兒玉遥[インタビュー]2度目の舞台への志、そして見据える先へ「兒玉遥が演じるなら絶対に見るって思ってもらえるのが理想」 兒玉遥<改竄・熱海殺人事件>出演インタビュー
鈴木 健也
Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)
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兒玉遥が、2020年3月から上演される舞台<改竄・熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン>に婦人警官・水野朋子役として出演する。2019年より女優として本格的に活動している兒玉にとって、同年9月に出演した<私に会いに来て>以来、2度目の舞台出演となる本作。役者としての新たなる挑戦となる本舞台に、彼女はどのような想いを持って臨もうとしているのか。前作や最近のプライベートと合わせて、女優・兒玉遥の現在についてじっくり話を訊いた。
一生懸命励めたので、悔いはありません
――いきなりですが、最近も“YouTuberごっこ”をやってますか?
兒玉:
ああ! 前回、そんな話をしましたよね。最近はやってないです。つき合ってくれる友達がいなくて(笑)。“YouTuberごっこ”が楽しいってことに、誰も気づいてくれないんですよ(笑)。あ、でも1人でやってます。“もし、私がYouTubeをやるなら”っていうシミュレーションを。スマートフォンの動画を回して“はい、みなさん、こんにちは! 今日は~”って(笑)。この角度から撮るとよくないなとか、カメラ映りを客観的に見て、勉強していますよ。
――相変わらず、YouTubeはよく観ているんですか?
兒玉:
そうですね。何人か、チャンネル登録している人はいますね。最近は、韓国の美容系のチャンネルをよく観ています。
――メイクの参考にしているんですか?
兒玉:
これは取り入れてみようとか、買ってみようっていうことは多いですよ。めちゃめちゃ影響されやすいです(笑)。
――最近、買ってみてよかったコスメは?
兒玉:
最近よかったというよりも、戻ってきたという感じなんですけど……いろいろ、冒険してみるんですけど、結局、あれがよかったなって再確認したんですよね。CANMAKEのまつ毛のカールキープマスカラなんですけど。すごく持ちがいいんですよ。使いやすいですし。いろいろなブランドのものを試したんですけど、戻ってきました。
――前回は舞台<私に会いに来て>の上演前にお話を伺いました。過去にも舞台の経験はあったと思いますけど、あの作品が女優としての本格的な第一歩でしたよね。気の強い女性記者の役で、自分とは正反対の人物だと言っていましたけど、実際に演じてみていかがでしたか?
兒玉:
楽しかったです。やりがいがありました。自分にはないというか、あまり表に出てこない怒りの感情だとかをしっかり表現できたので。
――役作りで工夫した点は?
兒玉:
工夫するというよりは、稽古場でやれるだけのことをやってみるということが1番大事かなって思いました。
――公演は何日間か続きましたが、その途中で演技を微調整したりすることはありました?
兒玉:
共演者の方のお芝居を受ける場面では、私だけではなくて、周りの人の台詞だったり、それまでの流れだったりが大事なので、それによって私の演技も毎回違うところがあったんじゃないかなと思います。
――では、毎日刺激を受けたのでは?
兒玉:
本番よりも稽古期間の方が大きかったと思います。本番は、稽古期間で積み上げたものを披露するっていうことなので、そこでは楽しもうと思ってやっていました。だから、それほど緊張もしなかったんですよ。むしろ、稽古場の方がドキドキでした。一緒に出演するみなさんや演出さんがイメージする役に、自分がちゃんと持っていけているかなって、プレッシャーを感じていました。自分ではできているのかよくわからないので、演出さんが“今の、いいよ”ってほめてくれたら、正解だったんだなって気づく感じでしたけど(笑)。
――舞台が終わったあとはいかがでしたか?
兒玉:
達成感がありましたね。“できた!”みたいな(笑)。“私、舞台を乗り切れた!”という達成感がありました。
――では、今振り返ってみて、反省点はありますか?
兒玉:
まだまだできることはあったとは思います。でも、あの時の自分では、あれが精一杯だと思うので、自分をほめてあげたいです(笑)。毎日稽古場に通って、一生懸命励めたので、悔いはありません。とっても充実した毎日でした。
――アイドル時代も、ライヴが終わってから後悔することはなかった?
兒玉:
めっちゃありました(笑)。“あそこ、失敗したな”とか“できなかった、どうしよう……”なんてこと、毎回ありましたよ。でも、いつもすぐに次は頑張ろうって(笑)。
――前向きに物事を捉えて、気持ちの切り替えが上手なんですね。
兒玉:
うーん、どうだろう……。前よりは、前向きに考えられるようになったと思います。