【TIFオンライン2020特別対談1】沖口優奈×TIF総合プロデューサー 菊竹龍（前編）「僕は＜TIF＞に対して誰よりも時間をかけてずっと考えていようと思っているんです」沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」特別編：TOKYO IDOL FESTIVAL総合プロデューサー 菊竹龍（前編）

思っていた以上に愛情が深くて驚いています（沖口）

沖口：
そういうお仕事を経て、TOKYO IDOL PROJECT（フジテレビが手がけている番組＆配信コンテンツ、イベント、WEBなどを中心にジャパニーズポップカルチャーを日本と世界へ発信するプロジェクト）に関わるようになったのも、人事異動だったんですか？

菊竹：
人事異動です。事業に携わるセクションに来て、その時に＜TIF＞を1つのフェスではなくて、年間を通じたプロジェクトにしようと、先代のプロデューサーが動いていたんです。そこに僕もプロデューサーとして入りました。それが5〜6年前くらいですかね。

沖口：
それまでアイドルには興味があったんですか？

菊竹：
AKB48の神7が言える程度でした（笑）。

沖口：
そういう状態から、がっつりアイドルと関わるようになって、アイドルに対するイメージは変わりましたか？

菊竹：
変わりましたねぇ。僕は一般の方よりも知らないくらいでしたから、特に最初はグループ数の多さに驚きました。まずは、それを覚えることから始めましたね。＜TIF＞の企画会議をしていても、例えば、“歌がウマい子の企画を考えよう”ってことになったら、ホワイトボードにキャスティングの候補を書き出していくんですけど、僕は全然わからないんですよ（笑）。最初は“俺、ついていけるかな……”って不安になりました（笑）。でも、そこを覚えないと仕事にならないんで、必死に勉強しましたよ。土日は『idol scheduler』を片手に、秋葉原のライブハウスを10軒くらいまわったり（笑）。“まずはこのライブハウスに行って、そのあとはこっちでイベントをやってるから行ってみよう”っていう感じで。

沖口：
当時のアイドルヲタクの人よりも、ヲタクっぽい動きをしていたってことですね（笑）。

菊竹：
そうですね。もともと音楽にも詳しいわけでもないので、渋谷のO-EASTとかの周辺ってたくさんライブハウスがありますけど、あの辺りはゴリゴリのロックバンドしか出ていないと思っていたんですよ。でも、アイドルもいっぱい出ているんですよね。そういうことも、現場を回ったことで知りました。

沖口：
私も好きだったアイドルがももクロさんとかAKBさんだったので、アイドルがライブハウスでライブをやるって、自分がアイドルを始めるまで知りませんでした。“思っていた世界とはまた違う世界があるんだな”って衝撃を受けました（笑）。“えっ、ライブハウス!?　ミラーボールもあるし、シャンデリアもある！”みたいな（笑）。

菊竹：
そうそう。渋谷のクラブでもアイドルがライブをやっていたりするじゃないですか。“ここって、自分が若い時に、ウェ～イ！ってやってたところだよな”って（笑）。

沖口：
あはは（笑）。先代の総合プロデューサーの方から引き継ぐことになった時は、プレッシャーはありましたか？

菊竹：
ありましたね。全責任を背負うってことだから不安なことだらけでした。僕が担当したことで、このイベントが衰退しちゃったらどうしようとも思ったし。

沖口：
そんなプレッシャーがある中、夏の3大イベントと呼ばれている＜TIF＞を引っ張っていく上で、大切にしていることは何ですか？

菊竹：
“リーダーとは？”という部分に近いのかもしれませんけど、僕はもともとアイドルに詳しいわけでもなかったですし、プロデューサーとして天才的なアイディアをポンポンと出せるわけでもない。だったら僕は＜TIF＞に対して誰よりも時間をかけてずっと考えていようと思っているんです。起きている間はほとんど“どうやったら＜TIF＞がよくなるのかな、どうやったらお客さんが盛り上がってくれるのかな、どうやったら安全にできるのかな”って考えています。それだけは自信があります。僕は天才でもないし、もともとの経験もないけど、24時間考え続けているとしたら、そこに関しては、誰にも負けないプロデューサーだと自信を持てると思うんで、それが大事にしていることですね。

沖口：
24時間1つのことを考え続けるというのは、努力であり才能であるとも思います。

菊竹：
う～ん、どうなんだろう。でも、考えちゃうんですよね（笑）。

沖口：
それだけ＜TIF＞に対して愛情があるんですね。

菊竹：
愛情でもあり、不安でもあるからだと思いますね。コンテンツをよりよくしようと思った時に、やり方は無限にあるじゃないですか。毎日ツイートするのも1つのやり方だろうし。無限にある中で、僕がこの1時間、＜TIF＞について考えるのをやめて、何もしなかったとしたら、“その時間も考えていたら何かしらプラスになることが考えられたかもしれないのに”……そんな風に思ってしまうんですよ。

沖口：
それもやっぱり愛がないとできないことだと思います。愛情を持っていないとできない仕事だろうなと想像はしていたんですけど、思っていた以上に愛情が深くて驚いています。

菊竹：
不安だし、自信もないからですよ。どうやったら自信を持てるのかって言ったら、誰よりも考えることしか思いつかなかった。でも、誰よりも考えているっていう自負があるから……。

沖口：
その自負で人を引っ張っていっているんですね。

菊竹：
そうですね。いろいろな人から何を言われても、“俺は誰よりもこのイベントについて考えている”っていう自負があれば、自信を持って答えられると思っています。

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＜TOKYO IDOL FESTIVALオンライン2020＞公演概要

日程：2020年10月2日（金）、3日（土）、4日（日）
主催：TOKYO IDOL PROJECT

ライブステージは、TIFオリジナルの配信サイト『TIF LIVE STREAM』にて配信が決定！
＜TIFオンライン2020＞では、当日のライブステージの模様を、TIFオリジナル配信サイト『TIF LIVE STREAM』※1にて配信します。チケットをご購入いただくとHOT STAGE、SMILE GARDEN、SKY STAGE、LOFT STAGE、CG labo、バーチャルTIFの6つのライブステージと、オンライン特典会の模様を『TIF LIVE STREAM』からご視聴いただくことができます。見逃し配信は、イベント終了後から3日間（10月7日（水）23時59分まで）。

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※1：TIF LIVE STREAMはBalus（株）社が運営する配信プラットフォーム『SPWN』を使用

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※チケットに関する詳細や注意事項は＜TIFオンライン2020＞公式HPをご確認ください。