたい」沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」特別編:TOKYO IDOL FESTIVAL総合プロデューサー 菊竹龍(後編)

マジカル・パンチラインの沖口優奈とTOKYO IDOL FESTIVAL総合プロデューサーの菊竹龍によるリーダー対談の後編。今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響により初の開催中止となりながらも、世界最大のオンラインアイドルフェスとして形を変えて開催する<TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン 2020>について語り合った。イベント公式サイトの「プロデューサー挨拶」で表明している“オンラインだからできること、オンラインになっても変えたくないこと”とは、一体どういうことなのか? 本対談を通じて、<TIFオンライン2020>のイベント構想とともに、<TIF>の総合プロデューサーとしてアイドルを見続けてきた菊竹氏が考えるアイドル業界の現在、そしてアイドルの魅力について、沖口が明らかにしていく。

編集協力:竹内伸一

<TIF>にはオンラインならではの楽しさが詰まっているような気がして、ワクワクしています(沖口)

沖口:
<TIF>のプロデューサーをやっていて、難しいと感じる部分はどんなところですか?

菊竹:
エンタテインメントって、どれもそうだと思うんですけど、正解の方程式がないんですよね。“○○×△△×□□”をやれば、このイベントは大成功になりますっていうのが、常に変わるんです。例えば、“キャスティング×ブランディング×当日の天気×チケットの値段×アイドル市場の規模”という掛け算を埋めていくことが成功への道だとして、キャスティング=1だとしたら、次は2にするといった具合いに、数字を上げていくことが必要なんですけど、数字を上げれば正解になるかといえば、そうじゃなくて……難しいですね。今回、オンラインでやることに決めた時、1番悩んだのがチケットの金額なんです。1日券を6,900円にしたんですけど、みんなから“高い!”って言われて(苦笑)。配信イベントで6,900円は確かに高いのかもしれませんけど、みんなから言われると疑問が湧いてきて。“どうして高いんだ?”って聞いたら“サザンオールスターズは3,600円、ゆずは3,800円ですよ”って言われて。“いや、待ってくれ。彼らは平均2時間前後でその値段だけど、こっちは1日10時間で6ステージですよ。つまり60時間分のライブをやっているんだ。時間で換算したらめちゃくちゃ安いよ”って(笑)。サザンは時間で換算すると1時間1,800円くらいですけど、<TIF>は100円くらいですから。

沖口:
お得ですね!

菊竹:
めっちゃお得で、激安なんですよ。

沖口:
しかも、いろいろなアイドルが観られるし、いろいろなロケーションも楽しめる。

菊竹:
そうなんです! 今年はタイのバンコクからの映像も入れる予定なんですよ。めちゃくちゃお得だってことは、ぜひ書いておいてください(笑)。僕は今、極端に60時間で換算しましたけど、同時進行だから回遊して観られるのは最大10時間。でも、それでも1時間で換算すると690円ですから!

沖口:
安い! 『吉野家』の牛丼特盛の価格で1時間楽しめる! アイドルファンの方は、いろいろなアイドルが好きだったりもするので、その値段でアイドルを一気に観られるのは、むしろお得ですよね。

菊竹:
そうなんです。それも言いたかったことなんですけど、配信でやるなら、ステージごとにバラ売りしてほしいという声もあったんです。Aステージ2,000円、Bステージ2,000円、全ステージ6,900円みたいな感じで。それも考えたんですけど、<TIF>のコンセプトとしては、いろいろなアイドルを観てほしいんですよね。例えば、マジパンが目当てなんだけど、マジパンに到達するまでにいろいろなグループ、いろいろなステージを観て、そこでいろいろな発見があったことを経て、お目当てに辿り着いてほしいんです。マジパンだけにお金を払うんじゃなくて、それまでの動きも楽しんでほしいので、ステージごとのチケットを作らずに、1日券で回遊式にしたんです。これ、昨日『セブンルール』で観たまんまなんですけど(笑)。本屋さんの方が出ていて、“お目当ての本に直接辿り着くのではなくて、いろいろなところに寄ることで、新しい発見がある”っておっしゃってて。“僕が言いたいことはこれだ!”って思いました(笑)。

沖口:
そのまんま取り入れてますね(笑)。でも、フェスの楽しみ方って、そういうものですよね。そのグループだけだったら、ワンマンライブとあまり変わらなかったりもしますし。このグループもいいな、あのグループもいいなって思ったり、やっぱりお目当てのグループがよかったなって思ったり。オンラインだと、お客さんと一緒の空間を楽しめないというのもあるんですけど、その代わり移動時間がないので、めっちゃ回りやすそうですよね。

菊竹:
そうだと思いますね。なので、動画配信のプラットホームは1つにしたんです。Aステージはこのプラットホーム、Bステージは別のプラットフォームとなると、“いくつブラウザを立ち上げるんだよ!”みたいなことになるじゃないですか。

沖口:
そうですよね。それでたまにログインし直さなくちゃいけなかったり(笑)。

菊竹:
あれ、パスワード保存していたはずなのに……みたいなね(笑)。プラットホームを変えちゃうと、画質もバラバラだし、世界観も統一できないんです。なので、1つのプラットホームにして、回遊することを楽しんでもらおうと思っています。

沖口:
今のご時世、お客さんを入れてイベントができないからオンラインでやるという風にアイドル業界も、ほかのところもなっていますけど、<TIF>にはオンラインならではの楽しさが詰まっているような気がして、ワクワクしています。

菊竹:
そうなんです。しょうがないからオンラインという考えではなくて、やるなら振り切ってやりたいと思っています。オンラインイベントとして魅力的なフェスにしたいですね。

沖口:
今年はバーチャルアイドルも参加されるんですよね。

菊竹:
<TIF>は基本的に女の子のアイドルの世界最大規模のイベントというのがコンセプトなんですけど、一昨年くらいからバーチャルアイドルの方々から“出たいんです”という話をいただいていたんです。バーチャルであろうと、本人たちが女性アイドルとして頑張っているのであれば、そこもちゃんと応援したいなと。今年はオンラインということもあって、彼女たち専用のステージも作ることにしたんです。バーチャルの子たちがいて、2次元の子たちがいて、『ラブライブ!』や『アイドルマスター』のようなアニメと声優が融合した子たちがいて、3次元のアイドルがいる。そういったイベントは、オンラインに振り切ったからこそできるのかなと思います。リアルなアイドルとバーチャルアイドルでは、ファン層が違うとは思うので、リアルなライブの場で一緒になることは難しい部分もあるのかなと思いますけど、オンラインライブであれば、簡単に行き来できるので、それも大丈夫かなと。

沖口:
バーチャルアイドルのみなさんにとっては、むしろオンラインが主戦場なので、彼女たちの魅力もちゃんと伝わりそうですよね。

菊竹:
そうですよね。

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