ももいろクローバーZ[YouTube人気曲ランキング]再生回数が1番多い曲は?
笠原 瑛里
Pop'n'Roll Editor(編集者)
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2010年5月に「行くぜっ!怪盗少女」でメジャーデビューした『ももいろクローバーZ』は、史上最年少での単独西武ドーム公演や、女性グループ初&史上最速結成6年での国立競技場ワンマンライブを行なうなど、輝かしい記録を次々に樹立していきました。メンバーの脱退・卒業という困難も経験し、決して平坦な道を歩んできたわけではない彼女たちですが、4人体制となってもなお、その絶大な人気は衰えることを知りません。そんなももいろクローバーZの楽曲の中で、最も多く聴かれている曲は何でしょうか?
この記事では、ももいろクローバーZのYouTube再生回数のトップ10を発表していきます!(2020年3月8日現在)
10位「PUSH」(2012年6月リリース)
1,033万回再生
8thシングル「Z女戦争」に収録。ロンドンオリンピックをイメージした応援ソングであるというこの曲は、速いBPMと、捲し立てるようにくり出される熱いメッセージが印象的。また5人(当時)の合唱もとてもパワフルで、この曲を聴いているすべてのリスナーの心に響く歌になっています。終盤に出てくる“がんばれみんな”はもちろんですが、“これからも 変わらぬ声援 頼みます”もなんだかファンに向けて言っているようで、こちらも彼女たちを応援したくなるナンバーです。
9位「ピンキージョーンズ」(2010年11月リリース)
1,059万回再生
インド楽器のシタールの音、ゲームミュージックっぽいメロディ、中国語の歌詞……など、開始たった30秒でさまざまなジャンルの音が耳になだれ込んでくる「ピンキージョーンズ」。ヴァース部分はその流れを引き続いてとてもカオスですが、サビは打って変わって超ストレート。メンバー全員のユニゾンから放たれる“逆境 こそが チャンス だぜぃ 雨も嵐も/さあ来ぃ!さあ来ぃ!”というポジティブでたくましい歌詞に、素直に胸が打たれます。“サウンド面ではごちゃごちゃなところもあるけれど、大事なことはきちんと真っ直ぐ伝えてくれる”というももクロの音楽の特色の1つが押し出された楽曲です。
8位「サンタさん」(2011年11月リリース)
1,365万回再生
“さすが前山田健一!”と思わずにはいられないほど、数々のももクロの楽曲を手掛けてきた彼の発想力と手腕が遺憾なく発揮された1曲。“サンタ さん さんさん サンタ! さんさん!”という言葉がひたすらくり返されるサビも印象的ですし、曲中でいきなり“れにちゃんのぉ↑↑ ちょっといいとこ 見てみたい!”というフリが始まり、高城れにが愛らしさあり、笑いありのソロパフォーマンスを披露するところもインパクト大。さらには“オーストラリアじゃ 真夏の クリスマス”というフレーズをきっかけに既発曲「ココ☆ナツ」のサビが飛び出すなど、“どうやったらそんなアイディア思いつくの⁉︎”と聴き手が驚愕してしまうような仕掛けが満載です。クリスマスソングとして取っ付きやすいメロディを持ちながらも、“ももクロの歌は「可愛い」だけでは終わらせない!”という前山田の気概がうかがえる作品です。
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