【連載】沖口優奈×SmartNewsコミュニケーションディレクター（前編）「僕の個人目標は“みんなで幸せになろうよ”という言葉なんですよ」マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第11回：SmartNewsコミュニケーションディレクター（前編）

“ディレクターはリーダーなんですか？”ってよく言われるんですよ（松浦）

沖口：
松浦さんは正確には、リーダーではなくて“ディレクター”なんですよね。ディレクターは会社の中ではどういう立ち位置なんですか？　リーダーとは違うんでしょうか？

松浦：
一般的な意味で、“ディレクター”は日本語に訳すと、“監督”ということになるんですけど、その集団に対して責任を持つ、その作品に対して責任を持つ……そんな役割と言えばいいでしょうか。“リーダー”というと、その集団を取り仕切る人という感じかな。その集団に対して何か伝えたいことがある時に、まず誰か1人に伝えることにしたい。そんな時に話を聞く役割をするのがリーダー。そんな違いがあるんじゃないでしょうか。

沖口：
ありがとうございます。なんだか、国語の授業をしていただいたような……（笑）。

松浦：
いやいや（笑）。でも、“ディレクターはリーダーなんですか？”ってよく言われるんですよ。言葉の定義は人それぞれ微妙に違うし、ディレクターといっても、業界ごとに意味が違ったりもします。

沖口：
松浦さんの“ディレクター”は、私がよく耳にする番組を制作している“ディレクター”とはちょっと意味合いが違ってきたりするんですか？

松浦：
そうですね。何をして“ディレクション”しているのかって、業界ごとに違いますね。ただ、大ざっぱに言えば、集団全体を見る人がディレクターで、集団の中にいて、その集団を引っ張っていくのがリーダー。そういう違いはあると思います。

沖口：
なるほど……。では、SmartNewsでディレクターになった経緯を教えていただけますか？

松浦：
そもそも、前職が、インターネットメディアの編集長だったんです。その時に得た知識やノウハウを、“世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける”ために活かしてほしいと言われて。それで、そこの部分の監督になってくださいと言われたので、“ディレクター”ってことになったんです。最初は“コミュニケーションディレクター”という名前でした。なぜ“コミュニケーション”なのかというと、SmartNewsではコンテンツは作っていないんです。記事は何も書いていないし、そもそも社内にライターもいません。Pop'n'Rollさんをはじめ、いろいろなメディアさんの記事をお預かりしてユーザーさんに送り届けるのがSmartNewsの役割なんです。ただ、“届けるもの”がないと、当然届けようがないので、“届けるもの”を提供してくれるメディアさんとは良質なコミュニケーションを取ることが大切になってくる。僕は、その部分の監督をやらせてもらっていたんです。

沖口：
なるほど。最初からディレクターとしてSmartNewsに入ったんですね。一緒にお仕事をされている方は何名くらいですか？

松浦：
200人以上ですね。アメリカにもオフィスがあるんです。

沖口：
そんな中で、日本のディレクターということなんですか？

松浦：
いえ、ディレクターは何名かいるんです。役割ごとにいろいろなチームがあるんですが、そのチームごとにディレクターがいるんですよ。

沖口：
松浦さんも1つのチームのディレクターなんですね。

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