![NANIMONO[インタビュー前編]“インキャ”たちがニューアルバムで紡ぐ成長の物語「全体を通して魔法少女になってから魔法が解けるまでのストーリーだと思って楽しんでもらえたら」](https://img.popnroll.tv/uploads/news_item/image/41129/large__Q8A3797.jpg)
NANIMONO[インタビュー前編]“インキャ”たちがニューアルバムで紡ぐ成長の物語「全体を通して魔法少女になってから魔法が解けるまでのストーリーだと思って楽しんでもらえたら」
NANIMONO[インタビュー前編]“インキャ”たちがニューアルバムで紡ぐ成長の物語「全体を通して魔法少女になってから魔法が解けるまでのストーリーだと思って楽しんでもらえたら」NANIMONO 遊乃ヲユタ、眠岸ぷりん、紫苑りんか、輪廻ねるインタビュー前編
NANIMONOが、10月16日(水)に2ndフルアルバム『INTERNET MAGICAL GIRL』をリリースした。
“魔法少女”をテーマにした同作には、多彩な楽曲が収められ、彼女たちの魅力がさらに深化。アイドルとしての成長も証明した充実作となった。
今回、Pop’n’Rollでは、NANIMONOの遊乃ヲユタ、眠岸ぷりん、紫苑りんか、輪廻ねるの4名にロングインタビューを実施。前編となる本記事では、同作制作の裏側や各曲にこめた想いについて、じっくり語ってもらった。
撮影:河邉有実莉
NANIMONOのすべての魅力が詰まったアルバムです(眠岸ぷりん)
ーー先日このPop’n’Rollの別企画でみなさんのリーダー、ひなたゆまさんを含めた“ゆまちゃんず”をインタビューしたんです。
一同:
おおおお〜!!
ーーすごくよい記事になりまして。ゆまさんもよかったですけど、初めましてだった後輩のかなたゆま(AZATOY)さん、まゆたゆま(hakanai)さん、おふたりが堂々としていて、とってもいいことを言ってたので、今日は先輩方のいい話がたくさん聞けると期待しております!
一同:
ええええーーーッ!!
りんか:
なんでいきなりハードル上げるんですか!!
ーー(笑)。そんなNANIMONOですが、先日10月16日にリリースされたニューアルバム『INTERNET MAGICAL GIRL』をまだ聴いてない人に向けてひとことで説明すると、どんなアルバムですか?
ぷりん:
NANIMONOのすべての魅力が詰まったアルバムです。
ねる:
それだわ!
ぷりん:
今までのNANIMONOらしい楽曲も、今までにはないNANIMONOの楽曲もどっちも詰まっていて、新しいNANIMONOを知ることのできる、いいとこどりの1枚です。
りんか:
それです!
『INTERNET MAGICAL GIRL』MV
ーー名刺代わりのアルバムですね。
ぷりん:
今までのNANIMONOって《むりなんだがw》の「ジャージは戦闘服★」や「インキャのキャキャキャ」とか、わかりやすいキャッチーな感じだったんですけど、今回は今までやったことのない、カッコいい感じの曲とか、ラップが入ってたり、スキルを要する曲も入ってたりして、初挑戦の楽曲たちが多いんです。みんな、レコーディングも難しかったりした?
ねる:
難しかったぁ。ねるとぷりんはいつも叫ぶんですよ。騒ぐ担当、わちゃわちゃ担当なんで。だから今回のレコーディングもいつものテンションで歌ったら、“違う!”って。“そんな元気はいらないから息で歌って”と言われて、プロデューサーのこゆびちゃんに“どうしたらいいんですか?”って訊いて……レコーディングは大変でしたね。
ーー曲でいうと?
ねる:
「WHITE MUSK」と「After CInDErella」なんですけど、これがすごい難しくて。私はかなりてこずっちゃって。でも新たな一面を見せられたと思います。
「WHITE MUSK」
りんか:
みんな、歌い方のニュアンスとか声のトーンがこれまでとは全体的にガラッと違う。今まではめちゃめちゃ特徴のあるアニメ声みたいな感じでわかりやすかったと思うんですけど、今回はちょっと優しめだったり、大人っぽい一面だったり、新しいメンバーの声のパターンを聴けるから、そこが1番楽しんでもらいやすいんじゃないかな。“この子、こんな歌い方ができたんだ!”みたいに。
ねる:
ねるのファンの人、びっくりしてた。“ねるちゃんってこんなに甘くて優しい歌声出るんだ”って。
りんか:
私たちだって、こんな色気たっぷりで歌えるんだぞ!ってね。
ねる:
ヲユちゃんも最年少だけど、けっこう色っぽい歌詞というか、大人の歌詞を与えられたよね。
ヲユタ:
そう。自分はもともと個性強めの歌が得意じゃなかったんですよ。NANIMONOに入ってから矯正されちゃった。変な曲ばっかりだから。
ぷりん・りんか・ねる:
アハハハハ!!
ヲユタ:
アニメみたいに歌うのが癖づいちゃって。だからレコーディングの時にプロデューサーに“ヲユはもともとの歌い方でいいよ”って言われたんで、ヲユは逆に歌い方が戻ったかな。でも、ヲユを変にした曲たちも一緒に味わえるっていうのは面白いと思う。
ーーヲユさん本来の歌い方として、聴いてほしい曲はどれですか?
ヲユタ:
やっぱ「After CInDErella」。もとの自分の感じで歌えた。ヲユはあんまり元気じゃないから、これは元気に歌わなくてもよかったので、自分的にもめっちゃよかったです。あと「未確認生物」も自分寄りかも知れない。歌詞がめっちゃ暗いんですよ。NANIMONOって、暗い歌詞を明るく歌ってたんですけど、この曲は、曲も暗いし歌詞も暗い。めっちゃ好きで“うわー!”ってなりながら、自分が好きなものを歌えたなって。
ぷりん:
「未確認生物」の1番最後のサビの《もう暴かないで〜》ってところ、もともとレコーディングするまでは全員パートだったんですけど、ヲユちゃんがレコーディングして、こゆP(こゆびちゃん)が、“ここはヲユだけでいこう”って、ヲユちゃんのソロパートになったんですよ。
ねる:
ハマってるよね。めちゃめちゃいいパートで、メンバーとして聴いても鳥肌立つ。ヲユちゃんの歌声がカッコよくて。
ヲユタ:
でもこれ裏話なんですけど、うちのプロデューサーって、いかにも“NANIMONOのプロデューサー”って感じの性格で、そのパート歌った時に“ここヲユのソロだもんね”って言われて。“え、ここはみんなのパートですよ”って返したら、“あれ? 私、なんでみんなにしたんだっけな?”って。めっちゃプロデューサーのポンコツを感じた(笑)。
ぷりん:
そうなんだ!
ヲユタ:
だからもとからソロで決まってたらしい。

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