Buono!が伝説と呼ばれる理由 今さら訊けない“最高で最強のロックアイドル”入門
冬将軍
音楽ものかき
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Buono!が2017年5月22日に横浜アリーナで行なったラストライブ<Buono!ライブ 2017 〜Pienezza!〜>からちょうど3年。同日時である5月22日18時から公式YouTubeチャンネルにて、このライブ映像がブレミア公開されるというではないか。しかも、夏焼雅と鈴木愛理と2人でインスタライブをやるだと!? これは、“なつやき”&“おすず”によるあの伝説のラジオコーナー“なつのすずしいじかん”復活じゃないか!(知ってる人は大体友達)
2ndアルバム『Buono!2』収録、“みやのテーマ”として古くから親しまれ、これまで要所要所で必ず歌われてきた、まさに彼女とともに成長してきた「消失点-Vanishing Point-」
こちらも2ndアルバム『Buono!2』収録、“愛理のテーマ”「OVER THE RAINBOW」。ソロとも°C-ute時代とも違う、あの頃のBuono!スタイルに寄せている歌い方にグッとくる
Buono!をラストライブがきっかけで知った人、ラストライブ以降にその存在を知った人も多いことだろう。“最高 MUSIC! 最強 Buono!”を掲げたBuono!が伝説と呼ばれる理由とは何だったのか? 今改めて振り返ってみたい。書いてる本人が筋金入りの“ボノヲタ(Buono!ファン)”のため、いち個人主観として読んでもらえれば幸いである。
実力派メンバーによる“派生ユニット”
Buono!は、約28,000人の中から選ばれたハロー!プロジェクトキッズの15人、そこから活動していく中でさらに選抜された、Berryz工房の嗣永桃子、夏焼雅、℃-uteの鈴木愛理の3人で、2007年夏に結成されたユニットである。
デビュー曲「ホントのじぶん」(2007年)
精確さの嗣永、あでやかな夏焼、しなやかな鈴木、という超実力派メンバーによるスーパーユニットであることは間違いなく、10年の活動期間に数々の伝説を残していったことは紛れもない事実なれど、“派生ユニット”であったが故に、いつ終わってもおかしくないという波乱の活動でもあった。2011年までは定期的なリリースと年2回のライブツアーという安定して活動を行なっていたのだが、その後はこの“派生ユニット”という微妙な立ち位置による、先の見えない不定期活動に幾度となくヒヤヒヤさせられたものだ。