第4回:アイドルとファンの関係性|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」
第4回:アイドルとファンの関係性|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」アイドルとファンの関係性を考える
2019.06.08
アイドル界のさまざまなトピックを、唯一無二のゲイアイイドルだからこその視点で斬り込む連載コラム(隔週土曜日連載)。第4回目のテーマは“アイドルとファンの関係性”。グループとして活動の規模が大きくなっていっても、ミキティー本物が大切にしていきたいと考えていることとは?
もっと届くようになるよ
私は、昔、サラリーマンをしていたのでわかるんですけど、仕事をしながら何かに没頭するのは、時間も体力もお金も費やすので本当に大変なこと。
限りある時間を費やして、私たちのところに足を運んでくれるということの中には、私たちが想像し切れないような努力や涙、汗など、いろいろなものが詰まっていると思うんですよ。
以前、二丁魁が少しずつ大きくなっていく時に、ファンとの距離がどんどん広がって1人ひとりの感情がわからなくなるんじゃないかって不安になったことがあったんです。その時にBiSHのアイナ(・ジ・エンド)に“グループが大きくなるにつれて、ファンの方のいろんな声って、自分たちに届かなくなるものなの?”って聞いたことがあって。
そうしたら、アイナは“全然届くし、反対にもっと届くようになるよ”って言ってくれたんです。
その言葉はすごく励みになったし、嬉しかったですね。
自分たちの選択を振り返らない
昔は、周囲のいろいろな言葉に惑わされて、ヘコんだり、頭がぐちゃぐちゃになることもたくさんありました。
今は、何か意見などを見つけたりしたら、メンバーみんなで共有して話し合っているので、病んだりしない。悩むけど病まない。
前回のワンマンライブでも言ったんですが、活動する上での選択するのは私たちなので、選択したことに関しては、もう振り返らないって決めています。
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