【連載】沖口優奈×SmartNewsコミュニケーションディレクター(前編)「僕の個人目標は“みんなで幸せになろうよ”という言葉なんですよ」 マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第11回:SmartNewsコミュニケーションディレクター(前編)
沖口 優奈(マジカル・パンチライン)
Pop'n'Roll Chief Discovery Officer
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マジカル・パンチラインのリーダー沖口優奈が、さまざまなリーダーと対談して理想のリーダー像を見つけていく本企画。第11回目に登場するのは、世の中で“いま”起きていることや、あなたの生活に役立つ、良質で身近な情報を毎日届けているニュースアプリ『SmartNews』でコミュニケーションディレクターを務めている松浦シゲキ氏。ビジネスマンとして、ライブドアやGREEに所属した経歴を待ちながらも、『WIRED』日本版のリスタートやハフポスト日本版の初代編集長を務めるなど、さまざまな形でインターネットメディアを促進させてきた。対談前編となる今回は、松浦氏がインターネットと関わる仕事をするようになったいきさつやSmartNewsで働くことになったきっかけ、さらには“ディレクター”の役割について沖口がじっくり話を聞いた。
マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第11回:SmartNewsコミュニケーションディレクター
インターネット歴でいえば20年を超えているんです(松浦)
沖口:
私は、マジカル・パンチラインというアイドルグループでリーダーをやっていて、この連載では各界のリーダーの方々にお話を伺っているんです……。
松浦:
過去の記事を読みましたよ。ホントにいろいろな方にお話を伺っているんですね。
沖口:
ありがとうございます! 松浦さんの“note”を拝見しました。私は、ちょっと頭がよくないので(苦笑)、難しい言葉がいっぱいあって、さすがは“IT”だと思いました(笑)。そもそも、松浦さんがIT関連の仕事をしようと思ったきっかけは何だったんですか?
松浦:
1995~1996年くらいにインターネットが日本でも普及し始めたんです。その頃、僕は大学生で……。沖口さんは、今何歳ですか?
沖口:
21歳です。
松浦:
ちょうど、今の沖口さんの年齢の時に、僕はインターネットと出会ったんですよ。大学の研究室でインターネットに触れることができて、すごく衝撃的でした。こんな面白いものがあるんだと思って、それからずっとインターネットに接しているんで、インターネット歴でいえば20年を超えているんです。
沖口:
日本で最初にインターネットを触り始めた人の中の1人という感じなんですね。
松浦:
そうだと思います。20代前半にインターネットに触れる体験をしたというのは大きかったですね。ただ、最初に就いた仕事は、インターネットとまったく関係のない業種でしたけどね。インターネットは自分の趣味の範疇でした。ただ、そのうちに“やっぱりこれ、仕事にしたいな”というタイミングが来るんですよ。それで、28~29歳の頃に仕事としてインターネットを扱うようになったんです。
沖口:
インターネットと出会って8年くらいの時ですね。
松浦:
そうなんです。その前に、派遣の営業の仕事を半年くらいしていたんです。その時に、インターネットが楽しいから、やっぱりこれを仕事にしたいと思って転職を決意するんですけど、これが失敗しまして(苦笑)。
沖口:
ええっ⁉︎
松浦:
3ヵ月くらい無職でした。その間に転職活動を続けて、なんとか小さな制作会社に入ることができて、Webのディレクターという職に就いたんです。そこからインターネットの仕事がスタートしました。それが2003年かな。
沖口:
2003年というと、ウチのメンバー(小山リーナ、吉澤悠華)が生まれた年です(笑)。
松浦:
まあ、それほど長くやっているってことですね(笑)。
沖口:
でも、最初は趣味だったんですね。
松浦:
趣味というか興味ですよね。いろいろな国の人たちがあっという間に繋がるってすごいなって興味を持ったんですよ。そこから始まっていますね。
沖口:
今では当たり前になっていますよね。
松浦:
今では当たり前なんだけど、URLを入力するとウェブサイトが出てくるというのはインターネットが普及し出した当時も、今も何ひとつ変わらないんです。その体験をずっとさせてもらっているので、インターネットって偉大だなって思いますよ。ホント、一瞬で人と人とが繋がれるんですから、今でもこんなにいいツールはないと思います。
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