i-COL、UtaGe!、ドラマチックレコード、Merry BAD TUNE.［TIF2023メインステージ争奪LIVE決勝戦レポート］夢のステージを目指した4組の激闘の結末は？

取材＆文：竹内伸一
撮影：河邉有実莉

i-COL

トップを飾ったのはi-COL。事前のインタビューでは“めちゃめちゃ熱いステージにする”（あいす）と宣言していた彼女たちは、その言葉どおり、ダッシュでステージに登場し、冒頭からヘヴィなEDMナンバーを連発。一方が歌えば、もう1人は激しくも切れ味鋭い見応えのあるダンスで会場の視線を集めていく。かと思えば、ユニゾンで踊るパートでは、しっかりと動きをシンクロ。特にピタリと揃ったステップには目を奪われた。もちろん、クラップを促したり、“踊るよ！”と煽ったりと、“右手！　両手！”とダンスを先導したりと、会場を巻き込むことも忘れず、見事に会場を自分たちの色に染め上げていった。

さらに彼女たちらしさを発揮したのはMC。元気に挨拶したかと思えば、“今日は暑いけど、ここは涼しくて天国だよね”とあいすが話し出し、こるねが“ここ、天国だと思う人？”と会場に問いかける。さらには配信の映像に映るように観客に手を回させたり、緊張をほぐすために、出番前にやっていたという怪獣の真似を披露。会場を笑わせただけでなく、“一緒にやろう”と観客にも強制的に（？）真似をさせて、完全に自分たちのペースを作り上げていた。

楽しく笑わせたあとは、一転、超ハードなダンスナンバー「パラリラダンス」を投下。“踊れ〜！！”などとガンガンと煽りながら、激しさを増したパフォーマンスをくり広げていった。会場も2人の乗せられて大ジャンプをくり返して、彼女たちの熱演に応えていた。