ヲルタナティヴ 鈴屋もずくの変化とライブパフォーマンス「お客さんを見てぎょろぎょろしちゃう」

ヲルタナティヴ 鈴屋もずくの変化とライブパフォーマンス「お客さんを見てぎょろぎょろしちゃう」 鈴屋もずく&神谷さくら(ヲルタナティヴ)インドア派アイドルの水道橋散歩。#5

山村 哲也

Pop'n'Roll 統括編集長

2019.01.25
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自分のファンをすぐに見つける特技を持ち、お客さんを見ないとライブができないという鈴屋さんに、ヲルタナティヴに入っての変化とパフォーマンス中のレスについて聞きました。

山村:
鈴屋さんは今まで2度ほど取材させもらっていますけど、最初と2度目で印象がまったく変わったんですよ。初めて会った時はすごくネガティブで話しもできない人だったのに、次に会ったら自分の考えをしっかり話せる人になっていて成長ぶりに驚いたんですけど。

鈴屋:
いや、まだまだですね。逆に自分のことはしゃべっちゃいけないなと思っているんです。話しても人を不快にしかしないからマイルドに話しているだけ(笑)。でも、確かに前よりは話していますね。新人の時はけっこう気持ち的に追い詰められていて、インタビューしてもらった時も泣いたじゃないですか。あの時期は口を開いたら泣く時期だったんです。

山村:
そんな時に取材してしまったんだ(笑)。

鈴屋:
でも新人さんが入って、先輩っていう自覚はないんですけど、もう先輩じゃないですか。レッスンをしていても注意される側じゃなくて注意する側になったし。それまでヲルタナティヴは新人が1人だけだったから、レッスンでもみんなから集中して見られるし注意をされたりして弱っていたんです。でも、昨年の8月ぐらいから社長にいろいろアドバイスもらったりして、仕事に対する取り組み方や世間との接し方も変わりました。

山村:
メンバーとしては新しい子に期待するからそうなりますよね。

鈴屋:
そう。なので前は弱っていたんですけど、新人さんが4人入ってからはそういうのがなくなったのでちょっと余裕ができて、気持ちの面でも楽になったんじゃないかなって思います。

山村:
今は逆に注意をすることもある?

鈴屋:
注意じゃないけど、振りとか歌で、ここはもっとこうした方がいいよとかは言います。

山村:
最初会った時はそういうことが言えなさそうなタイプの人だったのに。

鈴屋:
いや、今もあまり言えないんですけどね。でも言えないじゃダメなんで、そういうことも言っていかなきゃなって。

山村:
ネガティブ思考な部分も変わってきました?

鈴屋:
根は変わっていないので、そんなに変わってないって言えば変わってないです。でも、あんまり出さないようにしてます。

鈴屋もずく(ヲルタナティヴ)|水道橋

山村:
以前からのメンバーと新メンバーの間にいる中間の人間という発言を以前していましたけど、その気持ちは今も変わらないですか?

鈴屋:
変わらないですね。中間管理職(笑)。

山村:
自分が間を繋ぐ役目だという気持ちもあります?

鈴屋:
繋げられたらいいんですけどねー。だから繋げられたらとは思っています。

山村:
神谷さん的に鈴谷さんは頼りになる先輩ですか?

神谷:
頼りになります。

鈴屋:
ならないでしょー(笑)。

神谷:
なりますよー。ライブの時とかすごいなーと思って参考になる人です。物販とかも含めて、1番参考になりますね。

鈴屋:
えー、何がですか?

神谷:
全員に対していい対応で、ライブ中もファンのことを考えて、レスを送るのがすごく上手なんですよ。

鈴屋:
あぁ、レスはめっちゃ送りますね。自分のファンをすぐに見つけられるから、見つけたらライブ中ずっと目線を送るし、対バンの時は新規の人もめっちゃ見て目線合わせて笑いかけています。逆に言うと、お客さんを見ないとライブができない人なんですよ。お客さんを見てぎょろぎょろしちゃう。客席ぎょろぎょろ。

山村:
きょろじゃなくて、ぎょろなんですね(笑)。それは初ライブからそうだったんですか?

鈴屋:
うーん……自分でもよくわからないんですけど、多分さっき話した余裕ができて来てからだと思います。新人の時に自分がどんなライブをしていたのか覚えていないんですよ。思い出したくないから、自分で記憶から抹消しているのかも。接客業みたいに人とコミュニケーションを取ることが苦手なんですけど、ライブはしゃべらないで目と目が合って笑い合うみたいなそういうコミュニケーションじゃないですか。だからレスはめちゃめちゃできるんです。

鈴屋もずく(ヲルタナティヴ)|水道橋