第2回:アイドルとして生きる上での覚悟|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」 アイドルとして生きていく上で心に刻むべきこととは
ミキティー本物(二丁目の魁カミングアウト)
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アイドル界のさまざまなトピックを、唯一無二のゲイアイドルだからこその視点で斬り込む連載コラム(隔週土曜日更新)。第2回目のテーマは“アイドルとして生きる上での覚悟”。二丁目の魁カミングアウトの活動スタンスを軸に、ステージや楽曲、振り付けにかける想いを語る。
プライベートでも常にアイドルでありたい
楽屋の使い方には、そのアイドルの人間性が出ちゃうよね。そのグループ専用の楽屋だったらどんな風に使ってもいいと思うけど、いろんなアイドルが出る対バンイベントで共同の楽屋なのに、ほかのグループのことを考えないで広く占有したり、汚く使う人がいるんですよ。ああいうのは嫌だなって思う。
私たちは女性アイドルの対バンに出させてもらってる身なので、共同の楽屋には入らずに、常にレジャーシートを持ち歩いて、それを廊下に敷いて準備することもあります。最近は、男性ってことで別の小部屋を用意してもらえることが多いんだけど、女性アイドルと共同の楽屋は、ほとんど使っていないですね。
最近は二丁魁を好きと言ってくれる関係者の方も増えてきたので、舞台裏ですっぴんを見られたくないっていうのもあるの。だから、私たちは事務所でメイクをしてから会場に向かうことの方が多いかも。あとはリハーサルが終わったら、あえて会場から1回出てしまうこともあるから、あんまり楽屋に入ることはないですね。
メンバー同士でも着替えをする時は気を遣う。私たちには“絶対に人前で着替えをしない”っていうルールが存在するから、メンバーだけしかいない空間だとしても、メンバーの前では絶対に着替えはしない。だから、着替えをする時は更衣室を使うようにしています。
プライベートの時も、常にアイドルとしていたいんです。いつでも二丁目の魁カミングアウトのメンバーでいるってことを意識して生きているので。だから、オンとかオフとかないかも。常にずっとこのまま。
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