私立恵比寿中学[YouTube人気曲ランキング]再生回数が1番多い曲は?
笠原 瑛里
Pop'n'Roll Editor(編集者)
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“永遠に中学生”のグループとして2009年8月に結成された私立恵比寿中学。可愛さと大人っぽさを持ち合わせ多くの人を魅了してきた彼女たちですが、楽曲のハイクオリティさ故に、アイドルファン以外からも注目を集めています。最新アルバム『playlist』も、錚々たる音楽家たちが集結し、多彩で奥深い楽曲が収められたアルバムに。そんな私立恵比寿中学の楽曲の中で、最も多く聴かれている曲は何でしょうか?
この記事では、私立恵比寿中学のYouTube再生回数のトップ10を発表していきます!(2020年5月3日現在)
10位「スーパーヒーロー」(2015年10月リリース)
208万回再生
全編にわたりストリングスが敷かれた壮大なミディアムバラード。中盤からは骨太なギターや力強くリズムを刻むドラムが加わり、“誰もがヒーローで、特別な力を持っている”という歌詞のメッセージ性を増幅させています。しかし1番の聴きどころは、なんといってもメンバーたちの芯のある歌声でしょう。堂々たるサウンドに負けないくらいの声量で、聴き手の心を震わすような素晴らしい響きを放っています。“スーパーヒーロー”というタイトルにふさわしい音と歌が揃っている楽曲です。
9位「シンガロン・シンガソン」(2017年11月リリース)
210万回再生
Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が手がけたナンバー。キーボードの電子音が要所要所で飛び出すところや、早口言葉のような符割りが出てくるところ、突き抜けるような高音から温かな低音までを辿るサビの歌メロなど、心を掴まれるフックが多数出てきます。そのため一聴すると楽しさが弾けたポップソングに聴こえる……のですが、実はこの曲、廣田あいかにとってラストシングル曲となった作品。大森は彼女が“転校”することをまったく知らずに作詞作曲をしたそうですが、偶然にも曲の後半には別れについて描かれた部分があり、エビ中ファンからは“泣ける”という感想が相次ぎました。
8位「なないろ」(2017年5月リリース)
216万回再生
一発で気分が明るくなるような、ホーン隊の音色がまぶしい作品。ワクワク感をもたらすサウンドと、くり返される“キラキラ”という言葉、そして爽やかさ溢れる7人の合唱が相まって、春の空気のような朗らかで優しい曲になっています。なお、この曲は松野莉奈の急逝から3ヵ月後に発表されたもので、“青い空”や、“ねぇ今も空を見ていた キミが笑った気がしたから”という歌詞の一文に、どことなく松野との繋がりを感じます(松野のイメージカラーは青)。作詞・作曲・編曲はレキシの池田貴史が担当しました。
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