【Dorothy Little Happy卒業インタビュー】髙橋麻里「私はドロシーのことがいつまでも大好きです」髙橋麻里、Dorothy Little Happy卒業インタビュー

5人の時の歌は5人が作った曲だし

――そういえば、今までの取材で1番好きな曲を聞いたことがなかったですよね。

髙橋：
それ本当に選べないんですよ。いろんな好きがあるから……うーん、「STARTING OVER」かなー。あの時5人でしたけど、昔も今もあんなにウマく歌える5人組はいないだろうって思うんです（笑）。あの歌を表現できる人はこれから先にもいないと思うし、自分たちの引き出しを増やしてくれた楽曲でもあったので、私は「STARTING OVER」を誇りに思っているんですよ。というか『STARTING OVER』というアルバムが好き。あの作品って全曲よくないですか？

――僕も大好きです。

髙橋：
だから『STARTING OVER』はこれからもいろんな人にお勧めしていくと思います。

――1人になってからは、どの曲も自分1人で歌わないといけなくなりましたよね。曲によっては麻里さんがメインボーカルではないものもありますけど、そういう曲はどんな気持ちで歌っていたんですか？

髙橋：
単純に歌うのが大変だなとは思っていたんですけど、1人になってすぐの頃は、ほかの子が歌っていたパートを歌うとその子のことを思い出したりしていましたね。こうやって歌っていたなとか。でも、最初はそういう風に思い出すのをやめようと思っていたんですよ。

――自分なりに歌った方がいいと思った？

髙橋：
はい。でも、最近は（肩に手を置いて）ここにいるぐらいの感覚で歌っていて（笑）。

――イメージとして自分の周りに4人のメンバーがいる感じ？

髙橋：
そうです、そうです。私は5人の時の歌を自分1人の歌にしようとはまったく思っていないんですよ。5人の時の歌は5人が作った曲だし。やめていったメンバーも元メンバーみたいに思ってなくて、自分にとっては今もメンバーだから、曲を独り占めするみたいなことは全然考えたことがないんです。もちろん1人で出した曲は私の曲、2人の曲は2人っていう考えだけど、卒業していったからと言って、みんなの存在を消すみたいなことはしたくなかったので。

――今でもみんなで歌っている感覚なんですね。

髙橋：
そうです。

――来年はドロシーという肩書がない髙橋麻里になるわけですが、これを期に黒髪ロングのイメージチェンジとかは考えていたりしますか？

髙橋：
そうなんですよ。それすごく思っていて、卒業したら髪を切って染めて、ピアスを開けたり、カラコンを入れたりしようとか一瞬思ったりしたんですけど、絶対できないですね（笑）。だから多分このままだと思います。言われてこのスタイルを守っているわけではなくて、自分でこのスタイルがいいと思っているし、これが私の100％だと思っているから変わらないと思います。

――それを聞いて安心しました。そんなイメチェンしない宣言をしてくれた麻里さんのドロシー卒業後の話なのですが、今回はあえて聞きません。それについては卒業公演での感想含めてこのインタビューの続編として取材したいと思っています。

髙橋：
わぁーい！　ありがとうございます。どうします、その時金髪で来たら（爆笑）。

――そうしたら聞きたいことが1つ増えるので、全然OKですよ（笑）。なので、今回は卒業公演に向けてのメッセージを最後にもらってしめたいと思います。

髙橋：
はい、わかりました。今まで8年間応援してくださって本当にありがとうございました。今まで応援してくださったファンの方たちには感謝しかないし、みなさんと出会えたのもDorothy Little Happyの髙橋麻里でいたからだし、Dorothy Little Happyでいられたことが私の中で1番幸せなことだと思っています。これからもみんなの心の中にずっとDorothy Little Happyがあって、その音楽とともにいてくださったら、とても嬉しいなって思います。もうすぐDorothy Little Happyの髙橋麻里ではなくなってしまうんですけど、私はDorothy Little Happyのことがいつまでも大好きです。ありがとうございました。

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ライブ情報

＜Dorothy Little Happy Live 2018～Thank you, our story～＞
日時：2018年12月16日（日）　OPEN 11:30　START 12:30
会場：秋葉原P.A.R.M.S