26時のマスカレイド[インタビュー]新メンバー加入を前に4人が掲げる未来地図「きっと今年が終わる時も“よかったね”って言えている」

26時のマスカレイド[インタビュー]新メンバー加入を前に4人が掲げる未来地図「きっと今年が終わる時も“よかったね”って言えている」

鶴岡 舞

Pop'n'Roll Editor(編集者)

2020.02.20
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昨年は初のメジャー作『ちゅるサマ!』がオリコンウィークリーチャートで1位を獲得したことに始まり、数多くのフェスやライブへの出演を重ね、その知名度をグッと高めてきた26時のマスカレイド。発表するワンマンライブのチケットはすべてソールドアウト、今年に入ってからもマイナビBLITZ赤坂で開催した<2月6日のマスカレイド ~今宵はバンドで踊りましょ?~ vol.2>が大成功を収め、初の地上波冠番組の放送がスタートなど、現在のアイドルシーンの中で飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍の場を広げている。メンバーの卒業を乗り越え、<新メンバーオーディション>の開催を決めた4人が今、胸に抱く想いとは? 26時のマスカレイドがこの先に見つめるものに迫った。

26時のマスカレイド インタビュー画像

撮影:西槇太一

すべてがゆっくりとプラスに動きつつある(来栖)

――昨年10月に大門果琳さんが卒業して、約4ヵ月が経ちました。3周年記念ツアーを4人で回ったり、生バンドライブがあったりしましたが、この4ヵ月はみなさんにとってどのような時間でしたか?

森:
あっという間でした。

来栖:
気づいたらもう2月……。

江嶋:
オーディションも始まって、生バンドでのライブが終わって……。ホントに“もう2月か!?”って感じです。

――4人での活動が充実していたってことですかね。4人体制になって想像と違ったなという部分はありましたか?

江嶋:
あんまりないよね?

来栖:
あんまり変わらなかった気がする。新しい子が入ってきたわけではないので、雰囲気は変わらないし。先日の生バンドライブ(2月6日にマイナビBLITZ赤坂にて開催した<2月6日のマスカレイド ~今宵はバンドで踊りましょ?~ vol.2>)がきっかけで“新しい一面が見られて楽しい”って思ってくれた方も多かったみたいで、新たにファンになってくれた方もいますし。すべてがゆっくりとプラスに動きつつあるのかなって思っています。

――あっという間に過ぎた4ヵ月だったけど、自分たちで一歩ずつ進んでいる実感があるということですね。

吉井:
そうですね。でも、“1人欠けてパフォーマンス力が落ちたね”とか“物足りないね”って思わせないように“4人でその穴を埋められるようにしたい”、“もっと大きく魅せたい”という意識はみんなでしていました。

――“(大門果琳が卒業しても)寂しさや悲しいという気持ちを引きずらずに、4人でより強く頑張っていきたい”っておっしゃってましたよね。

来栖:
これから新メンバーが入るということもあるので、私たちがしっかりしたものを作って待っていなくちゃいけないなと思いますね。4人になっても応援したいって言ってくださるファンの方がたくさんいる今だからこそ、悲しい想いを引きずっていてはダメだと思ってます。

江嶋:
“1人辞めても頑張ってね”って言ってくださる方がたくさんいて、そこに対して私たちが一生懸命やることで、またファンの方も一生懸命に応えてくれるというか……。特典会とかで“これからも応援するよ”って声をかけてくださって、励ましてもらったことも多かったので、ファンのみなさんと一緒に頑張っている感じはしますね。

――それは特典会で実感することが多い?

江嶋:
1番感じたのはワンマンライブの時ですね。ワンマンって、やっぱり対バンの時とは雰囲気が違うし、いつも気合いは入れているんですけど、さらに気持ちが引き締まるような感じになるんですよ。ホームだからこそ、会場の雰囲気がいいので、ファンの方と一緒に頑張っているんだってことを改めて感じたんだと思います。

森:
大ちゃん(大門果琳)の卒業が決まった時から、もう4人でのレッスンが始まっていたんです。何か違和感があるかなって思ったんですけど、みんなでずっと一緒にいるからなのか、グループ自体の雰囲気ってあまり変わらないんですよね。だから、実はあまり違和感がなかったんです。卒業したメンバーと集まってご飯に行くこともあるんですけど、その時の雰囲気も、今4人でいるのと変わらないですし。

江嶋:
めっちゃ“欠けている”っていうような感じはしないよね?

森:
メンバーが少なくなったのに全然変わりませんっていうと、卒業したメンバーに悪いかもしれませんけど、いつも同じ空気感なんですよ。最初の7人からメンバーが増えたことがないので、メンバーが加わると変わるのかもしれないですね。5人の時でも、“今日は3人でお仕事です”っていうこともありましたし。そういう時でも、ニジマスとして仕事している時の雰囲気は変わらないんです。

――デビューから4年やってきて、対応力が上がったのかもしれませんね。

江嶋:
どうなんだろう。でも、自分たちでも不思議だよね。

――特に考えることもなく、いろいろなことができちゃうんですか?

森:
そう言われると天才みたい(笑)。4人でフォーメーションを覚えている時は、さすがに5人の時とは立ち位置とかが変わるので、毎回レッスンで“もう死ぬ”なんて思いましたけど(笑)、やってみたら意外と……。

江嶋:
できちゃう(笑)。

森:
4人の顔を見ながら歌っていたわけではなくて、お客さんに向かって歌っているので、隣にいるメンバーが5人の時とは違うというだけで、やっていることは一緒。だから……できちゃう(笑)。

江嶋:
それぞれが特に何も言わないですけど、みんな自分の役割を果たしているんだと思います。誰かに何かをやってと言われなくても、それぞれができちゃう(笑)。

来栖:
果たせちゃう(笑)。

江嶋綾恵梨(26時のマスカレイド)

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