あゆみ(あゆみくりかまき)[インタビュー]出発点で打ち明けた“歌うたい”の本懐「推しが武道館へ行ってくれたら死ねるって、またぎが思っていてくれたら、私も死ねる」 あゆみくりかまき特集第2回:あゆみフィーチャーインタビュー
鈴木 健也
Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)
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あゆみくりかまきが、3月28日の大阪公演より全国ツアー<ボクらの熊魂2020~うららかな春のHAPPY ROCK TOUR~>をスタート。5月5日には同ツアーのファイナルであり、結成6周年記念ワンマンライブとなるEX THEATER ROPPONGI公演を開催する。Pop’n’Rollでは、今年さらなる飛躍を遂げようとしているあゆみくりかまきの魅力に深く迫るため、全5回にわたるインタビューを敢行。メンバー3人インタビューとなった第1回に続いて、第2〜4回では各メンバーをフィーチャー。それぞれにグループでの想い出の地に訪れてもらい、その場所と今年挑戦したいことについて話しを聞いた。トップバッターは、ステージで常にエモーショナルな歌声を響かせている、あゆみ。彼女が想い出の地、六本木で語ったのは、“歌うたい”としての原点と自身の夢への強い想いであった。
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編集協力:竹内伸一
【あゆみくりかまき特集】
第1回:メンバー全員インタビューvol.1 公開日:2月28日(金)
第2回:あゆみフィーチャーインタビュー 公開日:3月13日(金)
第3回:くりかフィーチャーインタビュー 公開予定日:3月27日(金)
第4回:まきフィーチャーインタビュー 公開予定日:4月10日(金)
第5回:メンバー全員インタビューvol.2 公開予定日:4月24日(金)
【想い出の地、六本木】
六本木のカラオケ館で、社長をはじめ4人くらいの前で歌いました
六本木には、オーディションの時に初めて来ました。事務所が六本木にあったんです。私、実は今でもそうなんですけど、親には反対されているので1人で来たんです。その前に家族でディズニーランドに遊びに来たことはあったんですけど、1人で東京に来るのはそれが初めてでした。
私、勝手に事務所に履歴書を送ったんですよ(笑)。オーディションが開催されているわけではなくて。ファンモン(FUNKY MONKEY BABYS)さんの曲を聴いた時に“今やらな、後悔する!”って思って。それでファンモンさんの事務所を調べて、そこに自分がカラオケで歌った音源を送ったんです。そうしたら電話がかかってきて“(東京に)来てください”って言われて、それで六本木に。六本木のカラオケ館に連れていかれて、社長……その時は社長だって知らなくて“むっちゃデッカイ人来たなあ、威圧感あるなあ”って思ったんですけど(笑)、社長をはじめ4人くらいの前で歌いました、カラオケを(笑)。えっと、「GLAMOROUS SKY」と、ジュディマリ(JUDY AND MARY)さんを歌ったような気がします。それを歌ってくださいって事前に指定されていたので、めっちゃ練習してました(笑)。(あゆくまは)これからロックをやりたいということで、ロックの曲を歌ってほしかったんだと思います。でも、カラオケ館の時は、緊張して声が裏返ってしまいました(笑)。
六本木は私にとってある意味、転機となった場所ではあるんですけど、東京で生活するようになっても六本木で遊ぶことはほとんどないです(笑)。事務所があった場所っていうイメージ。行きつけのお店もないです(笑)。東京で好きな町ですか? 巣鴨や千石ですね。やっぱり上京当時に3人で共同生活をしていた町なので。
【今年挑戦したいこと】
声だけで表現するって、すごく楽しい
ずっと声のお仕事をやりたいと思っていて。2月に朗読劇<TEGAMI~2~>に出演させていただいたんです。声だけで表現するって、すごく楽しいなと思いました。もっともっと声のお仕事をやりたいと思うようになりました。アニメが好きなので、キャラクターに声を当ててみたいですね。
声優さんでは、『名探偵コナン』の、関西の高校生探偵の女の子……(遠山)和葉ちゃんの声をやっている宮村優子さんが好きです。『新世紀エヴァンゲリオン』のアスカ役でも有名ですよね。宮村さん、一時期、病気をされてちょっと呂律が回らなくなってしまったことがあったんです。でも、和葉ちゃんの声は続けていて、私、アニメを観ていて“あれ?”って思ったんですよ。それで調べてみたら、ご病気だったということがわかって、私、病気を抱えていても頑張っているんだと思って感動してしまって。さらにファンになりました。
最近気に入っているアニメは『推しが武道館いってくれたら死ぬ』ですね。アニメに登場するアイドルさんの気持ち、超わかります。“あ、わかる~!”って思いながら観ています(笑)。それと“ファンの人って、こんな風に思ってくれてるんや”って気づかされますね。自分たちのファンの方も、そんな風に思ってくれているのかなと思って、観ていると何だか嬉しくなりますし、泣いちゃったりします(笑)。真理描写が細かいので、すごく伝わってくるんですよ。感動してめっちゃ泣きまくって、3回くらい、SNSで“推し武道”について熱く語ってしまいました(笑)。“推しが武道館へ行ってくれたら死ねるって、またぎ(あゆみくりかまきのファンの総称)が思っていてくれたら、私も死ねる”って書きました。武道館は私たちにとっても思い入れのある場所なので、アニメを観ていると、よけいに気持ちが入ってしまうんですよね。
自分にとってのベストアニメですか? アニメは選べないですけど、マンガだったらあります。『宇宙兄弟』が大好きなんです。むっちゃ感動したシーンがあるんですよ。ロシアで小さい頃からバレエをやっている女の子のエピソードで、その子は小さい時からお母さんにバレエをやらされていて、だんだんつらくなってくるんです。足の爪も紫色になってしまうんですけど、それをお母さんがマニキュアを塗って綺麗にしてくれて。そこで“裏で努力していない人が、表で輝けるはずがない”というようなことを言われるんです。その言葉にすっごく感動しました。
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