第2回:アイドルとして生きる上での覚悟|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」
第2回:アイドルとして生きる上での覚悟|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」アイドルとして生きていく上で心に刻むべきこととは
2019.05.11
アイドル界のさまざまなトピックを、唯一無二のゲイアイドルだからこその視点で斬り込む連載コラム(隔週土曜日更新)。第2回目のテーマは“アイドルとして生きる上での覚悟”。二丁目の魁カミングアウトの活動スタンスを軸に、ステージや楽曲、振り付けにかける想いを語る。
リハーサルから本気で
リハーサルであっても、いつでも本気。ダンスにしても歌にしても、リハーサルから本気でやってみないと、本番の時にどれくらいできるのかわからないから。あと、出番の関係で、本番は観に行けないけど、リハーサルだけでもいいから私たちのパフォーマンスを観たいって言ってくれる関係者の方たちもいるんですよ。リハーサルでも誰が観ているのかわからない。だから、私たちはリハーサルでも手を抜かないし、本気でやるって決めてるんです。
リハーサルをなんだと思ってるんだろう?って、アイドルがたまにいますね。衣装とか動きやすい服装じゃなくて、スカートとかヒールで臨んでいる人とかもいて。そういう人たちを見ると、リハーサルをやる意味があるのかなって思うし、私たちにそのリハーサルの時間をちょうだいよって思っちゃう。
今、アイドル活動について、こうやっていろいろなことが意識できるようになったのは、これまでたくさんのアイドルグループの振り付けをしてきて、いろんなグループのやり方を見てきたから。その中から私たちに合うやり方を取捨選択しているっていうのが大きいのかもしれない。
意味のないものは採り入れず、必要だと思ったことは採り入れて作り上げてきたのが、二丁目の魁カミングアウトなんです。
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