マジカル・パンチライン[インタビュー]アイドルの輝きと幸福感をたっぷり詰め込んだ新体制初アルバム堂々完成!「“第二の第一印象”をしっかりとつかんでいきたい」

マジカル・パンチライン[インタビュー]アイドルの輝きと幸福感をたっぷり詰め込んだ新体制初アルバム堂々完成!「“第二の第一印象”をしっかりとつかんでいきたい」

Pop'n'Roll 編集部

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2022.02.28
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マジカル・パンチラインが、2月23日(水・祝)にメジャー2ndアルバム『キラハピ☆THE WORLD』をリリースした。2021年2月からスタートした新体制での初めてのアルバムとなる同作は、キラキラしたサウンドを聴かせる王道アイドルソングをはじめ、疾走感のあるバンドサウンドナンバー、ダンサブルなエレクトロ曲、ジャジーな雰囲気のミディアムソングなど、アイドルポップスの多彩さを見事に証明した強力作に仕上がっている。今回、グループの充実ぶりをうかがわせるアルバムを完成させた5人にインタビューを実施。同作の制作や新体制としてのこの1年間の活動、3月6日(日)に開催する初の主催対バンイベント<マジフェス>などについてたっぷり語ってもらった。

マジカル・パンチライン

編集協力:村田誠二

このメンバーの中でだんだん素を出せるようになってきてよかった(益田珠希)

――昨年2月に新体制になってから1年経ちましたが、この1年間の活動の手応えはどんなものでしたか?

山本花奈:
私はアイドルをやるのが2回目なんですけど、1回目は活動期間が短かったので、自分がこういうアイドルになりたいっていう想いが実現できなかったんです。でも、お披露目されてからこの1年は、“こういうアイドルになりたい!”っていう活動がすごくできたと思うし、私は人を笑顔にするのが好きだし、笑顔を見るのも好きなので、“花ちゃんの笑顔、めっちゃ好きだよ”って言ってくださる方がたくさんいて、アイドルを続けててよかったなとすごく思った1年でした。

益田珠希:
私は、加入する前は普通の高校2年生で、進路にも迷っている頃だったんですけど、具体的に何になりたいっていう夢は特になくて、オーディションを見つけて、これが最後のチャンスだと思って応募したんですね。だから、それまではアイドルを観てる側だったので、最初はあまり実感がなかったんですけど、この1年活動していくうちに、ほかのアイドルさんを観て勉強になることもたくさんありました。私はダンスも歌もほとんどできなかったり、“これまでこういうキャラで生きてました”っていうキャラもなかったので、個性を出していくのが難しかったですけど、このメンバーの中でだんだん素を出せるようになってきて、本当によかったです。

吉澤悠華:
新体制になってからも、5月2日までライブもしていなかったので、どういうグループになるのか?っていうか、本当にどうなっちゃうのかな?って思ってたんですけど、私自身、衣裳のデザインを始めたり、新しいチャレンジをさせていただいたので、当時は今までの自分とは違う姿になって5月2日を迎えたいと思っていたんですね。だから、“今までよりここはこうしなきゃ”って思ったり、この1年ですごく成長できたなって思ってます。1年前はお互い、みんなどんな子なんだろう?って感じだったんですけど(笑)、この1年間でみんな心を開いて活動できるようになったので、みんなと会えると安心するというか、心の拠り所みたいな存在になりましたね。

宇佐美空来:
私はもともとアイドルではなくて、ウクレレシンガーとして歌を届ける活動をしていたんですけど、マジパンのオーディションを受けてアイドルになってから、ウクレレシンガーの時よりもっと表現の幅が広がったというか、女の子らしい表現が、今になってできるようになったかなと思います。あと、歌詞割りもらってどんどんステージを重ねていくうちに、たくさんのファンの方から“空来ちゃん、よかったよ”とか、“どんどん成長してるね”って言ってくださることが多くなったので、これからももっと表現の幅を広げていきたいです。

沖口優奈:
私はずっとマジパンとともに活動してきていて、自分が1人で先輩になって新しいメンバーを迎えるということが初めての経験でしたし、しかもコンセプトもグループ自体も、今までのものもありつつゼロからのスタートだったので、いろいろなことを少しずつ自分の中に定着させていくということが必要な1年でした。やっぱり今の5人は、素敵なメンバーが集まったなという手応えもあるし、それぞれのメンバーが最初に入った時からすごく成長したことを感じられた1年でした。とはいえ、今まで6年やってきましたけど、“この1年、すごく手応えがあったな”という時期は特になくて……やっぱりアイドルってお客さんの数が大事じゃないですか。対バンとか出演させてもらったら、マジパンよりお客さんが入るグループさんもたくさんいるし、例えば夏フェスで、メインステージに立てるグループか?と言ったら、今はまだそのトップバッターでも呼ぼうっていう立ち位置でもないと思ってますし、なんなら、すごいアイドルさんなんて、周りに一緒にイベントに出てるグループより遥かにたくさんいて、上には上がたくさんいるんですよね。だから、1回1回のライブで言えば、“今日はよかった”っていう手応えはあるんですけど、“1年通しての手応え”ってなかなか感じづらいというか……。

――沖口さんは、かなり客観的にグループを見ているんですね。

沖口優奈:
ただ、今は本当に、今の“キラハピ”っていうコンセプトにすごく沿ったいいメンバーだし、グループとしても素敵なグループだと思っているので、今年からは、もっと今の素敵なマジパンを多くの人に知ってもらって、もっとたくさんのお客さんに来てもらいたいし、ワンマンライブをする時にすぐにチケットがソールドアウトするようなグループになりたい……で、1年間このメンバーを見てると、そういう目標にこのメンバーなら到達できるかも!って思ったんです。まだまだ足りないところもいっぱいあるけど、頑張っていけば絶対に伝わる人には伝わると思う。コンセプトが変わって不安な1年だったんですけど(笑)、このままやり続けて、いろんな人に知ってもらいたいなと思った1年でした。

――さすが、プロデューサーの考え方ですよね。

沖口:
そうなんです……プロデューサーになったんです。

――マジカル・パンチラインの定例会議にも出てるんですもんね?

沖口:
そうですね。会議では、私もスタッフの方々に交じって話をさせてもらってる分、“こうしないといけない”という現実的な部分も感じています。その一方で、メンバーと一緒にステージに立っている間は、個人的に去年はアイドルとしてやり切れてない1年だったかなという反省点もあるので、しっかりとプロデューサーとしての自分と、アイドルとしての自分を区別できるようにならないとな、と思っています。

――いわゆる“プレイングマネージャー”的な立ち位置でもあるわけですもんね。

沖口:
そうですね。加入直後の3人は、ダンスを踊って、歌も歌って、体力もギリギリになって、自分のことでいっぱいいっぱいで不安なわけじゃないですか。そこで“親心”というか、“みんなテンパってるのかな? 大丈夫かな?”って思ったりして(笑)、そっち側に寄りすぎていた部分があったかなと思うので、今年は誰にも負けないくらい“アイドル”になろうと思ってます(笑)。

益田珠希

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