第5回:ファンの移り変わり|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」
第5回:ファンの移り変わり|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」ファンがアイドル活動を応援することの意味を語る
アイドル界のさまざまなトピックを、唯一無二のゲイアイイドルだからこその視点で斬り込む
連載コラム(隔週土曜日連載)。第5回目のテーマは“他界”。アイドル界においてファンを辞めることを“他界”と言うが、ファンの移り変わりについて、ミキティー本物が考えることとは?
会えない間も忘れることはない
私は今、アイドル活動をしていますが、これまで生きてきた中でアイドル活動以外にも楽しかったことももちろんありました。そして今、熱心に応援してくれている人たちがたくさんいるんですけど、そういった人たちが私たちを応援すること以外に趣味を見つけることも1つの幸せだと思うんです。
私たちのライブに来られる回数が少なくなったとしても、私は嫌な気持ちにならないですし、ほかに楽しいことを見つけてくれたのだったら嬉しいことだよねって、メンバーとも話してます。
仕事や学業、そのほかの事情で会えない間も私たちはその人のことを絶対に忘れないし、ちゃんと待ってます。私がファンに1番お願いしたいことは、応援すること自体がその人の人生にとって負担にならないでほしいということなんです。
私たちを応援することが希望や糧になってほしいので、私たちに会うことに義務感を持ってしまってそれがその人の負担になってしまったら悲しい。
たくさんライブに来てくれて顔を見せてくれることは、もちろん嬉しい。でも、例えば“結婚して子どもが産まれて当分ライブに来られなくなるんだ”っていう言葉も、それと同じくらい嬉しいんです。
それぞれのペースで
私たちのライブは自主イベント、対バンイベント、フリーライブいろんな種類があって、月に15本、多い時は20本程度あります。どのアイドルに通っていても、たくさんライブに来ていると楽しいだけじゃなく、あんまり見たくない部分が見えちゃったり、少し嫌な思いをすることもあると思うんです。
ライブに来てくれることはとっても嬉しいことだけど、それは義務でもなんでもないので、自分が応援していて1番楽しいペースを見つけることが、私はアイドル活動を応援する上ですごく大事なことなのかなと考えています。
ただ、やっぱり私もおなカマ(二丁目の魁カミングアウトのファンの総称)のことが大好きで毎日でも会いたいって思える存在なので、たくさんライブに来てもらえるのはすごく嬉しいです(笑)。
昔の私だったら“無理してまでライブに来なくても大丈夫だよ”って声を掛けていたんですけど、今はもうそういう声を掛けるのもやめました。おなカマは無理してでもライブに来てくれちゃう人だから、私たちは毎日1つひとつのライブを絶対に楽しんでもらえるように、気持ちを込めてライブをするようにしています。だから7月14日(日)のZepp Tokyoのワンマンライブは無理してでも来てね(笑)。
ミキティー本物との対談相手を緊急募集!
当コラムの企画として、ミキティー本物と対談してくれる一般のファンの方を募集します(自分は一般のファンだと思っていれば、誰でもOKです)。日時は6月28日(金)20時30分から、場所は都内。ミキティー本物に対談したい内容、聞きたいことを明記の上、Pop’n’Roll公式TwitterにDMをください。みなさんのご応募お待ちしております。
募集期間:6月22日(土)12時〜6月25日(火)23時59分まで
■注意事項
・編集部で選考の上、対談相手に決定された方にのみご連絡をいたします。選考状況・選考結果に関するお問い合わせについては一切応じることはできません。
・6月28日(金)20時30分に都内にいらっしゃれる方(交通費は自己負担)。
・対談時には撮影も行います(人物が特定できるように撮影することはございません)。
関連リンク
ゲイでもアイドルになれる! in Zepp Tokyo
日時:2019年7月14日(日) 開場 15:30 / 開演 16:30
前売 ¥3,999(別途1ドリンク) / 当日 ¥4,500(別途1ドリンク)
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