【Dorothy Little Happy卒業インタビュー】髙橋麻里「私はドロシーのことがいつまでも大好きです」

【Dorothy Little Happy卒業インタビュー】髙橋麻里「私はドロシーのことがいつまでも大好きです」 髙橋麻里、Dorothy Little Happy卒業インタビュー

山村 哲也

Pop'n'Roll 統括編集長

2018.12.12
  • ポスト
  • シェア
  • ブックマーク

結成から約8年半。12月16日のライブをもって、髙橋麻里がDorothy Little Happyを卒業する。2010年仙台発のアイドルとして結成され、翌年メジャーデビュー前に東日本大震災で一時活動休止を余儀なくされたドロシーは、ここまで5人から2人、そして2017年7月24日以降は髙橋麻里のソロユニットとして幾度の困難を乗り越えて活動を続けて来た。清楚なたたずまいと綺麗に揃った美しいダンス、代表曲「デモサヨナラ」でのコール&レスポンスなどが2011年の<TIF>で大きな話題となり、アイドルが憧れるアイドルとしてシーンを牽引してきたドロシー。グループの絶対的存在だった歌姫・髙橋麻里が卒業直前の心境や、成長した今だから思う中野サンプラザライブについて語ってくれた。

▶︎【Dorothy Little Happy卒業インタビュー】髙橋麻里「私はドロシーのことがいつまでも大好きです」画像

――麻里さんのDorothy Little Happy卒業ライブまで、あと2週間を切りました(取材時)。

髙橋:
寂しいですねー。

――今の気持ちから聞きましょうか。

髙橋:
なんかまだ実感がないっていうのが正直なところです。ドキドキしているというか……焦っているとは違うし悲しいとも違うし、寂しい気持ちはあるけど、ちょっとドキドキしています。

――7月1日にドロシーからの卒業を発表しましたが、いつぐらいからそういうことを考えていたんですか?

髙橋:
いつぐらいからだったんだろう? 去年1人になったタイミングで“これからどうして行きたいかな?”とか、“どうすればドロシーにとっていいかな?”って考えて、当時の事務所の人とかといっぱい話し合ったりしたんですけど、目指す場所というか方向性がどんどんどんどんズレて行っちゃったというのがあったんです。私的にドロシーで新曲を出したいな、こういうライブに出たいなとか思っていたことが去年ぐらいから段々かなわなくなってきてしまって、ライブをやる機会も減ってしまって……それで決断しました。でも“よしっ!”ってなったのは、今年になってからです。

――徐々に活動が自分の思いとはズレて行く中で、今年に入ってドロシーとしてやりたいことができていないという思いが大きくなった?

髙橋:
2017年7月23日以降、1人になってからそれはすごくありましたね。5人の時、2人の時、って活動してきて1人になってのプレッシャーはもちろんあったけど全力でした。その中で、いい意味で自分のできることを一所懸命やって行きたい!っていう考えから声優の活動も始めさせてもらったので、私はどっちも両立させて頑張って行こうと思っていたんです。でもドロシーとして活動する上でどうしてもかなわないことや、理解し合えなくてウマくいかなくなることが多かったです。

――結果的に卒業という形になりましたが、ここまで1人になってもずっとドロシーを続けてこられた麻里さんの中での原動力みたいなものは何だったのでしょうか?

髙橋:
今もそれは変わらないんですけど、ドロシーが大好きなので、その気持ちだけですかね。自分はドロシーがいて自分がいると思っているから、最後まで自分ができることは頑張ろうと思って、ずっとやってきたんです。

――結論を出すまでに周りの人には相談とかしていたんですか?

髙橋:
あんまりしていなかったかも。あ、でも上野優華ちゃんには相談していたかな。

――そこは仲のいいソロ同士だから相談しやすいみたいな。

髙橋:
そうですね。でも相談できない人もいて。実は(寺嶋)由芙ちゃんにも相談したかったんですけど、本当にドロシーのことが好きな人だから何て言うんだろうとか思っちゃって(笑)。だから由芙ちゃんには最後の最後まで言えませんでした。

髙橋麻里(Dorothy Little Happy)|表参道

次ページ