鶯籠、会心ノ一撃、LiLii Kaona、感情に揺さぶりを掛けてくる“エモい”グループ|「偶像音楽 斯斯然然」第5回

鶯籠、会心ノ一撃、LiLii Kaona、感情に揺さぶりを掛けてくる“エモい”グループ|「偶像音楽 斯斯然然」第5回

鶯籠、会心ノ一撃、LiLii Kaona、感情に揺さぶりを掛けてくる“エモい”グループ|「偶像音楽 斯斯然然」第5回鶯籠、会心ノ一撃、LiLii Kaonaが描く“Emo”の音世界を紐解く

これは、ロック畑で育ってきた人間がロック視点でアイドルの音楽を好き勝手に語る、ロック好きによるロック好きのためのアイドル深読みコラム連載である(隔週土曜日更新)。

オーガニックの演舞 LiLii Kaona

激しいからエモい、というわけではないだろう。燃え盛る赤い炎よりも静かに燃える青い炎の方が熱いのだ。そういう意味で、最後に触れておきたいグループがいる。オーガニックとエレクトロニカを合わせた、独自の“オーガニカ”を標榜する2人組、LiLii Kaona(リリイカオナ)。

LiLii Kaona「雨音」

ニューエイジミュージックの最高峰とも言われるウィンダム・ヒル・レコードを彷彿とさせるピアノ空間に電子音が游ぐ。アイドルらしい少女性よりも感情と欲情を抑えた無表情な無機質さ。しかしながら内に秘めた強さが尋常でないことはすぐにわかるだろう。

リリカルな旋律とコンテンポラリーな動きが絡み合う様は、演舞と呼びたくなる。

【LIVE】LiLii Kaona @2018.06.30 amerikamura FUNJ twice

LiLii Kaona『utanoha - EP』

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