槙田紗子 #サコプロオーディション[配信二次審査レポート]レッスン以上の実力を発揮したアイドルの卵たちによるパフォーマンスバトル「全チーム、全員がホントによく頑張ったと思います」 槙田紗子『SACO PROJECT!』オーディションレポート
Pop'n'Roll 編集部
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パフォーマンスにこだわりたい――“アイドル自身がアイドルという職業を肯定できるグループ”というコンセプトや“1番大事なのは努力できること”と槙田紗子自身がインタビューで語っていたように、槙田が手掛ける新アイドルプロジェクト『SACO PROJECT!』には、振付師・元アイドル・アイドルヲタクである彼女の本気が詰まっている。
そんな『SACO PROJECT!』が、4月2日(金)に『ミクチャ』にてオーディション二次審査(実技審査)を開催。この日は書類選考と一次審査(配信審査)を通過した計31名が5つのチームに分かれて、歌とダンスによるユニットパフォーマンスを実施した。本記事では、3月13日(土)よりスタートした二次審査(実技審査)の集大成となり、それぞれの候補者たちがステージで輝きを放った同オーディションの模様をお届けする。
槙田紗子『SACO PROJECT!』配信二次審査より(2021年4月2日)
3月27日〜4月2日の集中レッスンで個人のレベルアップに加え、チームとしての絆を深めてきた候補者たちだが、それぞれが楽曲コンセプトに合わせた衣装を身にまとい、ステージに立つのはこの日が初めて。オーディション二次審査前の会場は、ただならぬ緊張感に満ち溢れていた。
各々候補生が音程チェックや振り付けの確認をしながら集中力を高めている中、Aチームは体幹トレーニングをしてウォーミングアップ。スタッフからのメッセージ付きの差し入れが配られると思わず感極まって涙するメンバーも。二次審査が始まってからこの日まで、決して長くはない期間にも関わらず、涙するまで感情が動くということはそれだけ本気で駆け抜けてきた証拠であろう。
配信開始時刻になると、プロデューサーの槙田紗子による挨拶からスタート。『SACO PROJECT!』(以下、サコプロ)の概要説明に続けて、槙田は“ダンス未経験、歌未経験の子たちがいる中で、夢を追う子たちはこんなにも短期間で成長できるものなのかと、何度も驚かされてきた”と候補生の努力を認め、称えていた。
そして、集中レッスンで歌唱指導を担当し、特別審査員でもあるボイストレーナーの遠藤舞をステージに呼び込む。遠藤は槙田にレッスンの感想を尋ねられると、“今、紗子ちゃんもおっしゃっていたとおり、成長しなかったチームは1つもなかったですよ”とコメント。続けて、“こんなに長く時間をかけて(メンバーを)選出するオーディションも今は珍しいじゃないですか。だから、ここに残っている時点でかなりの上積みというか、いいエッセンスが凝縮されている子たちだと思うので、みんなからエネルギーの高さを感じました”と候補生たちを激励した。
今回、パフォーマンスを披露する順番は、サコプロ公式チャンネルに公開されている企画「本気のジェスチャーゲーム」にて決定。1番手にはDチーム、続いてEチーム、Aチーム、Cチーム、最後はBチームがステージに立つこととなっていた。
▲【サコプロジェクト】4月2日(金)実技審査の出演順決定!!【ジェスチャーゲーム】
歌唱実技の課題曲は、全チーム共通で夢みるアドレセンスの「PLAY POPS」。ダンス曲はチームごとに異なり、Aチーム、Cチームが少女時代の「Animal」。一方、Bチーム、Dチーム、Eチームは少女時代の「Beep Beep」。なお、ダンス審査の2曲は振付師としても活動する槙田が振り付けを手掛けている。
この配信審査の見どころは、チームごとに異なるダンスフォーメーション。この多様なパフォーマンスが見せられるのも槙田がプロデュースするアイドルならでは。また、「PLAY POPS」の間奏とアウトロでは、グループごとに自由にアピールする時間が設けられていた。
審査は歌、ダンスの順で進行。槙田が当初から“パフォーマンスにこだわりたい”と述べていたその期待に応えるかのように、この審査では候補生たちがこれまで積み上げてきたスキルを存分に発揮。レベルの高いステージングを次々と披露していった。
緊張という逆境を力に変えたDチーム
緊張が張り詰めたステージにDチーム(本川みのり、まりた、まなみん、秋元ゆうり、はづき、かん)が登場。“Dチームです! よろしくお願いします! ぱくっ”と元気よく自己紹介をし、まなみんが“それでは聴いてください、「PLAY POPS」”と曲紹介して二次審査の幕を開いた。
トップバッターというかなりのプレッシャーをはねのけ、ステージで満開の笑顔を咲かせていく。間奏では5人のキャッチコピーを考えて、改めて自己紹介。候補生同士のアイコンタクト、はにかみスマイルからは5人がこのステージを心から楽しんでいることが伝わってきた。
「Beep Beep」を踊り終えると、槙田と遠藤の論評タイムへ。
遠藤:
プレッシャーがある中、ホントによく頑張った。みんな楽しそうに歌えていたのがすごいいいなと思いました。あと、“歌詞の意味を考えて来てね”って全員にお願いしたんですけど、個人的には、(本川)みのりちゃんが歌詞の意味に合わせた表情の変化とかを自分で楽しんでやっていて、すごく印象に残りましたね。
槙田:
ホントにトップバッターのプレッシャーがある中で自分が持っているものを、それ以上が出ていたんじゃないかなって思いました。リハーサルからずっと観ていたんですけど、みんなのアイドル性みたいなものがすごく感じられて、アイドルとしての自分を自覚し始めたのかなぁというか。カメラにアピールするような表情がすごくよかったなと。
遠藤:
照明がすごく似合っていた!
槙田:
そうですよね、もう“アイドル”でしたね!(笑) かんちゃんは14歳で北海道から参加していて、途中からレッスンに参加していたんですけど、そうとは思えないくらい堂々としたパフォーマンスをしていたなと思いました。Dチーム、素晴らしかったです。