鶯籠[ライブレポート]初のバンドセットツアーで見せた激闘「今日は最高の勝ちの日になれたらいいな」
Pop'n'Roll 編集部
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鶯籠が、11 月17日(日)に東京・渋谷WWWにて<新宿・渋谷バンドセットツアー // 「屋根裏」 in 渋谷WWW>を開催。今回の新宿・渋谷バンドセットツアーでは、11月14日(木)に新宿LOFTにて<始祖>、11月15日(金)に渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて<プロペラ>を行い、本公演が最終公演の<屋根裏>となった。ライブ終盤には、12月13日(金)にTSUTAYA O-WESTにて<梨2019 Vol.2>の開催決定と、そこでメジャーデビューシングルの詳細情報が解禁されることを発表した。
撮影:釘野孝宏
<新宿・渋谷バンドセットツアー // 「屋根裏」 in 渋谷WWW>|渋谷WWW(2019年11月17日)
バンドセットメンバー、鶯籠メンバーがステージに登場し、「流転」からライブはスタート。
シリアスな雰囲気が漂う「赤い春」へと続き、「B突堤」「頻く頻く」「泪」と畳み掛けるように楽曲は続いていく。「JAM」「自分で蒔いたの。種は。」は、メンバーがフロアと掛け合いをしているかのような空間を作り出し、幻想的な空気に包まれる「森」まで8曲連続で駆け抜けた。
曲明けのMCでは、点点が“ツアーファイナル盛り上がってますかー!”とフロアに呼びかけ、次の曲は今回のツアータイトルにもなっている「始祖」「プロペラ」「屋根裏」ということを紹介。
今回初披露となる「屋根裏」の紹介では、メンバーそれぞれから“みんな共感できる曲”“懐かしく感じる”“1人の人生を見ているような曲”“散歩している時に聴きたい”“自分の中の落差がある曲”など、さまざまな感想が語られた。
その後、今回の新宿・渋谷ツアーで初披露をしていった「始祖」「プロペラ」、今回のライブで初披露となった「屋根裏」を3曲連続でアクト。「プロペラ」ではメンバーが円になって回転する振付に合わせ、ファンも同様に回転するなど、ステージとフロアがシンクロするシーンも。
新曲の初披露の後は集まったファンと集合の記念撮影を行い、本編は終了した。
アンコールとなりメンバーがステージに再登場し、“重い楽曲が続きましたが、ここからはアップテンポでポップな曲にいきたいと思います”という駄好乙の言葉から、「遺伝子」「キラキラ光る」「1995 A.D.」の鶯籠のライブ定番曲を3曲連続で投下。ファンも最高潮のレスポンスでメンバーのパフォーマンスに応えた。
ここで終わりかと思いきや、ファンのさらなるアンコールに応え、ダブルアンコールへ。「GOMIBAKO」でフロアが熱狂に包まれ、最高潮の盛り上がりで新宿・渋谷バンドセットツアーを締めくくった。
ラストのMCでは、このツアーの感想をʚ✞ばんぱいあ✞ɞが“ツアー1つひとつがすごく濃密で、1日じゃ足りないくらいの経験をして、たくさんのことを3日間で学んで鶯籠として自分たちの新しい何かが見えたかなと思いました”と話し、からあげは“ツアーは3日間だったんですけど、バンドセットとライブというのはその日しか観られないものがあると思うんです。だからこれからも試行錯誤しながら良いライブを作っていけたらと思います”と話した。
駄好乙は“今まで1年8ヵ月くらい鶯籠としてライブをしてきて、負けのライブがめちゃくちゃあったなと自分の中で思うんです。自分の中で死んだ方が良いかと思うくらい負けた時、くやしい気持ちがあるんですね。この3日間の中でもそういう気持ちがありました。これを糧にして乗り越えなきゃいけないと思います。この賭けごとの勝ち負けを決めるのは僕らでもあり、ここにいる1人ひとりでもあると思います。僕はその勝ち負けをできるだけ勝ちに持っていきたいです。今日は最高の勝ちの日になれたらいいなと思ってました”と、このツアーを総括し、これからの鶯籠への気持ちを語った。
その後、12月13日(金)にTSUTAYA O-WESTにて<梨2019 Vol.2>を開催すること、そこでメジャーデビューシングルの詳細情報を解禁することを発表。これからの活動への期待とともに、新宿・渋谷バンドセットツアーは幕を閉じた。