![NANIMONO[インタビュー後編]“全国のTAKARAMONOと叶える夢” ツアーファイナルで描く最高の景色「日本各地に引きこもっている仲間を引き連れて、最終日の豊洲PITに臨みます」](https://img.popnroll.tv/uploads/news_item/image/41130/large__Q8A3723.jpg)
NANIMONO[インタビュー後編]“全国のTAKARAMONOと叶える夢” ツアーファイナルで描く最高の景色「日本各地に引きこもっている仲間を引き連れて、最終日の豊洲PITに臨みます」
NANIMONO[インタビュー後編]“全国のTAKARAMONOと叶える夢” ツアーファイナルで描く最高の景色「日本各地に引きこもっている仲間を引き連れて、最終日の豊洲PITに臨みます」NANIMONO 遊乃ヲユタ、眠岸ぷりん、紫苑りんか、輪廻ねるインタビュー後編
NANIMONOの遊乃ヲユタ、眠岸ぷりん、紫苑りんか、輪廻ねるのロングインタビューの後編。
10月16日(水)にリリースした2ndフルアルバム『INTERNET MAGICAL GIRL』を中心に話を訊いた前編を経て、今回はこれまでのワンマンライブや2ndフルアルバムのリリースイベント、さらに11月2日(土)よりスタートする全国ツアー<NANIMONO 2nd ALBUM RELEASE TOUR『魔法少女になれなかった』>について、4人に思いのままに語ってもらった。
さまざまな出来事を経てメンバーの絆が深まり、グループとして大きく成長を遂げているNANIMONOの現在地とこれからに迫る。
撮影:河邉有実莉
TDCはこだわりも強くなっちゃって、初めてメンバーがぶつかっちゃった(遊乃ヲユタ)
ーー“ゆまちゃんず”のインタビューの時にOTONA CHILD.代表さんが“NANIMONOは幼稚園”とおっしゃっていて。
一同:
ああ〜。
ねる:
正解ですね。見てのとおり。
りんか:
何も言い返せないですね……。
ーーAZATOYが高校で、hakanaiが中学校、NANIMONOが幼稚園だと。
りんか:
わかるなぁ。
ねる:
小学校がないけど……?
ーーそこはみなさんが卒園した時のために空けているみたいですよ。
ぷりん:
私たち、成長しても小学生ってことですか!
りんか:
それだけ私たちは世話掛かるから、可愛いと思ってくれてる……って、いいふうに捉えます(笑)。子離れできないんですよ、向こうが!
ぷりん:
向こうが、ね!
ーーでも、1.5周年ライブ(<NANIMONO 1.5周年ワンマン いちにちめ 『インキャの日 〜嵐を呼ぶ大運動会〜』>2023年12月18日 新宿BLAZE)の時に突き放したって言ってましたよ。
りんか:
あー、確かに。
ねる:
突き放されたんじゃなくて、任されたと思ってるけどね。
りんか:
あの時はみんないっぱいいっぱいになりつつも、あれがきっかけで運営さんもメンバーに任せてくれることが増えたので。私たちがこれだけ頑張ってるっていうアピールの場にはなったのかなと思ってます。
ーーそれを経てのTDCホールの2周年ワンマン(<NANIMONO 2nd ANNIVERSARY ONEMAN『インキャが世界を救う★ ~なにものといっしょ~』>2024年6月16日 TOKYO DOME CITY HALL)、レポートも書かせてもらったんですけど、すごくいいライブでした。
ぷりん:
お〜、ありがとうございます。ワンマンライブがTDCホールになったのも、1.5周年のライブがきっかけなんですよ。もともとは3分の1くらいのキャパの場所でワンマンライブやるよって言われてて、1周年をZepp Yokohamaでやらせていただいたのに(<NANIMONO 1st Anniversary & 1st Full Album 発売記念TOUR 『むりなんだがw - FINAL -』>2023年6月19日 KT Zepp Yokohama)、キャパ下がっちゃうんだ……と思ってたんですけど、その1.5周年のライブを運営さんが見て、“やればできるじゃん!”となって、TDCホールを急遽取ってくれたみたいです。よかったね!
りんか:
ホント、よかったよ。
ーーどうでしたか、やり遂げた手応えは。
りんか:
改めてNANIMONOに関わってくださっている大人の数というか、規模感を知るきっかけになりました。こんなにも期待してもらってるんだって。事務所だけではない人たち、外部メディアの方や、スカパー!の撮影とかも入っていたので、気が引き締まる日になりました。こんなに大人に期待してもらえるライブができて“よっしゃあ!!”っていう手応えはありましたね。
ーーパフォーマンスの面ではどうですか?
ヲユタ:
いっぱい大人がいるし、失敗しちゃいけないというプレッシャーがすごくて。NANIMONOは基本温厚なんですよ。怒らないし。ヲユだけずっと1人でピリピリしてるんですけど(笑)。でも、あの時はゲネの日にみんな珍しくめっちゃピリピリしていて。みんな極限まで精神を張りつめた状態。ゲネで変更点もめちゃめちゃあって、ステージ装飾とかもめっちゃえげつなかったんで、普段と違うことがもう100個くらいあったんですよ! で、“あー、ヤバい……”ってなって、めっちゃ泣いちゃいました、ゲネで。
ぷりん:
私のせいです、泣かせました。
ヲユタ:
泣かされました。
ねる:
そのくらいみんな本気だったからね。
ーーいい緊張感だったと。
ぷりん:
いつもはLINEで“今日のあそこ間違えてたよ(+顔文字)”って送るくらいなんですけど、対面であんなに言ったのは初めて。
ヲユタ:
みんなこだわりがあって。“こっちの方がいい”って、その意見がいつもは飲めるんですけど、TDCはみんなもう本気でやんなきゃっていう想いが強いからこそ、こだわりも強くなっちゃって、ぶつかっちゃった。初めての感覚でした。あれはもうしたくない!
ぷりん:
やだー!
りんか:
でも、あれがあったから、パフォーマンス面でお互いがどこにどういうこだわりを持ってるのかわかったきっかけになったんで。その後のライブでも、“この子はこういう見せ方をしたいから、今日のライブはこの子に寄り添おうかな”とか、その後のパフォーマンス面にもいい影響が出るようになりました。だからあの時みんなで言い合えたのは、よかったとは思いますね。
ぷりん:
うんうん。
ねる:
それも成長のきっかけでした。

次ページ
- 1