アンジュルム[ライブレポート]スマイレージ時代の曲も含めた今年の集大成ライブ!「先輩方の偉大さを噛みしめるツアーになりました」
Pop'n'Roll 編集部
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アンジュルムによる単独公演<アンジュルム concert 2022 autumn final ANGEL SMILE>が、本日11月30日(水)に日本武道館にて開催された。
本公演は今年9月24日よりスタートしていたツアー<Hello! Project 2022 Autumn CITY CIRCUIT アンジュルム concert tour angel and smile>の千秋楽公演。会場には新型コロナウイルス感染予防対策がとられ、当日は約8500人を動員した。またライブの模様はCSテレ朝チャンネル1にて生中継されたほか全国47都道府県の映画館でライブビューイングも実施された。
前回の<-The ANGERME->ツアーではグループがアンジュルムに改名して以降の楽曲にスポットライトを当てた内容だったが、今回のツアーはタイトルに<ANGEL SMILE>と冠しているとおり、アンジュルムだけでなく改名前のスマイレージ時代の楽曲も多数セットリストに盛り込んで両時期の魅力を楽しめるものに。
ライブではメドレー含む全22曲を披露。1曲目の「ハデにやっちゃいな!」から強気でエネルギッシュな姿を見せた後には、「愛されルート A or B?」で大人っぽい表情も見せる。久しぶりにメインステージとサブステージの2ステージ仕様となり、メインステージバックの大ビジョンを活かした演出が多かったのも本ライブの見どころだ。序盤では最新シングルから「悔しいわ」も披露され、勝ち気で負けず嫌いな姿が似合うアンジュルムらしい熱いパフォーマンスが炸裂。会場からの大きな拍手を浴びた。
また、武道館でのファイナル公演限定で「私、ちょいとカワイイ裏番長」「◯◯がんばらなくてもええねんで!!」「有頂天 LOVE」もパフォーマンス。VTRパートで2014年から現在までのライブ映像がダイジェストで流れたかと思うと、ブロック中盤ではスマイレージ時代の楽曲「スキちゃん」を現メンバー紹介バージョンで披露したあと、後半に向けた拍手アオリで上國料萌衣が「今日は三三七拍子で。ペンライトをお持ちの方は“ハート、ハート、アンジュがスキちゃん!”のリズムで振っていきましょう!」と全体へ呼びかけ、ファンとともに三三七拍子を完成させる一幕もあった。
後半戦では「赤いイヤホン」を皮切りに、アンジュルム時代のアグレッシブな楽曲をノンストップで連発。最後に人気曲「46億年LOVE」で本編を締めくくり、アンコールではツアー内初パフォーマンスの「I 無双 Strong!」「Uraha=Lover」を披露したのち、メンバーそれぞれがツアー感想を語った。
今回が2回目の武道館となる平山遊季は、「前にこれまでの先輩方の音源やライブ映像をたくさん見て聴いて、偉大さをいつも以上に噛みしめるツアーになりました。先輩方の偉大さをちゃんと学んで引き継ぎつつ、私らしさを出していけるように頑張りたいと思います」とコメント。若手メンバーの多くにとってはグループの歴史を体感するツアーにもなったようだ。近年になって入場数の制限が緩和され、いっぱいになった観客席に感動するメンバーもいた。
橋迫鈴は「先輩方のおかげで武道館に立たせてもらっているという気持ちが…」と感極まって泣きそうになりつつ「もっと、私の力で武道館に立ちたいなって、アンジュルムを支えられるように頑張りたいなって思ったツアーでした」と続け、そのあと佐々木莉佳子がもらい泣きしながら「久しぶりに披露した曲で初心に立ちかえりつつ、同時に後輩のみんながいるからこそアンジュルムは進み続けているなと感じました」とフォローをいれる。
またリーダーの竹内朱莉は、アンコール時にツアーを振り返って「久しぶりにメンバー卒業・加入イベントがなく、この10人で心の底から楽しんでやってこれた一年でした。ツアーを通して全国いろいろなところに行ったり、たくさんの方とコミュニケーションもとれてアンジュルムの輪が広がってるなって実感できました。今日は今年一年の集大成をお見せできたんじゃないかなと思います」と語り、今後へと繋ぐ形に。アンコールラストでは最新シングルから「Piece of Peace〜しあわせのパズル〜」が披露される形でツアーが締めくくられた。
アンジュルムは今後、年末12月29日に<rockin'on presents COUNTDOWN JAPAN 22/23>への出演が予定されているほか、12月30日・31日にはハロー!プロジェクトの年末コンサートに出演。2023年1月2日からはハロー!プロジェクト新春コンサートへの出演で新春を盛り上げていく。
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