【連載】沖口優奈×なんきんペッパー 八木ひなた(後編)「アイドルで社長といえば、なんきんペッパーの八木ひなたと言われるような存在になりたい」 マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第2回:なんきんペッパー 八木ひなた(後編)
沖口 優奈(マジカル・パンチライン)
Pop'n'Roll Chief Discovery Officer
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マジカル・パンチラインのリーダー・沖口優奈となんきんペッパーの取締役社長・八木ひなたの対談後編は、沖口が八木になんきんペッパー各メンバーの推しポイントやストレスの発散方法、グループの目標などを聞いた。今回の対談中、“自分はリーダーには向いていない”ということを何度か口にしていた八木。しかし、そんな自己分析をしている彼女が採る取締役社長としての立ち回り方は、なんきんペッパーのグループとしての結束力を高め、目標に向けて着実に活動を展開する実行力を生み出しているようだ。沖口が引き出していった八木の深い想いがこめられた言葉の数々をお届けしよう。
撮影:曽我美芽
マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第2回:なんきんペッパー 八木ひなた
自分よりメンバーを優先してしまう
沖口:
八木さんは社長だけど、グループのまとめ役にはなっていないということですけど、社長をやるにあたって、参考にされている方はいますか?
八木:
アイドルで社長をやっている人が身近にいないので、誰かを参考にするってことはないですね。ただ、女子高生で社長になった方の本があって、それを読んで“なるほど”と思ったことはありました。
沖口:
本を読んで勉強した上で、今後、どんな社長になりたいですか? 理想の社長像はありますか?
八木:
これから、私たちのように会社を設立するアイドルも出てくると思うんです。そういう時に、“アイドルで社長といえば、なんきんペッパーの八木ひなた”という代表的な存在になりたいです。
沖口:
確かに、これから会社を設立するアイドルも出てきそうですよね。
八木:
同じように、“iTuberといえば、なんきんペッパー”と言われるようになりたいですね。
沖口:
社長になって一番大変だったことは何ですか?
八木:
グループのまとめ役ではないと言いましたけど、メンバーのことをよく見るようにはなりました。メンバーが悩んでいたら助けたいし、みんなの意見が食い違った時は解決したい。そういう心のケアみたいなことが、一番大変だったかな。私、自分よりメンバーを優先してしまう感じなんです。メンバーが笑ってくれればそれでいいみたいな(笑)。
沖口:
めっちゃよい社長じゃないですか(笑)。めちゃめちゃ素敵な社長さんです! メンバーをよく見るようになった社長から見て、3人のよいところ、推しポイントを教えてください。
八木:
羽原由佳、ゆーたんは、私が人生で出会った中で、一番性格がよろしいんです(笑)。こんな天使な子がいるんだって、いつも思っています。怒りを見せることがないですし、本当に心が優しい。もともとアイドルを目指してレッスンしていたわけではないのに、歌もダンスもできるし、笑顔も素敵で、すべてが完璧。それとメンバーを褒めるのも上手。“ここ、よくなったね”なんて言ってくれますね。
沖口:
笑顔が素敵な人って、見ているだけで癒されますよね。
八木:
写真を一緒に撮ったりすると、私、ニヤニヤしちゃいます(笑)。それで、反田葉月、は~ちゃんは広島弁がめちゃめちゃ可愛い。は~ちゃんは、男女を問わず好かれる人で、学校の友だちでも“は~ちゃんが一番好き!”って子が多いんですよ。小さい頃からアクターズスクール広島に通っていたので、アイドルとして完璧です。基本のダンスレッスンなどは、は~ちゃんが引っ張ってくれていますね。そういうところも感謝しています。あ、でも、広島弁だなあ。語尾の“じゃけん”ってすごく可愛い(笑)。沖口さんのご出身は関西ですよね?
沖口:
私は関西弁ですけど、広島弁の方が絶対可愛い(笑)。
八木:
方言って可愛いですよね! あと、は~ちゃんはメンバーの中で一番責任感が強いです。その分、悩みやすいので、守ってあげたいなと思います。
沖口:
愛されキャラなんですね。
八木:
そうですね、癒し系です。最年少の山本優菜は、ぷちぱすぽ☆の頃からなので4年くらい一緒にいるんですけど、最初は静岡から通っていて、ホテルでよく泣いていたんです。その頃を見ているから、すごく成長を感じます。静岡出身だからなのか、すごくマイペースだったんですけど、今は周囲ともちゃんと合わせることができるし、InstagramやTikTok、17 LiveとかSNSをすごい頑張っていて、グループのために何かをしたいという気持ちが伝わってきますね。流行にすごく敏感で、それもすごいなと思います。
沖口:
グループをいろいろな方面から支えてくれているんですね。私、趣味でTikTokを見ているんですけど、ゆなちゃんをよく見かけます。可愛いなあって、いつも思っていますよ。
八木:
彼女は、流行る前からTikTokをやっているんですよ。そうしたらバズって。
沖口:
本当に流行りに敏感ですね。
八木:
自分ではミーハーだって言ってますけど(笑)。
沖口:
でも、それがアイドルとしての強い武器になっているんですよね。SNSって、小まめにやるのは意外と難しいですよね。ちゃんと続けていくのって、なかなかできないと思います。
八木:
私から見てもすごいなって思います。ホント成長したんですよ! 私、それがすごく嬉しくて。最初は“私、何したらいいの?”って言っていたのに、今は自分から新しいことにチャレンジするようになって。それがよい結果になっているので、“それはゆなが頑張っているからだよ”って、いつも言っているんです。私、彼女に毎日電話しているんですよ。
沖口:
毎日!? どんなことを話すんですか?
八木:
今日あった出来事をお互いに話すだけ……カップルか!?って感じですね(笑)。そういえば、彼女、一度も“アイドルを辞めたい”って言ったことがない。そういう愚痴はぜんぜん言わないんです。
沖口:
お話を聞いていると、4人の関係性がすごく素敵だなと思います。言いたいことを言い合うけど、すごく仲がよいという感じで。
八木:
そうですね、仲はよいかもしれないですね。は~ちゃんとはPALETの頃から仲がよかったので、グループを結成した頃に2対2に分かれることはなかったんです。それで、4人が仲よくできているのかなとは思います。
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